(2009年10月10日 MOVIX三好 2009年・米 シネスコ SRD 110分)
白血病の姉のドナーとして生まれ、生きてきた11歳のアナは、両親に訴訟を起こす。母親のサラは、予想外の決断をしたアナの異変に気付くが…。
【ネタバレあり】
タイトルから受けるイメージの通りの感動ドラマではなく、命の重み、重いからこそ問われる倫理観、決断。いろいろ考えさせられる作品でした。カサヴェテスの息子だもの、普通の感動作にしないよなー。
映画の構成は、登場人物それぞれの意識、回想によって時系列がシャッフルされ、ひとつの家族がそれぞれの「個」によって形成されているのに改めて気付く。終盤は謎解きミステリのごとく描かれ、難病に立ち会った家族それぞれの思いが明らかになる。
残り少ない人生を一生懸命生きるか、治療また治療で苦しくても延命するか、本人にとってどちらが幸せなのか…難しいところですね。ごく短い青春の日々が輝かしいだけに余計に悩んでしまう。姉の延命に必死ですっかり周りの見えなくなってしまった母親のキャメロン・ディアスがハマり役で、憎まれ役になってしまうけど、彼女の気持ちは分かるし、分かるからこそ哀しくなってしまう。
「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイルちゃん、今回の白血病の子、そして長男役の子と、子役がかなり良かった。ほんとレベル高いです。
白血病の姉のドナーとして生まれ、生きてきた11歳のアナは、両親に訴訟を起こす。母親のサラは、予想外の決断をしたアナの異変に気付くが…。
【ネタバレあり】
タイトルから受けるイメージの通りの感動ドラマではなく、命の重み、重いからこそ問われる倫理観、決断。いろいろ考えさせられる作品でした。カサヴェテスの息子だもの、普通の感動作にしないよなー。
映画の構成は、登場人物それぞれの意識、回想によって時系列がシャッフルされ、ひとつの家族がそれぞれの「個」によって形成されているのに改めて気付く。終盤は謎解きミステリのごとく描かれ、難病に立ち会った家族それぞれの思いが明らかになる。
残り少ない人生を一生懸命生きるか、治療また治療で苦しくても延命するか、本人にとってどちらが幸せなのか…難しいところですね。ごく短い青春の日々が輝かしいだけに余計に悩んでしまう。姉の延命に必死ですっかり周りの見えなくなってしまった母親のキャメロン・ディアスがハマり役で、憎まれ役になってしまうけど、彼女の気持ちは分かるし、分かるからこそ哀しくなってしまう。
「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイルちゃん、今回の白血病の子、そして長男役の子と、子役がかなり良かった。ほんとレベル高いです。