秋山和慶さんの指揮の理想は、「ところで、きょう指揮したのは?だれ
だっけ?」と言われることだという。それをそのままタイトルにした、
秋山和慶回想録が、今年2月、指揮者生活50年記念として発売された。
秋山さんは、言わずと知れた齋藤秀雄のお弟子さんである。
現在の「肩書」は、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団音楽監督・
常任指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽
団アーティスティック・ディレクター&プリンシパル・コンダクター
、バンクーバー交響楽団桂冠指揮者等々。その他にも内外多くのオー
ケストラを指揮している。70年代だったか平成26(2014)年には文
化功労者に選ばれている。
私は、東京交響楽団の定期会員(*)になる平成20(2008)年まで秋山
和慶さんには詳しくなかった(昔、昭和50年代にN響でも聴いたかしら
ん)が、いつも期待にたがわず、オーソドックスでいて少しばかり違った
味付けをした、いい演奏をするという印象を持つようになった。CD
(EXTON)にもなった秋山さん/東響のブラームス1番などはすばらし
い演奏だ。
(*)東響の定期会員になったのは、平成20(2008)年。新日本フィ
ルの定期会員に「復帰」したのは、平成15(2003)年である。
今まで指揮したオケのすばらしいところが実話として出てくる。また名前
は伏されているが、練習しない、ひどいオケの生々しい話もあり、おもし
ろい。
昭和62('87)年、当時、アシスタント指揮者の堀俊輔さんと東響の専属
合唱団「東響コーラス」(この合唱団は何回聴いてもすばらしい。)を作
った話も掲載されており、興味深い。
秋山さんはバンクーバーが気に入り、自宅はそちらにあるとのこと。また、
氏がクリスチャンであることも初めて知った。
秋山さんの人となりが現れており、おすすめ!
最新の画像[もっと見る]
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
-
4/26 午後はあちこちへ 12時間前
畑中先生のご著書にもありますが、齋藤秀雄さんは無茶苦茶怒る人だったようですね~。
その齋藤先生の遺言は「絶対、怒っちゃだめだよ」だったと(笑)。
秋山さんと堀さんは、同じ指揮者でも大阪つながりでしょうか?