どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

2004年間もなく終了/自分の一年を感じ一文字で例えると

2004-12-31 | etc
毎年暮れに日本漢字能力検定協会から発表される「今年の漢字」、全国からの応募で選ばれた漢字は“災”と決定いたしました。
台風・地震、そして先日の津波。
まさに“災”の年だったなと納得です。
「災い転じて福となす」の諺のように、来年は福の多い年になって欲しいと祈るばかり・・・との気持も込めて選ばれたと思いたいですね。

そこで2004年の1年を振り返り、自分的にも漢字一文字を選んでみました。
その漢字は・・・

 “忙”




ひねりがなくてすみません。
とにかく仕事が忙しい一年でした。
ここまで徹夜に何度も追い込まれた年って、記憶に無いんですよね。

blogを始めた事も大きかった。
新しい人達との出会い。
食う軍の設立。
記事をエントリーする事でのやりとり。
自分の意見を発表する場と、読んでいただけるという環境。
偶然がもたらした、素晴らしい関係に感謝するのだ。

さて今年も間もなく終わりです。
素晴らしい2005年が待っている事に、大きな期待を込めて・・・。

皆さん、来年もよろしくお願いいたします。

年末年始、テレビ番組が落ち着かないのだ。

2004-12-29 | etc
職場に流れるFM放送。
年末の雰囲気が丁度いい程度に広がっている。
外は初雪。
ラジオから流れるユニコーンの“雪が降る町”は、今日2度目のオンエアだ。
静かな年末・・・染み入りますねぇ。

と、のんびりしていないのがテレビ番組。
連日のスペシャル番組には少々辟易してしまうのだ。
時間ばかり長くて、内容は空洞。
俺は見る気がしないのだよね。

と文句ばかり言っていてもしょうがない。
この正月に楽しみにしている番組でも書いてみよう。

地球ドラマチックスペシャル タイムスリップ!恐竜時代
・NHK教育/1日(土)・2日(日) 昼10:30~

シャクルトン ~南極海漂流からの生還~
・NHK教育/1日(土)・2日(日) 夜10:00~

古代都市の七不思議(ローマ編・ギリシャ編・エジプト編)
・NHK教育/3日(月) 夜11:30~

時空警察 Part5
・日本テレビ系/5日(水) 夜9:00~


絶句・・・。
似た雰囲気を持つ番組ばかり。
正月早々教育テレビ見まくる事になるとは(笑)
過去の謎を解き明かす…って感じの大好きなんだよね。

“タイムスリップ!恐竜時代”
これ、既に放送されているんだけど、それを再編集して特別映像が足されたものなのだ。
現代の動物学者が、古代生物がいる時代にタイムスリップして、そこに住む動物達と遭遇。
まるで野生の王国でライオンを解説するかのように、恐竜達を紹介したりするのだ。
CGが凄いので、まるで本物の動物番組みたいに感じられますぞ。
恐竜好き大人は必見なのだ!

“シャクルトン”
英探検家シャクルトンが1914年に27人の隊員とともに出発した南極横断に失敗し、極寒地での生活をしながら、2年後、全員無事に生還させた姿を描いたもの。
shu関東甲信越方面隊局長がお薦めの本で、私も本を買ったところなのだ。
ドラマ見る前に本を読まないとな♪

“古代都市の七不思議”
こちらも再放送らしいです。
と言うのも、本放送があった時見てないんだよねぇ。
番組名で惹かれてしまいました。
この“七不思議”が終わるのが深夜2時、その後に始まる番組が“古代遺跡ロマン”
朝まで起きているしかないのか(笑)

“時空警察 Part5”
ご存知歴史の番人時空警察が再び出動です!
今回の目標人物は、豊臣秀吉とアドルフ・ヒトラー。
豊臣秀吉は天草四郎になったと言うのか?
そして、画家を目指していたヒトラーが、入院直後から恐ろしい存在となった理由とは?
ここのところギュっと4編程度を押し込んで、時間が足りない印象がありましたが、今回は2本と絞ってきましたねぇ。
楽しみだぞぉ!

