カタスミ

『刺青殺人事件』高木彬光著

日本三大探偵と言われている神津恭介氏ですが
全然知らなかったので、ミステリ好きとしては
いっちょ読んどかないとな!と購入してみました。
以下ネタバレあり。


























神津恭介目的で買ったのに
神津恭介全然出てこないやん…

と言う訳で、神津恭介の登場は相当後になります。

刺青をした女性が殺され、密室の浴室で
刺青部分の胴体が紛失した状態で見つかる。
その後、その恋人の男が拳銃で頭をぶち抜いた状態で見つかるが
自殺かどうかは断定できず。
更に、殺された女性の兄が偶然見つかり、事件も解決しそうになったが、
その兄も殺され、刺青をした皮を剥がれて発見される。
犯人は一体誰なのか、事件は迷宮入りなのか…

最初は神津恭介の相棒となる松下研三が調査に乗り出すのですが
まぁ、全然解決しないのですわ。
それどころか、余計に被害者増やしちゃったりして…
失意の松下君の元に、神津恭介が颯爽と現れ
爽快に事件を解決していく…という訳ですわ。

体を切って隠す…ってのはまだ分かるのだが、
皮を剥ぎ取るって何なの!?
そんなん簡単にできるの!?
とかちょっと思っちゃたわ^^;

双子が出てくるので、死体入れ替えなんだろうとは思ったけど
刺青の柄でひっかかっちゃって、
なんとなく犯人はこの人だろうなぁ、くらいの感覚で
真相は見抜けなかったわ。
まぁ、刺青の事なんか全然知らんしなw

神津恭介=ホームズ役、松下研三=ワトスン役なのですが
ほんと、本家まんまなので、相当影響受けてそう…
なんというか、毒の抜けたホームズ、って感じです^^;
ただまぁ、三大探偵の中では一番好きかもしんない…w
ホームズが好きなもんでww
神津恭介全然出てこないけど
お話自体面白かったので、苦痛なく読めました。
続編を読んでみても良いなぁ…と思った次第。

星は3.5です。
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