ねこかすの みちばた自然録

更新再開しました!昆虫・野鳥や鉄道の写真、畑の様子など、色んな趣味を投稿します🍀

ヤマトエダシャク飼育記

2022-02-01 | 飼育記


以前から飼育記はやろうと思っていたものの、やっと書く気になりました。
飼育記第一弾は、もうじき幼虫が現れそうなヤマトエダシャク。
まめに記録したつもりなので、資料として活用して下されば幸いです。


2021/03/04
樫林の手すりにて、ヤマトエダシャクの中齢幼虫を拾いました。
生息地は薄暗いが光が差し込み、地表は染み込んだ雨水で常に湿気が確保されていたため、
飼育ケースには黒土と落ち葉を敷き、霧吹きで湿度を調整。
蓋にはカットした網戸をはめ込んで、その上からすだれを掛けました。
エサは、拾った場所の真上に生えていたウラジロガシを与えました。
乾燥した場所は好まないので、飼育環境には気を遣ってあげた方が良い幼虫です。


2021/03/16
1度脱皮をしてかなり大きくなり、薄く粉吹いたような体色が濃くなりました。


2021/03/25
飼育ケースの蓋の裏で前蛹になりました。自分で作った糸の上に身を預け、仰向けの姿勢。


2021/03/28
蛹化しました。腰がくびれているのが特徴。


2021/04/15
蛹化から17日後、深夜~早朝の間に羽化して蓋の隙間から脱走。見逃しました💦


2021/04/06
こんなこともあろうかと、というのは冗談で、
幸運にももう一匹拾っていたので、まだ成虫を見られるチャンスが✨
拾った時点で立派な終齢で、先程の個体とは違い、木の節のような柄が顕著に出ています。


2021/04/15
弱って丸まった半生(はんなま)のカシの葉を縫い合わせて蛹化していました。。
恐らく、樹上でも葉同士を縫い合わせて蛹化すると思われます。




2021/04/30
蛹化から15日後、今度は羽化した姿をちゃんと見られました。
ホワイトバランスのせいか色が薄い写真になってしまったけれど、
肉眼見ればとても綺麗でした👍
頭が金色なのがチャームポイント。




名残惜しい中、羽化したその日に故郷のカシの森へと返しに行きました。
なかなか動いてくれなかったけれど、いざ飛ぶと一目散に安全な木の葉裏に止まってくれました。
送り出せてひと安心、胸に手を当てて森を後にしました。




ヒメツバメアオシャク飼育記

2022-02-01 | 飼育記
ネコ耳がかわいいヒメツバメアオシャクです✨

2021/03/19
近所でヒメツバメアオシャクの中齢幼虫を発見。
ネコ耳がかわいいのです。




2021/04/09
後頭部が大きくなってきました。これは脱皮の前兆で、顔のお面も窮屈そうになります。




2021/04/12
脱皮しました。脱皮直後は顔の黒い線がほとんど見えなくなります。


2021/04/22
シラカシの茎と同じ位に大きくなり、全長約3cm。




2021/04/26
丸まった枯葉の中で前蛹になりました。
網状に縫うヤマトエダシャクとは違い、太い数本の糸で固定しています。


2021/05/08
蛹化数日後の姿。なんだか蜂の蛹のような少し怖い顔つき。


2021/05/13
朝起きると、ケースには立派なアオシャクの姿が。これまた夜間に羽化したようです。
金色の縁取りと緑色の組み合わせが美しい。


普段は見られない裏側は、銀色の鱗粉が光って綺麗。
綺麗なのはもちろんですが、葉の表から透けづらくするため色でなのです。




綺麗な翅に対して、顔つきはガガンボみたいで少し怖いかも。


今までとは違い、この子はおとなしかったので外でも撮れました。
やっぱり太陽光に当てた方が断然きれい👍


カシの葉裏に直接つけてお別れ。


最後は抜け殻。抜け殻になるとお顔が白目で怖いです。






フタホシシロエダシャク飼育記

2022-02-01 | 飼育記
2021/05/03
拾った当日の姿。終齢幼虫でした。エサは桜を与え、飼育ケースは他のサクラを食べる幼虫2匹と同居。
その後数日で土中で蛹化し、掘り出すわけにもいかずに羽化を待ちます。


2021/05/27
夜7時頃に飼育ケースを覗くと、偶然土から出てきているのを発見。
そのままケースの壁に止まり、羽を伸ばして羽化完了。
翌朝放しに行くも、直ぐに飛ばれちゃいました💦。