そうだなぁ。
後はお決まりの天皇杯決勝、それに箱根駅伝かな。
高校サッカーの一回戦で、強豪国見と当たってしまった地元鹿島学園の戦いも気になる。
ん~、テレビ楽しみだな!
ハッ・・・!?

from Spain/バレンシアvsエスパニョール

2004-12-25 | Football
リーガ・エスパニョーラ/バレンシアvsエスパニョールをテレビ観戦した。
毎年2部落ちの危機を味わい続けてきたエスパニョールだが、今期はこれまで絶好調。
首位を快走するバルセロナを追い、現在なんと2位を確保中。
同じカタルーニャを本拠とする両チームだが、1位2位で続くのは、何と史上初の快挙。
果たして、我がバレンシアはエスパニョールを退け、順位を上げることが出来るのか!?

前半開始。
この試合バレンシアは、ディバイオを怪我で欠き、4-2-3-1のワントップの布陣を布く。
トップにはポストプレーに期待のミスタが先発。
アイマールも先発したが、期待だった左サイドの復帰直後ビセンテは、チャンピオンズリーグで再び治ったばかりの箇所を再び負傷したとの情報。暗雲は再び垂れ込める。
その懸念の左サイドにはシスコが入った。
右にはアングロが先発。

怪我人の影響で幸か不幸か昨年のシステムに近いポジションを取る事が出来た各選手。
好調エスパニョールが相手だったが、この試合でのディフェンスは再び美しさを輝かせはじめた。
前線からボールを激しく追いサイドへ押しやる。
そこで人数をかけてボールを奪取。アイマールを軸にスピードが乗ったカウンターを繰り出す。
開始直後にはアイマールからボールを受けたシスコが左サイドを破り、絶妙のニアへのセンタリングが。
タイミングもぴったりのミスタのヘッドが入ったが、GKカメニのナイスキープで得点ならず。
主に左のシスコを使った攻撃にさえを魅せるバレンシア、この日ピボーテに入ったバラハは守備でも攻撃でも迫力満点だ。
直後の11分。
ゴール左のミドルレンジでのFK。蹴るのはバラハ。
回転がかかったボールは、ゴールファーサイドのネットを揺らす美しいゴール!
先制したバレンシアは、その後も鋭いカウンターを繰り出し続ける。
前半終了間際、中央に切り込んだアイマールがファールを貰い、絶好の位置でFK。
壁の位置で再三注意を受けたエスパニョール。この時から主審がヒートアップしたのではないか。
アイマールのFKはゴール左に惜しくも外れていったが、この後エスパニョールの選手が主審に詰め寄る。
すると、抗議をとられたFWタムードにイエロー。
前半既に1枚貰っていたタムードはイエロー2枚で退場。
エスパニョールの抗議は更にヒートアップ。
激しすぎる言葉を浴びせたらしいMFセラーノが一発レッド。
試合開始直後にホイッスルとなり、荒れた前半が終了。

後半開始。
エスパニョールは9人で闘うしかないが、堅守で守ってきたチーム、守備のメンバーは健在なので油断は禁物だ。
しかし後半のバレンシアは一気にトーンダウン。
2人の退場者を出したエスパニョールには負ける事はない・・・。
そんな雰囲気が滲み始めたのは間違いないだろう。
プレスにも走らない、ボールを奪っても選手が走らない。
前半の必死さは跡形もなく消えた。
GKとの1対1のシーンが数度あるが、GKカメニがスーパーセーブを連発。
バレンシアの追加点は途方もなく遠くに感じ始めた。
ボールの蹴りあいになった後半。
終了間際にミスタが2点目、3点目と加点して3-0でバレンシアが勝利。
しかし、後味の悪さが残る結果となってしまった。

前半の内容を見る限り、バレンシアの調子は復調の傾向と言っていいだろう。
アイマールが入る中央の突破、サイドへのボール裁きはやはり素晴らしい。
左右の攻撃のキーマン、シスコとアングロも及第点を上げることが出来る。
DF陣は安定してきた。
特にクーロ・トーレスの冷静な守備は安定感抜群だ。
この試合控えに入っていたアジャラも、年明けには復帰。
DFは更に安定傾向にあるといっていいだろう。
問題はフィニッシュのところだ。
2得点のミスタは、この試合決定的なシーンがもう2回はあった。
厳しい相手の場合は問題になりそうな場面だ。
それと、カウンターに入った時のスピードが上がりきらない印象がある。
アイマールからの素晴らしいサイドへのスルーが決まるが、ビセンテであれば追いついたであろうボールに、シスコでは追いつけないのだ。
このあたりの修正が上手く行くと、決定機を外すシーンは減っていくのではないのだろうか。

