何か月遅れなんだという内容だが、今年はかなりの数のゴマダラチョウが見られた。
冬の落ち葉めくりでも、宿敵アカボシゴマダラの数を上回り、
本家ゴマダラチョウ復活を感じさせていただけある。
しかし、増えた翌年は一気に減るという話もよくあるので油断はできない。
一方、ナラ枯れの影響もあってか、ゼフィルスは例年と比べてほとんど見られなかったためロクな写真が無い。
更に、心配で訪れた磯子方面の公園では壊滅的で、見られたのはウラナミアカシジミのご遺体一つのみだった。
このままでは、ナラ林に依存する生物全体の今後が危惧される。


イボタにダイミョウセセリ。残念ながら、イボタをホストにするチョウは生息していない。

今年もギンイチモンジセセリに会いに行ってみるも、去年より一週間早いせいかほとんどがオスだった。
毎度のことだが、こちらが真横を通ったりしないと自主的に飛んでくれず、探すのに苦労した。
また、ここで大量発生するジャコウアゲハはまだ羽化しておらず、
代わりにフチグロトゲエダシャクの幼虫がそこら中を這いまわっていた。
このまま地面で蛹化していると思うと、周りを歩くのもおっかない。
下の線が濃い”銀二文字”なオス春型。

メスは一匹だけ。
