(2014年3月30日 シアターコクーン マチネ 13時開演)
作:ヘンリック・イプセン
演出:森新太郎
出演:安蘭けい 忍成修吾 吉見一豊 松岡茉優 阿藤快
1881年に発表され、近親相姦、梅毒遺伝、宗教冒涜というタブーを含んだ内容で非難轟々だったイプセンの「幽霊」が現代を舞台に蘇える。
セットはモノトーンでシャープな印象。コンポもスピーカーもあってここはまさに現代。
セットの真ん中には、大きく曲がりくねった観葉植物が異様な印象を与える。
実はイプセンの幽霊を知らなかったので、どんな話か、どういう見方をしたらいいのか初めは戸惑いましたが、役者さんのアクロバティックな動きと迫力のある会話劇で次第に引き込まれる。
レギーネを演じた松岡茉優さんは「あまちゃん」で一躍人気が出ましたが、彼女はどんな役でもこなせる方。
この舞台でも状況と共に違う自分がでてくる感じの役柄。舞台上で一緒にいる人に応じて態度が変わる。それがまるで別人。凄い子だと思います。
話を全く知らないままで観たので、ここまで凄い内容だと思いませんでした。
しかし何故か笑える。人間の抱える苦しみや恐れが噴出するたびに会場が笑いに包まれる。
これはとても恐ろしい舞台だと思いました。
作:ヘンリック・イプセン
演出:森新太郎
出演:安蘭けい 忍成修吾 吉見一豊 松岡茉優 阿藤快
1881年に発表され、近親相姦、梅毒遺伝、宗教冒涜というタブーを含んだ内容で非難轟々だったイプセンの「幽霊」が現代を舞台に蘇える。
セットはモノトーンでシャープな印象。コンポもスピーカーもあってここはまさに現代。
セットの真ん中には、大きく曲がりくねった観葉植物が異様な印象を与える。
実はイプセンの幽霊を知らなかったので、どんな話か、どういう見方をしたらいいのか初めは戸惑いましたが、役者さんのアクロバティックな動きと迫力のある会話劇で次第に引き込まれる。
レギーネを演じた松岡茉優さんは「あまちゃん」で一躍人気が出ましたが、彼女はどんな役でもこなせる方。
この舞台でも状況と共に違う自分がでてくる感じの役柄。舞台上で一緒にいる人に応じて態度が変わる。それがまるで別人。凄い子だと思います。
話を全く知らないままで観たので、ここまで凄い内容だと思いませんでした。
しかし何故か笑える。人間の抱える苦しみや恐れが噴出するたびに会場が笑いに包まれる。
これはとても恐ろしい舞台だと思いました。