クリスマス休暇を前に、バレンシアは2位に浮上。
首位を快走するバルセロナとの勝ち点差は10もある。
しかし長い戦いのリーガエスパニョーラは、まだ折り返したわけではないのだ。
チャンスはある。
食らい付いていけバレンシア!
チャンスは必ずやって来るのだ・・・。

火球(隕石)が落ちてきた。

2004-12-23 | etc
昨日の夕方、忘年会会場に向かうべく車を走らせていた。
フロントガラス越しに見る木立の上空に、突然それは現れたのだ。

流れ星は一瞬にして夜空を流れてしまう。
しかし火球は違う。
炎を撒き散らしながら、流れ星に比べて長い時間落ちていくのだ。

場所はすっかり闇に包まれた筑波山の麓近く。
火球は、北西の上空から現れると、西の方角に向かって落ちていった。
見えていた時間は1.0~1.5秒間程度だろうか。
全体がぼわっと燃えると言うより、片面から炎を吐き、それがゆっくり回転している様に見えた。
そう、それが判るほど近くに見えたのだ。
残念ながら木立に阻まれ、地上まで到達して隕石となったのか、燃え尽きてしまったかの判断が出来ない。
落ちたのなら今日のニュースに出るはずだと紙面を探してみたが、隕石のニュースは見つける事が出来なかった。

中学時代にバイトで天体望遠鏡を買い。それ以来持ち続ける夜空への憧れ。
現在でも、アマチュア天文学者の端っこの端っこいると自分で思ってる俺(笑)
その感が言った。(期待も込めて)
“あの火球は地面まで落ちた”
そう、おそらく茨城県西部から栃木県東部のエリアがあやしい。
誰か見つけてくれないかなぁ。

※火球と流れ星の違いは厳密にはないそうです。
 まあ、ボワッと燃えたら火球って事でいいのかなぁ?


あっ、ついでにもう一つ書いちゃおうっと。
今年の春に、茨城でやはり隕石騒動がありました。
俺、偶然にもそれも味わう事が出来たんです。

昨年2003年の6月16日。
遅めの残業が10時頃終了、家に向かって車を走らせていました。
自分の前を走る車は一台。
車間距離を比較的空けて、のんびりと走らせていました。

フロントガラス越しに見える前方が、突然明け方程度の明るさになりました。
白っぽい感じで、パーッと見える全てが。
“何かが起きた!”
と思いフロント越しに上空を覗いてみると、そこには白く浮かび上がる空を埋め尽くす雲が・・・。
一体どこからこの光が来ているんだ?
思っていると、どこからともなく今度は、
ズゥーーーーーン・・・
と言う爆発音のような響き。

4~5秒程度で何事もなく廻りは暗闇に戻りました。
ドキドキする心を落ち着かせながら、聞いていたFMには雑音が入らなかった事。
時間などをチェック。
雑音が入らない・・・雷ではないぞ。
“隕石?”
“UFO?”
“近くの自衛隊基地に攻撃があったのか?”
全てがハテナのまま帰宅。

次の日の新聞には記事が出ていました。
謎の光と爆発音・・・隕石の可能性が大きい。
目撃者や、爆音を聞く人が多数。
茨城・千葉を抜けて太平洋に向けて落ちた隕石だったようです。
凄い経験しちゃったなと、ネットで情報散策。
日本流星研究会さんや防災科研さん等のサイトで詳しい報告もありました。
この不思議体験を味あわせてくれた残業に感謝!(笑)

サッカーあれこれ話/不完全燃焼・鹿島 復調バレンシア

2004-12-22 | Football
保有する選手への心配りでは、鹿島が一番優しいであろう。
そうなのだ、鹿島は簡単には選手を解雇しない事で知られる。
解雇・・・ではなく、移籍先を球団が探すわけですね。
その提携の雰囲気があるのが、来期J1に上がってくるF川崎、それに現J2仙台、札幌だ。
どちらのチームにも、鹿島から流れた選手が多いのだ。

