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お久しぶりです。ネタバレあります。

Piper10周年記念公演第2弾 「ベントラー・ベントラー・ベントラー」

2008-10-25 23:36:00 | 舞台・演劇
(2008年10月25日 愛知県勤労会館 16時開演 20列19番)

作・演出:後藤ひろひと
出演:Piper(川下大洋・後藤ひろひと・山内圭哉・竹下宏太郎・腹筋善之介)
楠見薫・平田敦子/鈴木蘭々/松尾貴史

実はPiperの前の本公演2作品「スプーキーハウス」「ひーはー」を観ていなくて、これらのネタが今作に続いていると後で知って、無理して予習しとけばよかったとちょっと後悔。どうりで局地的に爆笑が起こってたわけだ。

それでなくともこれは面白かった。

・開演前の小ネタ(客席内を防護服姿の人がウロウロ。会場の照明が点滅し、舞台セットで怪現象が起きる。)
・大王のご挨拶(もちろん地元ネタもあり。今回は寿がきやの先割れスプーン)

の、本編前のサービスは外部公演と同じだったので、初Piperでもすんなり入ってゆけた。
内容を簡単に言うと、地球人同士のごまかしと勘違いが引き起こす宇宙人騒動で、大王の後説でも「皆さんの感想を1文字でまとめるとこうでしょう『…で?』」と言ってたように、ホントに中身の無い、後に何にも残らない舞台でした。

小ネタと複雑な重層構造の脚本はサスガ。記憶喪失の男の頬に触れて記憶を戻そうとするパコネタ(うろ覚えのタイトル「パコ対ザリガニ」にウケる)とか、野球監督「ボビー」とか、舞台装置を駆使したドリフっぽい笑いとか、2時間笑わせっぱなし。(そりゃ分からんネタもあったけど)

平山あやの代役で出た鈴木蘭々はさすがベテランの活躍で、初めの方は役柄から平山の方がよかったかもと思ったけど、上手かったし結果的に蘭々で良かったと思う。松尾貴史はマイムにマジックと憎らしいほど芸達者でした。(本当はいい人そうだけど)


そういや、厚生年金が無くなってしまって、今後は勤労会館が舞台公演のメインになっていくんですね。あそこよりは幾分か観やすいけど、やっぱり広い。


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