昨年末、BossからCDを3枚拝借した。
1.オルフ『カルミナ・ブラーナ』
(小澤征爾/ベルリンPO/晋友会合唱団)
2.シューベルト『ピアノ曲集』(Pires & Sermet)
3.ベートーヴェン交響曲第5番(1926r.)、ピアノ協奏曲第4番
(1943r.)(フルトヴェングラー/C.ハンゼン/ベルリンPO)
である。
早速、大好きな曲--何枚かCDを持っている『カルミナ・ブラーナ』
を聴いた。
『カルミナ・ブラーナ』といえば、フィッシャー=ディースカウがバ
リトン・ソロを歌ったヨッフム盤はすばらしい。この演奏は、例えば
5人の評論家が10点満点で投票すれば、48点とか49点を獲得するだろ
う。それくらい立派なものだ。
本盤は、昭和63(1988)年6月のベルリンライヴ録音だ。晋友会合唱
団の人数は、ブックレットの写真から判断して、160人を超えているの
ではないかしらん。暗譜(!)による合唱だ。
ソリストは、E.グルベローヴァ(Sop.41)、J.テイラー(Ten.)、T.
ハンプソン(Bari.32)。
宇野功芳さんは、一般に評判のいい小澤盤は、合唱の録音が鈍く、僕
はとらない、と書いているが、なかなかどうして小澤征爾らしい盛り
上げ方というのかしらん、没入型の演奏がすばらしい。膝を曲げて前
かがみとなった小澤征爾が思い浮かぶ。
晋友会もよく小澤のアゴーギクに付いている。たしかに合唱のライヴ
録音上の不満はややある(合唱の録音は本当に難しい。)が、生演奏
で聴いたら、さぞや興奮しただろう。小澤の生を知る人には、これぞ
小澤という演奏、そして晋友会の実力を見せつけたそれと言えるかも
しれない。
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