移籍情報がまったく無かったので、誰が解雇されるのかと気を揉んでいたのだが、今日になって一斉に情報を鹿島が出し始めた。
・DF池内/J2札幌へ完全移籍
・FWバロン/J2仙台へ完全移籍
・FWファビオ/退団(本日22日帰国)

池内は以前札幌にレンタル移籍していた期間があるので、今回の移籍はすんなり行くだろう。
彼にとってもこの移籍は実りがあるかともう。
バロン、ファビオに関しては、正直解雇と同じだろう。
今シーズンの不調にあえいだ鹿島の、要因を作ってしまった二人だった。
もっとも・・彼らを獲得したフロントの責任もあると思うけどね。
今日現在の情報はこれだけだが、3人で終わりって事はない感じがする。
他に誰か大物が移籍・・・ありえるなぁ。

来期のか今カードが発表になりました。
我が鹿島の相手は、なんと浦和。
アウェイの戦いとなりますが、浦和の出鼻をくじくには、最高のカードを組んでもらえました。
リアルレッド・・・本物の赤はどちらなのか?
そんなサポーター同士の意地もぶつかるこのカード。
みなさん注目してくださいね~。


リーガエスパニョーラはシーズン折り返し寸前。
注目のカード、バルセロナvsバレンシアは、1-1のドローとなった。
開幕から故障者が相次ぎ、調子を崩していたバレンシアだが、ここ数戦で形が出てきたように感じる。
ただその形というのが・・・バレンシアの名刺代わりだった数タッチでのカウンター攻撃ではなく、ロングボール主体のカウンターに形を変えたことだろうか。
バレンシアの守備と、カウンターの美しさに惚れていた俺としては、寂しい事この上なし。
テレビ中継を見ていても、昨年までのようなワクワク感が少なくなっている。
この戦法は・・・イタリア式に近いかな。

本来の形には程遠いものの、現在4位につけるバレンシア。
優勝を口にするのはまだ時期尚早だが、勝利は何よりの薬。
ボールが走り始めたので、後は選手が走り、ボールが繋がりはじめれば可能性はある。
守備ラインと前線との間が間延びしてる感があるのが気になる。
失点を恐れるあまり、DFが引きすぎちゃってるのかなぁ。
調子が上向きのアイマールに大注目だ。
このままでは終わらないぞ!

今ごろ、2位のエスパニョールと戦っている頃だな。
気になる結果は・・・明後日24日の早朝に放送だ。
なんだそりゃあWOWOWさん!!!???

左利きからの考察

2004-12-21 | etc
gooのテーマサロン眺めてたらネタが転がってました。

◆左利き同盟◆

ハイ。
私kawakeroは左利きなので、同盟に加盟を申請いたします。
この左利きによって、随分苦労はさせられましたね~。
得は・・・今まで感じた事ないぞ。
得ってあるのかぁ?
洋食のマナーで、左でフォークを使うのが上手い程度?

デメリットは数多くあると思う。
大体、道具類を始め、世の中の諸々の事は右利き用に作られているのだ。
ではその例をあげてみよう。

◇習字◇
もっとも左利きの不利が発揮される場面。
文字への入り方、はね方等、日本語の文字は右利きを基準に作られているのだ。
はね方向は向かって右側にスーッ・・・って行くでしょう?
あれね、右利きだから上手く行くんですよ。
左に筆を持って同じようにはねると・・・
半紙に筆を突き刺すような動作となって、大きな黒丸が出来て終了です。
と言う事で、習字は右手でやってました。
利き腕でもない手で字を書く苦痛と屈辱を考えよ!
今でも筆ペンでさえ嫌いです。
見たくもありません。

それが何か問題でも?


◇ハサミ◇
右利きの方は気づかないかもしれませんが、ハサミも右利き用に作られています。
まず、左でハサミを持とうとすると、指が上手く入りません。
右手での使用を前提に作っているので、左で使おうとすると、裏から指を入れている状況になるんですね。
いいですか・・・左利きがハサミを使う時、指とハサミはまったく密着いたしません!
歯の部分もそうなのだ。
左で切ると、切る面が歯に隠れて見えないんだよね。
右利きの方。
やってみっ!


