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お久しぶりです。ネタバレあります。

「ホノカアボーイ」

2009-03-20 00:56:52 | 映画感想
(2009年3月19日 MOVIX三好 2009年・日 ヴィスタ SRD )

ハワイ島の北部にあるホノカア村。のんびりした時間が流れるこの村唯一の映画館で映写技師の助手として働き始めた青年レオ。彼はある日、イタズラ好きの風変わりな日系人女性ビーさんと出会う。以来、レオはビーさんのつくるおいしいゴハンを毎日ごちそうになる。ちょっと偏屈だけど心優しいビーさんとの日々がレオの心をほぐしていく。そんなある日、レオは天真爛漫な女の子マライアと出会い、恋に落ちる。

一言で表せば、フジテレビ=電通版「かもめ食堂」

二番煎じは好きじゃないですが、キャストがいいし「マリモ」の真田敦監督初の長編だということで観てきました。原作の吉田玲雄さんは吉田カバンのデザイナーの息子さんなんですね。有名なんですかね…。

美しい風景と面白い人々とおいしいごはん満載で、とりあえず満足させてくれる一方、ユーモラスで生々しい性の衝動と静かに燃える嫉妬も描かれ、そういう感情があるから人間生きていけるんだとはたと思わせる。演出も抑制が効いていて、良い場面も多い。しかし、(常に死の影は見えつつあったのだが)辛らつでファンタジックな展開が唐突すぎてちょっと置いてかれた気分になった。あと、これで2時間弱はちょっと長すぎた。

原作ものなので仕方ない面もありますが、キャストと演出がいいのでもうちょっと脚本が上手く書けてたら言う事なかったと思う。脚本の高崎卓馬さんは電通のCMプランナーの方だったんですね。

キャストはみな素晴らしく、倍賞さんはもちろん、松坂慶子さんは「大阪ハムレット」に続き、脱・美人女優といった感じで一皮剥けてます。モデルの長谷川潤さんは演技はまだまだながら、その拙さがいい方に作用してホントに現地の人みたいな感じだった。あとは喜味こいしと正司照枝の大御所も良かった。こいしさんはちょっと何してるの!!ってな場面もありましたが。


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2 コメント

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師匠 (ma-yu)
2009-03-20 23:18:30
時間がないかもしれないので、行けないかもですが、こいし師匠がとても気になってしかたがありません。予告で見てビックリしたもんなぁ。

いとしこいしの漫才好きだったなぁ。
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いとこい漫才 (たまやん)
2009-03-21 19:08:51
いとこい師匠の漫才はホント良かったですよね。
えーと、ビーグル38のネタについてはいかがお考えでしょうか…。つか、若い人はこの人たちのネタを見ても分からんだろうな。

映画は、漫才は下ネタ厳禁だったのに、こんな役やっていいの?とビックリするものでしたが、これが味があっていいんだよなあ。
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