(2008年10月30日 MOVIX三好 2008年・日 ヴィスタ SRD 120分)
■旅芸人の市は刀を抜けない侍・十馬の窮地を救う。市に殺された手下の傷を見た万鬼は、かつて闘った居斬りの名手の技だと気付くが…。■
【ネタバレあり】
悪くはない。でも特に良いとも思えない、たけしの「座頭市」が設定も脚本も捻りを利かせて面白かった分、女性を主人公にしただけのこれはいささか分が悪い。
曽利監督お得意のVFXは殺陣をリアルに見せる程度で、全体的に抑制を効かせた映像作りはなかなか良かったと思う。綾瀬はるかは可愛いし、ストイックな演技も良かった。
ラスフレの浅野妙子脚本は、女性らしい優しさと儚さを上手く出している。でも、市の復讐箪よりも、大沢たかお扮する腰抜け侍の話の方が大きくなってしまって、芯がぶれてしまった感じでした。侍との恋愛についても突然沸いて出たようで、他の場面でせっかく色っぽさを出してるから、2人との間にそれを匂わす場面があってもよかったかなと。
「ピンポン」の曽利文彦監督の実写2作目ということで、前作のから窪塚洋介と中村獅堂が出ていたのだが、彼らの演技が「ピンポン」そのままなのはファンサービスなのかな。まさかあの頃から二人とも演技の成長が…。とにかくそれは嬉しかったけど、どうせなら2人の直接対決を見たかったよ。
■旅芸人の市は刀を抜けない侍・十馬の窮地を救う。市に殺された手下の傷を見た万鬼は、かつて闘った居斬りの名手の技だと気付くが…。■
【ネタバレあり】
悪くはない。でも特に良いとも思えない、たけしの「座頭市」が設定も脚本も捻りを利かせて面白かった分、女性を主人公にしただけのこれはいささか分が悪い。
曽利監督お得意のVFXは殺陣をリアルに見せる程度で、全体的に抑制を効かせた映像作りはなかなか良かったと思う。綾瀬はるかは可愛いし、ストイックな演技も良かった。
ラスフレの浅野妙子脚本は、女性らしい優しさと儚さを上手く出している。でも、市の復讐箪よりも、大沢たかお扮する腰抜け侍の話の方が大きくなってしまって、芯がぶれてしまった感じでした。侍との恋愛についても突然沸いて出たようで、他の場面でせっかく色っぽさを出してるから、2人との間にそれを匂わす場面があってもよかったかなと。
「ピンポン」の曽利文彦監督の実写2作目ということで、前作のから窪塚洋介と中村獅堂が出ていたのだが、彼らの演技が「ピンポン」そのままなのはファンサービスなのかな。まさかあの頃から二人とも演技の成長が…。とにかくそれは嬉しかったけど、どうせなら2人の直接対決を見たかったよ。
でも綾瀬はるかちゃんは好きだから
見たい気もしてるんですけども。。
あ~そっかあの二人は「ピンポン」にも
出てたんですよね!
最近の殺陣シーンは、チャンバラできない俳優ばかりだから、カット割を多くしてごまかしてて、見づらかったんだけど、そこはうまく処理してありましたね。
古いボンカレーのCM女優さん、松山容子が
70年頃、松竹で「めくらのお市」というのを
シリーズで何作かやってたんだけど、
今回のは原作「子母沢寛」になってたから
やっぱり勝新の「座頭市」なんだ・・・と。
勧善懲悪系はいい悪役じゃなきゃいい映画に
ならないんだよね、灰汁の強い悪役系の俳優が
少ないというのも、こういう映画が成功しなくなっている要因でもある気がします。
「座頭市」おすすめは「血煙り街道」
三隅研次はスゴイよ~。
そうなんですよね。はるかちゃんは良かったです。
でも「ハッピーフライト」まで待てばいいかな…。
でも、シリアスな彼女も捨てがたい。どっちなんだい。
「ピンポン」好きだった人は嬉しいかもですね。
>タイリーさん
いやー、やっぱり観た人みんなそう思うかなと。
最後に大沢の一振りがイチの窮地を救った方が
なんぼよかったことか。最後には死ぬのだけど。
他の方の感想を見てたら、松山容子の名前が出てきました。
まあ凄いタイトルですが…「座頭市物語」の原作ってのは
結局一つなのでしょうか?
悪役に竹内力はもう飽き飽きですね~。
三隅研次の座頭市、見てみます!