◇包丁◇
包丁になんて右利き用なんてあるかよ、一緒だろヘッヘヘヘ。
そんな薄笑いを浮かべる右利きのやからに告ぐ。
包丁にも右利きがアルンデス(←意味もなくカタカナにしてみた)
右で包丁を使うと、切ったものが綺麗に右側に倒れていくよね。
そう、歯は片方に向かって傾斜が付いているのだ。
これを左で使うと・・・切ったものが右の、つまり切ってる物の方に向かって押し込まれてくるのです。
トントントントン♪
そんなリズミカルに切る音を響かせるのは、右利きのやからが考えた妄想なのだよ!
そんな音なんて、音なんてぇ・・・

ハフーッ。
熱くなってきてしまった。


とりあえず思い出す3点をあげてみた。
この世が右利きに制圧されている事がお分かりであろう。
おのれぇ~。
ん?
左利きは器用だからいいじゃん?
いいじゃん?左利きなら器用なんて事あるわけないだろ、このたわけがぁ!
コンニャロコンニャロ!


今後左利きの事でカチンと来たら、随時追加していこうと思う。
はぁ?
止めとけって?
いいや、止めませんぞ。
これは左利きのクーデターなのだ!
右利き用に作られたこの世界への挑戦なのだ!
左利きよ、永遠なれ!

※運動は右利きなのだ。
 野球・テニス。
 左利きの利点があるスポーツでは、なぜ俺は右利きなのだ!?
 俺めぇ・・・コンニャロコンニャロ!

※左利き用のハサミとか包丁もあるじゃん!
 なんて言う突っ込みも不要です(笑)

旅。瀬戸内放浪~倉敷へ/4月12日

2004-12-21 | TROUBLE TRAVEL
生口島、瀬戸田ユースの朝はあっけなくやってきた。
しかし昨夜も飲み過ぎてしまった。
寝る時に天井が回っていた事を思い出す。
あれ程飲んだのは初めてか。
岩カキの味は、まだ舌に残っていた。
ハッと思い自分が寝ていた布団を確認したが、頭を過ぎった最悪の事態は避ける事が出来たようだ。
鈍る頭で、今日の予定はどうしようかと考え始めた。

朝食を食べに行く。
地質調査の学生さんは、既に出掛けてしまっていた。
一人寂しく食事を押し込む。
胃がむかついていたが、食べないとこれは復調していかないのだ。

とりあえず生口島を出る為、フェリー乗り場に向かう。
瀬戸内は小さなフェリー網が発達している。
バスに乗るような感覚で、フェリーが来たらそのまま乗る。
そして、海の上で車掌さんが切符を切りに来てくれるのだ。
波は静かで視界の中にはいくつもの緑溢れる島。
海上から見る景色はまた別格に美しい光景だった。

対岸の三原へ向かうフェリーに乗る。
少し大型のフェリーであったが、価格は思いのほか安かった。
これも普段の足に使われる船の所以たる所であろうか。
三原に到着すると、早速今夜の宿を決めてしまう。
今日も尾道散策をするつもりなので、再度尾道ユースを使う事を考えたが、少しでも東へ移動するべく倉敷ユースを選んだ。
公衆電話から予約を入れる。
美観地区で有名な倉敷。
楽しみである。

三原から尾道へ向かう。
一昨日通過した道を再び尾道へ向けてバイクを走らせる。
なぜかもったいない気がした。
バイク乗りは不思議な生き物だ。
道なんてどこを通っても大して変わらないだろう。
しかし、同じ道を通る事を嫌うのだ。
それが旅ライダーに備わった本能なのかもしれない。
違う道へ。
そして、違う世界へ。

尾道に到着すると、ロケ地めぐりで見つかっていなかった場所探し、再び坂道を駆け上り始めた。
ロケ地マップに出ている箇所は残り一箇所。
とある学校を探す。
“さびしんぼう”でヒロインのゆり子が通っていた学校。
小高い丘の上からの撮影は、尾道の街が一望できて印象的だったシーン。
見当をつけてバイクを走らせると、その学校らしき場所がみつかった。
撮影場所を探して学校横の道を走っていると、授業中の生徒が窓から俺を見ているのが判る。
静かな山間、授業中の校舎に響き渡るバイクの排気音。
スマンと思ったが、だからと言って排気音が静かになるわけでもなかった。
校舎を半周ほど走ると、それらしき坂道を発見。
キツイ上り坂だったが、バイクで上がっていく。
排気音はひときわ大きく響いてしまった。

