どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

2010 FIFA World Cup / 日本0-0(PK3-5)パラグアイ

2010-07-01 | 食う軍
パラグアイ5人目キッカーのボールがゴールに吸い込まれると、日本代表のワールドカップ2010は終了した。

無念。

ベスト16と言う結果をみると喜んでもいいのだが、手の平から大事なものがポロッと落ちてしまったかのような、とくかく残念な気持ちしか残らないのだ。
いけたねベスト8
スペインとやってみたかった。
ただ、それはサポーター以上に監督や選手が感じていることでしょう。
試合後、画面に映る選手の大粒の涙はそれを物語っていました。

久しぶりに気持ちがこもった試合を見せてもらいました。
日本の片隅で、日常の数時間を割いている、ほんのちょっとだけ日本サッカー関係者の身としては、この日本を誇りたい気分なのです。
ナイスファイト、ニッポン。





<パラグアイ戦/良かった点>

1)
最後まで途切れない守備意識。
危険なシーンは数プレーのみ。
圧倒的な守備の安定感は、出場各国中でもかなり上位。
予選から4試合で失点が2(うち1点は微妙なPK)は本当に凄い。





<パラグアイ戦/悪かった点>

1)
攻撃に厚みが出なかった。
また、カウンター時に選択するプレーに判断ミスを感じた。
フリーな選手を使わずにより難しいプレーを選択、結果安易にボールを失った。

2)
ペナルティーエリア付近での粘りがなかった。
結果的にはシュートレンジでのFKは取れなかった。



<総括>
選手は頑張った、協会と監督は迷走した。
それがこの4年間のゴール地点である本大会だったと思う。
戦前期待感が薄かったのは事実だし、結果だけを見てそれを間違った見方だったと謝る気持ちにもなれない。
結果だけを見て満足していたら、日本サッカーは間違いなく後退するのだ。
出場各国は国により特徴であるチームカラーを持っている。
日本が本大会で見せたチームカラー(組織的な守備)は、この4年間で発揮してきたチームカラーではない。
中盤を圧倒するポゼッションサッカー・・・それが岡田監督が掲げたサッカーだったのだ。
しっかりとしたビジョンを持ち、監督を選び選手を選び強豪国との親善マッチで強化を図る。
特に最後の「強豪国との親善マッチ」は、今大会の結果から欧州でも受け入れられる公算が高い。
選手も頑張るから、協会も頑張れ。
迷走したつけを結果で精算させていはいけない。
今回はたまたま。
海外からの評価が高まったと喜んでいるようでは、4年後に暗黒が待っているのだ。
頑張れ、ニッポンサッカー界!



さて、食う軍的パラグアイ戦を。
マテ茶を探すもののみつからず、結局ゴマ焼酎を確保!



ゴマの風味が強い焼酎で、芋に慣れた自分には何とも言えない味でした。
勝って飲むともっと美味しかったんだよね。
それと・・・これ言っちゃ問題かもしれないけど・・・パラグアイ戦、凡戦だったね。
 試合自体は両チームガチガチ守って、華やかさは欠片もないゲーム。
つまんねー(笑)



 (↑代表応援Tシャツと言えば、いまだにヤナギな男)