(2009年8月3日 MOVIX三好 2009年・日 ヴィスタ SRD 114分)
仮想都市OZ(オズ)が人々の日常生活に深く浸透している近未来。小磯健二は天才的な数学の能力を持ちながらも内気で人付き合いが苦手な高校2年生。彼は憧れの先輩、夏希から夏休みのアルバイトを頼まれ、彼女の田舎、長野県の上田市を訪れるのだが…。
「時かけ」の細田守監督作品ってだけで、ほぼ予備知識無しで観ました。
ものすごく面白かった!!インフラ整備が乗っ取られてうんぬんってのは他の映画でもやってるので目新しさはないけど、映像と音楽が良く出来ているのでそれはほとんど気にならない。プロットもバカバカしいけど、それも気にならない。
現代ならではの仮想現実の世界での人のつながりと、おばあちゃんの幅広い人脈のアナログなつながり、この2つが交互に描かれる事で、(どんな形でも)人がつながっていくのは面白いし、素晴らしい事だという前向きなメッセージを受け取る事が出来る。
それから、映画のオマージュも満載。
まず、仮想現実空間の名前がOZだし、古きよき日本家屋の捉え方が小津的なローアングル。ローアングル&パンの長いショットもある。
電脳の親玉とのカタの付け方は、ジョン・バダム監督の「ウォーゲーム」を思わせて懐かしくなった。つか、設定といいちゃっかり戴いてるでしょ。
あと、侘助の設定は東宝特撮映画のマッドサイエンティストそのものだべなー。「人を守ってこそ己も守れる」というクロサワの名作映画からのセリフもあった。細かい所では伊丹十三の「静かな生活」のポスターの絵柄がカレンダーに使われていたけどあんまり関係ないかな。
仮想都市OZ(オズ)が人々の日常生活に深く浸透している近未来。小磯健二は天才的な数学の能力を持ちながらも内気で人付き合いが苦手な高校2年生。彼は憧れの先輩、夏希から夏休みのアルバイトを頼まれ、彼女の田舎、長野県の上田市を訪れるのだが…。
「時かけ」の細田守監督作品ってだけで、ほぼ予備知識無しで観ました。
ものすごく面白かった!!インフラ整備が乗っ取られてうんぬんってのは他の映画でもやってるので目新しさはないけど、映像と音楽が良く出来ているのでそれはほとんど気にならない。プロットもバカバカしいけど、それも気にならない。
現代ならではの仮想現実の世界での人のつながりと、おばあちゃんの幅広い人脈のアナログなつながり、この2つが交互に描かれる事で、(どんな形でも)人がつながっていくのは面白いし、素晴らしい事だという前向きなメッセージを受け取る事が出来る。
それから、映画のオマージュも満載。
まず、仮想現実空間の名前がOZだし、古きよき日本家屋の捉え方が小津的なローアングル。ローアングル&パンの長いショットもある。
電脳の親玉とのカタの付け方は、ジョン・バダム監督の「ウォーゲーム」を思わせて懐かしくなった。つか、設定といいちゃっかり戴いてるでしょ。
あと、侘助の設定は東宝特撮映画のマッドサイエンティストそのものだべなー。「人を守ってこそ己も守れる」というクロサワの名作映画からのセリフもあった。細かい所では伊丹十三の「静かな生活」のポスターの絵柄がカレンダーに使われていたけどあんまり関係ないかな。