(2007年7月8日 MOVIX三好 2007年・日 ヴィスタ dtsステレオ 103分)
死後の世界を体験するため謎の“死にモドキ”を探す3人の男女が繰り広げる珍道中。
オダギリジョー主演のヒットドラマ「時効警察」の三木聡監督・脚本作品。
「時効」を経て作られた作品だけに、これまでの作品と比べて幾分見やすくなっている。
…幾分ね。
こういう映画について書くのに、未見の人に対してネタをバラすのは御法度ですが、ネタありきの映画なので、書かないわけにはいかない。【以下ネタバレ】
単にゆる~いだけでなく、今回は矢継ぎ早にどんどんネタを出して攻めていく感じでした。そのせいか、ネタが少なくなる後半はかなりの失速。ほんとに脈絡がないし、グロいものもあるので、「時効」や「カメハヤ」が好きな人には辛いかも。「ダメジン」が好きな人なら大丈夫。
ボウルいっぱいの塩辛とか、カップヌードルの肉ステーキとか、無駄な事こそ面白いと考える三木さんらしさ満載。過去ネタのリピートも多く、ゼリー藤尾は、「少年頭脳カトリ」の時にもゼリー伊藤として登場してたなあ。「無縁仏って…」ってセリフは「ダメジン」に出てきましたっけ。
あと気に入ったのは、電柱に貼ってあった「世界人類が大三元でありますように」。「時効」からのリンクも少しありました。
出演者では、伊勢谷が結構頑張ってる。岩松了らおなじみの出演者もいい。松尾スズキのキャラは、三木さんの世界からかなりはみ出してますが、菊地凛子のツッコミを介して「疲れるキャラ」として存在できていると思う。
やっぱり菊地凛子いいなあ。この作品の上映前の予告編にほとんど出てましたが。(「恋するマドリ」とか「Genius Party」とか)
三木さんの作品には常に死の匂いが漂っていると思うのですが、これはオトナの夏休みの話でもあり、死者が戻ってくる異人たちとの夏の話でもありますね。ああ、この夏は死者と交流していたのかなと思わせる瞬間が素敵。「夏は終わりがハッキリしているから寂しい」ってのはいいセリフ。
死後の世界を体験するため謎の“死にモドキ”を探す3人の男女が繰り広げる珍道中。
オダギリジョー主演のヒットドラマ「時効警察」の三木聡監督・脚本作品。
「時効」を経て作られた作品だけに、これまでの作品と比べて幾分見やすくなっている。
…幾分ね。
こういう映画について書くのに、未見の人に対してネタをバラすのは御法度ですが、ネタありきの映画なので、書かないわけにはいかない。【以下ネタバレ】
単にゆる~いだけでなく、今回は矢継ぎ早にどんどんネタを出して攻めていく感じでした。そのせいか、ネタが少なくなる後半はかなりの失速。ほんとに脈絡がないし、グロいものもあるので、「時効」や「カメハヤ」が好きな人には辛いかも。「ダメジン」が好きな人なら大丈夫。
ボウルいっぱいの塩辛とか、カップヌードルの肉ステーキとか、無駄な事こそ面白いと考える三木さんらしさ満載。過去ネタのリピートも多く、ゼリー藤尾は、「少年頭脳カトリ」の時にもゼリー伊藤として登場してたなあ。「無縁仏って…」ってセリフは「ダメジン」に出てきましたっけ。
あと気に入ったのは、電柱に貼ってあった「世界人類が大三元でありますように」。「時効」からのリンクも少しありました。
出演者では、伊勢谷が結構頑張ってる。岩松了らおなじみの出演者もいい。松尾スズキのキャラは、三木さんの世界からかなりはみ出してますが、菊地凛子のツッコミを介して「疲れるキャラ」として存在できていると思う。
やっぱり菊地凛子いいなあ。この作品の上映前の予告編にほとんど出てましたが。(「恋するマドリ」とか「Genius Party」とか)
三木さんの作品には常に死の匂いが漂っていると思うのですが、これはオトナの夏休みの話でもあり、死者が戻ってくる異人たちとの夏の話でもありますね。ああ、この夏は死者と交流していたのかなと思わせる瞬間が素敵。「夏は終わりがハッキリしているから寂しい」ってのはいいセリフ。
私は今までの作品の中だと「カメハヤ」が一番
好きかな~?なので後半はちょっとつらいところも
ありましたが、でも面白く見ました。
そうそうカップヌードルの肉ステーキ(笑)
あの具、すごい好きなんですよ。
トラックバックしますね。
僕も「カメハヤ」が一番好きですねえ。
でも、完成度は確実に上がってきていると思う。幾分ね。
しかしまあ、よくあんなにネタを思いつくものです。
三木さん、またどこかで深夜番組やってくれないかなあ。