坂道の頂上には、道の両脇に石碑が立つ場所。
その奥には神社があるらしかった。
石碑を見て思い出した。
この場所・・・転校生で登校する生徒達が歩いて降りてくるシーンが撮られた場所だ。
本当にロケは色々な場所で撮られたようだ。


学校を見下ろす。
この場所から、校舎の中にいるゆり子をズームしていったシーンが思い出される。
“さびしんぼう”のエンディングで、ゆり子の子供らしき娘がピアノを弾くシーンがある。
この校舎で撮られたのかな?
そう想像すると、映画のシーンを思い出してキュンとなった。
校舎の右手奥には、きのう見に行った“さびしんぼう”の家が見える。
こんなに近かったんだなぁ。


昼前だったが、昨日ワッフルを食べた喫茶こもんを再び訪れる。
昨日は二人でも恥ずかしかったが、それ以上にこもんのワッフルに魅せられてしまったようだ。
一人カウンターに座っていると、異次元に紛れ込んだ気分だ。
廻りは女性客ばかり。
しかし、ワッフルを乗せた皿が運ばれてくると、恥ずかしさはあっと言う間に消えた。
甘く美味しいワッフル。
再びこの店でこれを食べる日は来るのだろうか。
味を覚えようと噛み締めてみた。

尾道を後に東へ、倉敷・岡山を目指してバイクを走らせる。
このところ天気がよかったが、今日は雲が低く垂れ込め、体を突き抜ける風は簡単にジャケットを通過してくる。
寒い。
かじかむ指でのブレーキ、クラッチ操作は思うように行かない。
心持ち安全運転を心掛けた。

倉敷に到着したが、時間が時間が早く、せっかくだから足を伸ばして岡山市の観光に向かう。
雨がパラついてきた。
雨具を着るような事にならなければいいが・・・。

日本に残る城の中でも美しい事で知られる岡山城が見たかった。
市内に近づくと、車の多さに目を白黒させられた。
城の方面に向かうも、混み具合は増すばかり。
中心街に近づくと、小高い丘の上に城の上部構造物が見える。
あそこだ・・・と思ったが、市内の混み具合は普通ではない感じ。
どうしようとバイクを止めて考えていたら、交通規制の知らせとパレードの案内が出ていた。
今日は駅付近一帯で大規模な催し物があるようだ。
眺めていると、華やかなチアリーダーが先頭に立つブラスバンドが歩いてきていた。
岡山城は直ぐそこだが・・・この通りの向こうの城にはどう行ったらいいんだ?
急激にしぼむ観光欲。
俺はバイクを倉敷に向けて走り始めた。

倉敷ユースは市内を一望する丘の上に立っていた。
ちょっと前にCMで盛んに流れた悪名高い市役所もよく見える。
“こんな市役所が本当に必要でしょうか?”
税金の無駄遣いを抑制しようとする象徴にされたのがよく判る、本当に市役所には見えない建物だった。

受付を済ませ部屋に荷物を置きに行く。
ユース内の壁には、小泉今日子の写真がそこかしこに飾ってある。
何でも去年、ザ・ベスト10の中継がこのユースからあり、その時の写真だそうだ。
うーん・・・嫌いじゃないけど、ここに飾るのは複雑だなぁ。

ユース入りした時は一人だったが、直ぐにXT、FZR氏到着。
部屋で落ち着くと直ぐ、ウィスキーを持参していたXTさんからの振舞い酒。
グラスが無いので、俺はキャンプ道具のフライパンで飲んだ。
これぞ、大は小を兼ねるだ。
フライパンで飲むストレートウィスキー。
ソーセージのコゲがこびりつくフライパン。
ウィスキーにも苦い味が移っていた。
しかし、苦いストレートウィスキーは事の外美味かった。

