山岡荘八さんの「徳川家康」も
20巻(江戸・大坂の巻)まで読み終わった。残すはあと6冊。
本巻は、江戸に幕府を開き、家康政治が根付こうかという頃。
秀忠に嫡子竹千代が生まれて徳川の基礎も固まったかと思われたが、
次期政権を望む淀君と秀頼にとっては竹千代出生は
大きな不安の種となり、再び乱世のきざしが出てくるというもの。
「秀頼が16歳になった暁には」という秀吉の遺言があったとしても、
器にないものは天下を預かるべきではないと思う。
板倉勝重の「人生で一番大切な心得は何か」との質問に対して、
「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとしじゃ。
急ぐべからず、・・・不自由を常と思えば、さして不足はないものよ。
こころに望みがおこらば困窮したときを思い出すべし・・・。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
勝つことばかり知って負くることを知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるにまさるものぞ。」
と家康は答える。また、家臣の使い方として、
「人間は、喜ばして遣わねば決して全力は出さぬものよ」とある。
苦労をし、ここまできた家康ならではある。
家康の人生もあと僅かになってきた。
早く全巻を読破したいが、読み終わってしまうのが寂しくもある。
東京に八重洲という場所があるが、
この地名の由来は、日本名を八重洲(ヤンヨース)とした、
リーフデ号の船長・M.V.サントフォルトが住んでいたからだそうだ。
因みに同じ船に乗っていたW.アダムス、
日本名・三浦按針が住んでいた地区は、按針町といっただそうだ。
(今の日本橋本町一丁目・室町一丁目あたり)
20巻(江戸・大坂の巻)まで読み終わった。残すはあと6冊。
本巻は、江戸に幕府を開き、家康政治が根付こうかという頃。
秀忠に嫡子竹千代が生まれて徳川の基礎も固まったかと思われたが、
次期政権を望む淀君と秀頼にとっては竹千代出生は
大きな不安の種となり、再び乱世のきざしが出てくるというもの。
「秀頼が16歳になった暁には」という秀吉の遺言があったとしても、
器にないものは天下を預かるべきではないと思う。
板倉勝重の「人生で一番大切な心得は何か」との質問に対して、
「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとしじゃ。
急ぐべからず、・・・不自由を常と思えば、さして不足はないものよ。
こころに望みがおこらば困窮したときを思い出すべし・・・。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
勝つことばかり知って負くることを知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるにまさるものぞ。」
と家康は答える。また、家臣の使い方として、
「人間は、喜ばして遣わねば決して全力は出さぬものよ」とある。
苦労をし、ここまできた家康ならではある。
家康の人生もあと僅かになってきた。
早く全巻を読破したいが、読み終わってしまうのが寂しくもある。
東京に八重洲という場所があるが、
この地名の由来は、日本名を八重洲(ヤンヨース)とした、
リーフデ号の船長・M.V.サントフォルトが住んでいたからだそうだ。
因みに同じ船に乗っていたW.アダムス、
日本名・三浦按針が住んでいた地区は、按針町といっただそうだ。
(今の日本橋本町一丁目・室町一丁目あたり)