ねこかすの みちばた自然録

更新再開しました!昆虫・野鳥や鉄道の写真、畑の様子など、色んな趣味を投稿します🍀

サザナミスズメ飼育記

2022-10-05 | 飼育記

今回は、大食漢のサザナミスズメ。今までの飼育で一番エサ取りに苦労しましたw

2021/05/12
玄関にボロボロのスズメガが止まっていました。
鱗粉が取れてセミみたい💦




写真を撮ろうとケースに入れて置いたら、翌朝なんと大量の卵が!




2021/05/24
かなりの数が孵化しました💦20匹くらいでしょうか。




実は成虫を見ただけでは種類が分からなかったので、
予め幾つかの草を準備していたのですが食べてくれず💦
これは食草ではないツツジをかじる様子↓


2021/05/26
幼虫が生まれて数時間後にサザナミスズメと分かり、緊急でネズミモチを取ってきました。
しかしそれも食べてくれず😢追い詰められた中、
最後の希望、トウネズミモチを与えると、そっちにだけ食いつきました👌
そして食べだすと凄まじい勢いで成長し、たった2日で数倍の大きさに💦





2021/05/28


2021/05/30
今まで透けていた皮膚が厚くなり、体に模様が出てきました。
生まれてたった6日目でこんなに大きく💦




2021/06/01
脱皮直前、ほとんど脱げかかってます。


見ていて気持ちいいくらいにスルっと脱げましたw


2021/06/04
個体によって脱皮が1回遅いズレがあったりするものの、
一番多い子のは孵化から10日でナミアゲハ幼虫サイズになりました💦




2021/06/08
足の赤が際立ってきました。


2021/06/11
凄まじい勢いでトウネズミモチを平らげてどんどん太っていきますw
野生でこの数なら間違いなくエサ不足で自滅しそうな感じ💦
実際に野生だと、木1本で2、3匹生き残る程度なので、釣り合いが取れているみたいです。




2021/06/14
前蛹第一号がサツマイモみたいに赤くなりました。
ケースには3タイプの土を用意しましたが特に好みは無さそうで、
適当な場所に各自潜って蛹になっていました。


2021/06/16
その後も残った子達はバクバク食べ続け…




何て言ってるでしょう?


2021/06/22
その後、生き残った全個体が前蛹、蛹になりました。




2021/07/04
蛹は廊下に置いて気温を低くしてはいたのですが、
せっかちな子が数匹羽化しちゃいました💦






2021/08/18
8月末、予定通りの時期に15匹ほど羽化しました🎉
たくさん観察してきた中で、触覚や腹部を見ても雌雄の区別が今一つ分からなかったのが心残りです。
メス風な個体の方が少し大きい傾向がありましたがどうでしょう?🤔








かなりの数が居たので、トウネズミモチがある各地に散らして放してきました。
ただ近所にはあまり生えていないので、卵を産んだメスは遠くから飛んできたのかも知れません。

10/5追記

近くに食草のオリーブの鉢植があり、それに寄せられて来ていたようです。スッキリ!









ヤマトエダシャク飼育記

2022-02-01 | 飼育記


以前から飼育記はやろうと思っていたものの、やっと書く気になりました。
飼育記第一弾は、もうじき幼虫が現れそうなヤマトエダシャク。
まめに記録したつもりなので、資料として活用して下されば幸いです。


2021/03/04
樫林の手すりにて、ヤマトエダシャクの中齢幼虫を拾いました。
生息地は薄暗いが光が差し込み、地表は染み込んだ雨水で常に湿気が確保されていたため、
飼育ケースには黒土と落ち葉を敷き、霧吹きで湿度を調整。
蓋にはカットした網戸をはめ込んで、その上からすだれを掛けました。
エサは、拾った場所の真上に生えていたウラジロガシを与えました。
乾燥した場所は好まないので、飼育環境には気を遣ってあげた方が良い幼虫です。


2021/03/16
1度脱皮をしてかなり大きくなり、薄く粉吹いたような体色が濃くなりました。


2021/03/25
飼育ケースの蓋の裏で前蛹になりました。自分で作った糸の上に身を預け、仰向けの姿勢。


2021/03/28
蛹化しました。腰がくびれているのが特徴。


2021/04/15
蛹化から17日後、深夜~早朝の間に羽化して蓋の隙間から脱走。見逃しました💦


2021/04/06
こんなこともあろうかと、というのは冗談で、
幸運にももう一匹拾っていたので、まだ成虫を見られるチャンスが✨
拾った時点で立派な終齢で、先程の個体とは違い、木の節のような柄が顕著に出ています。


2021/04/15
弱って丸まった半生(はんなま)のカシの葉を縫い合わせて蛹化していました。。
恐らく、樹上でも葉同士を縫い合わせて蛹化すると思われます。




2021/04/30
蛹化から15日後、今度は羽化した姿をちゃんと見られました。
ホワイトバランスのせいか色が薄い写真になってしまったけれど、
肉眼見ればとても綺麗でした👍
頭が金色なのがチャームポイント。




名残惜しい中、羽化したその日に故郷のカシの森へと返しに行きました。
なかなか動いてくれなかったけれど、いざ飛ぶと一目散に安全な木の葉裏に止まってくれました。
送り出せてひと安心、胸に手を当てて森を後にしました。




ヒメツバメアオシャク飼育記

2022-02-01 | 飼育記
ネコ耳がかわいいヒメツバメアオシャクです✨

2021/03/19
近所でヒメツバメアオシャクの中齢幼虫を発見。
ネコ耳がかわいいのです。




2021/04/09
後頭部が大きくなってきました。これは脱皮の前兆で、顔のお面も窮屈そうになります。




2021/04/12
脱皮しました。脱皮直後は顔の黒い線がほとんど見えなくなります。


2021/04/22
シラカシの茎と同じ位に大きくなり、全長約3cm。




2021/04/26
丸まった枯葉の中で前蛹になりました。
網状に縫うヤマトエダシャクとは違い、太い数本の糸で固定しています。


2021/05/08
蛹化数日後の姿。なんだか蜂の蛹のような少し怖い顔つき。


2021/05/13
朝起きると、ケースには立派なアオシャクの姿が。これまた夜間に羽化したようです。
金色の縁取りと緑色の組み合わせが美しい。


普段は見られない裏側は、銀色の鱗粉が光って綺麗。
綺麗なのはもちろんですが、葉の表から透けづらくするため色でなのです。




綺麗な翅に対して、顔つきはガガンボみたいで少し怖いかも。


今までとは違い、この子はおとなしかったので外でも撮れました。
やっぱり太陽光に当てた方が断然きれい👍


カシの葉裏に直接つけてお別れ。


最後は抜け殻。抜け殻になるとお顔が白目で怖いです。






フタホシシロエダシャク飼育記

2022-02-01 | 飼育記
2021/05/03
拾った当日の姿。終齢幼虫でした。エサは桜を与え、飼育ケースは他のサクラを食べる幼虫2匹と同居。
その後数日で土中で蛹化し、掘り出すわけにもいかずに羽化を待ちます。


2021/05/27
夜7時頃に飼育ケースを覗くと、偶然土から出てきているのを発見。
そのままケースの壁に止まり、羽を伸ばして羽化完了。
翌朝放しに行くも、直ぐに飛ばれちゃいました💦。