XTさんは日本海側から、中国の山を越えてきたそうだ。
頂上付近は雪が降っていて、大分苦労したらしい。
雪かぁ・・・どうりで今日は寒かったはずだ。

夕食前、RZ氏もユースに到着。
今夜はバイク乗り4人の夜となった。
夕食を済ませると、部屋に入って旅話で盛り上がる。

ウィスキーでエンジンが掛かっていた俺、XT・FZR両氏と共にユースを抜け出し市内へ。
3人で深夜まで居酒屋チェーン“村さ来”で痛飲となった。
俺飲んでばかりいるな・・・そんな気持ちが湧き上がってきたが、この楽しさからは抜けられない。
最高のつまみは気の合うライダーとの旅話。
この場所にいると世界は自分達だけのような気がしてくる。

俺・・・社会に戻れるのだろうか・・・。

最近ふと過ぎる不安は、無理やり心の奥に染み込ませた。
そんなの考えるのよそう。
今はただ・・・旅を感じ・・・仲間を感じ。
そしてビールの事を考えよう。

深夜ユースに戻った。
静かに静かに。
クスクス笑いながら忍び込む玄関、一生記憶に残る映像だろう。


つづく・・・・。


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 天気:曇り時々小雨
 時間:9:00~16:00
 距離:127km
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KIRIN CUP/vsドイツ戦 攻撃の成果は!?/12.18追記

2004-12-18 | 食う軍
昼休みに、対ドイツ戦用食材の買出しに行ってきた。
少々物足りないが、とりあえずホッとした。

シャウエッセン(発売20周年2袋パック)
ハンバーグ(レンジでチンですぐおかず)
バウムクーヘン(厚切りお得用袋)

これだけで凄い量である。
シャウエッセン・・・こんなにいらないのだ。
バウムクーヘン・・・お得じゃなくても良かったのだ。
太るなこりゃ。

スーパーではハイネケンは見つからなかった。
酒類の専門店に希望を託し探しにいく。
ない。
ハイネケンがない。
洋物のビールコーナーの一角は、ギネスとバドのみ。
頭が真っ白になっていると、見た事ないビールを発見した。
6本パックの印刷に“made in Germany”の文字がある。
ヤッホーイ♪
見た事ないけどビール6本確保。
こう言うのが結構美味かったりするんだよね。

帰り際にセブンイレブンに寄って物色。
先制攻撃の食べ物を発見!
     ↓


フランクフルト!
小手調べの先制攻撃は成功したな・・・フッフッフ。
ちょっと脂っぽかったが、俺は負けないよ。

夜の試合に備え、購入したビールを駐屯基地(事務所とも言う)の冷蔵庫で冷やす。
ビールを再確認する。
いい色合いだなぁ。
何てビールだ?


何て書いてあるんだ?
うーんと・・・・


“ゲルステル”?
“ゲステル”かな?

ハッ!!??

ラベルの赤い文字が気になる。
“アルコホル・・・フリー・・・?”
アルコホルフリー。
アルコールフリー。

「・・・・・ノンアルコールビールじゃん!(怒)」


何が悲しくて、家でノンアルコールビール飲まにゃあならんのじゃい!
このドアホ!
ちくしょー6本も買っちゃったよ(涙)

帰り道に、再度ハイネケンを捜索じゃあい!!!!

-------------------------<12月18日追記>-----------------------------------

帰り道にハイネケンを探しスーパーをウロウロすると簡単に見つかった。
何本買うか迷ったが、結局3本だけ購入した。
足りなきゃ焼酎飲むからいいや・・・そんな軽い気持ちで。

試合開始前だが、お腹が空いて我慢できないので、シャウエッセンをボイルし始める。
粒マスタードで食べようかと冷蔵庫を探すも、目標発見できず。
試合開始まで時間がないので、マヨネーズで代用する事に決定。
もう一つの品、“チンでOK”ミニハンバーグを電子レンジに突っ込む。
45秒とあったが、最小設定単位が10秒の使ってるので、50秒に設定。
レンジをオン・・・・・50秒後に、激しく“パンッ!”と弾ける音。
ハンバーグが爆発してた。

