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長板中形ツアー2

2011-01-23 20:18:00 | 匠ツアー
       
川沿いに建つ、型付け職人の大熊さんの「大熊長板型付工場」を訪ねます。穏やかな語り口の大熊さんが出迎えて下さいました。

       
長板中形の「長板」とは、反物を貼りつける板のこと。半反分を貼りつけたものの上に、型紙をのせ、お米などで作った赤い糊を均一に塗っていきます。

       
型紙を寸分たがわぬ位置に置きながら、何でもないように糊を伸ばしてドンドン奥へ進んでいく大熊さん。

       
全く無駄の無い流れるような動作で、瞬く間に半反分を塗り終えてしまいました。息を詰めて見ている面々は、あっけにとられるばかり…。これぞ、匠の技ですね!

       
半反分を塗り終えると、長板を外に出してグルッと回転させて裏返します。糊を置いた部分が染まらないようになっているため、白地のものの方が重くなって大変だとのこと。

       
大熊さんは、ご自身でも型紙を作っています。細~い線など、人間業とは思えません。手仕事の凄みを、目の当たりにしました。

       
斬新な大柄のものもあります。日本文化って奥が深いとあらためて実感。

       
「あ~ん、ステキーーー!これ欲し~い!」と、物欲全開のフジイ。なんて自然体な案内人なんでしょう(0^; ダメダメ、次に行きますよ!(つづく)

長板中形ツアー1

2011-01-23 19:27:00 | 匠ツアー
NPO川越きもの散歩代表のフジイが案内人を務める「彩の国の匠を訪ねる旅」も、早いもので第7弾となりました。今回は「ふたりでひとり 藍染の伝統技法「長板中形」を訪ねて」と題して、日本橋・竺仙などが扱う最高級浴衣で有名な「長板中形」の製作工程を拝見しに行きます。

       
おかげさまで、このツアーは回を重ねるごとにお申込みが増え、今回は早々に定員に達してしまいました。お断りとなってしまった皆さま、本当にごめんなさい。青空のもと、ライオンズカラーの西武バスに乗り込んでいざ出発です!

       
       まずは、八潮市立資料館で「長板中形」の歴史をお勉強します。

       
     ここでは、長板中形の製作工程が、人物像を使って説明されています。

       
気の遠くなるほど細かい柄や、斬新な模様など、すごい種類がある柄見本を見て一同ため息…。これが浴衣の生地なんでしょうか?驚愕です!

       
   資料館の裏手には、名主であった旧藤波家住宅が保存されています。

       
   古民家に積もる空気に魅せられる面々。古いものっていいですね(つづく)