試合開始20分前。
テーブルの上に、今夜の攻撃目標が揃った。
俺は静かにハイネケンのプルトップを引き上げた。



凄い量と思っていたシャウエッセンだが、ビールとのマッチングが最高だ!
あっと言う間に食べ終わってしまって、ハイネケンも2本目に突入。
20周年記念シャウエッセン、2袋パックの2袋目もボイルする。
茹で上がるまで時間があったので、会議室を覗くとshuさんが来ていた。
挨拶しながらも、シャウエッセンを更に上げ、臨戦態勢に突入。
その時・・・ふとハイネケンの裏ラベルが目に入った。
オランダ産。
うそっ・・・。
絶句とはこのことだろう。
俺の攻撃は、対戦国でもなんでもないオランダに向けられたものだったのだ。
ドイツ攻撃の手は・・・間違って買ったノンアルコールビール“ゲステル”だ。
不幸中の幸いとはこのこと。
一応冷蔵庫で冷やしていたヤツを取り出し。
俺は一人ドイツに向かって攻撃を始めていた。
ここでキックオフだ。

試合の内容はいいだろう。
実力差が開いていたとは思いたくないが、ボール際の勝負に尽く負けていたな。
もっと当たりに行ってもいい場面で、簡単に抜かれてしまうシーンが目立つ。
3失点はどれも凡ミスから生まれたもの。
“崩されての失点ではないのが口惜しい”
稲本がインタビューで言っていたが、俺にはカチンと来た以外の感情は無かった。
しかしW杯最終予選へ暗い思いが生まれてきたわけでもない。
ちょうどいい薬を貰った。
そう思って次の親善マッチ、vsシリア・vsカザフスタンの両試合を見ていきたいな。

さて今回の食う軍は新たな歴史の始まりとなった。
中央会議室並びに、本部の建設が行われたのだ!
中央会議室では、試合をテレビ観戦しながらの議論が活発に(笑)
途中敵の手中に落ちて重症者(酔っ払い)を出してしまったが、立上げとしては大成功だとご満悦の司令であった。
酔いにつれ、楽しい会議となったわけだが、司令である私が飲んでいたのはノンアルコールビール。
ノンアルコールビールを飲みながら、バウムクーヘン食べ、ひたすら4時間に渡って会議室にいた俺。疲れた。
酔えないので(当たり前)、一人蚊帳の外感がぬぐえず、時折寂しい気持ちが去来したが・・・・。
次回への反省と言う事で、アルコールの常備が必要だと実感した瞬間でもあった。

また、この夜は食う軍軍事用語が一つ生まれた。
会議室から抜ける時の挨拶だ。
“おうすみばさい”
coco関西防衛隊隊長が、へろへろ状態で生み出した暗号だ。
今後も軍事用語の捻出、coco隊長に期待が大きいだろう。

しかしcoco隊長・・・yogichogi風紀委員長に見つかれば、セクハラポイント奪取間違い無しの発言も多数。
jumpセクハラ部隊参加は、お気をつけなされよ。

以上である!

おうすみばさい!( ̄- ̄)ゞ

食う軍司令部通達/組織図公示(追記あり)

2004-12-16 | 食う軍
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 041214/1403
 発:食う軍司令部/kawakero司令・kissh参謀長
 宛:食う軍隊員
 題:食う軍組織図公表について
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現在までに公開されていなかった組織図を公表する。
各員、持ち場の再確認、並びに組織の熟知を徹底するように。



※隊員名簿・blog URL付、エクセル書式でのダウンロードは こちらから


閲覧でお気付きの隊員もいるだろう。
各方面での不均衡を是正すべく、若干名の昇進が実施された。
昇進は、主に司令部が勝手に役職をつけた隊員を主とし、自己申告の隊員は基本的に無変更となっている。
※×先任准尉、並びにまめ13伍長は、昇進の希望があればその旨を司令部宛に報告する事。

近畿東海方面は隊員が充実しているが、一方では北部方面隊・中国四国方面隊・南部方面隊が隊員不足義身である。
各員のblogから派生する繋がりから、胃腸が丈夫な隊員を随時確保すべし。

以上である。


---------------<司令部より/041216追記>--------------------------
・新入隊者の報告
 筆記試験・面接の結果(嘘)、まさゆきさんの入隊を昨日付けで許可いたしました。
 
 関東甲信越方面隊に在住だが、mdc局長の告知関連での入隊と言う事で
 北部方面隊への配属となる。
 階級は上等兵。
 
 以上である!
 ※それに伴い、組織図も更新を行った。内容要確認。
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