ねこかすの みちばた自然録

更新再開しました!昆虫・野鳥や鉄道の写真、畑の様子など、色んな趣味を投稿します🍀

仮称サワガニの里 虫たちの夕涼み

2022-06-29 | 散策記

あまりの暑さに夕涼みの文化は何処かへ消え去ってしまったが、エアコンなど持たぬ虫たちは、木陰や藪の下で暑さを凌いでいる。

そんな虫たちの姿を帰り道に見て、写真に収めたくてカメラを持って改めて出かけた。

 

藪で涼むムラサキシジミ。

雑木林の縁では、上から、桜、カシの若木、笹薮、ツル性植物の順に日陰があり、それぞれの生きものが好きな場所で過ごしていた。

ササもツルも諸悪と扱われ刈られてしまっているが、生物たちにとってはとても重要な避難居場所である。

 

アズマネザサが茂っているだけあって、サトキマダラヒカゲがたくさん見られた。

 

こちらも笹薮の住人の一人、ヒカゲチョウ。見逃してしまった美麗なクロヒカゲもまたリベンジしたい。

 

ササに絡まるヤマノイモにはヤマイモハムシの姿が。

 

笹薮は生きものたちの隠れ家あり、ハンターたちの狩場でもある。

5月に近くで孵ったカマキリの幼虫たちがたくさん潜んでいた。

 

ムシヒキアブの仲間がアシナガバエを捕らえていた。

ムシヒキアブの仲間は、飛び上がる虫を狙って狩りをするが成功率は低い。「

 

ロウ物質をまとうベッコウハゴロモ。最近は知り合いが「バレリーナ」と呼んでいるが、中々面白い愛称である。

 

触覚の手入れをするササキリ幼虫。まだ小さいが立派に生きている。

 

水辺から少し外れた場所で見るオオシオカラトンボは、どこか特別感がある。

 

成虫を目指して頑張るナナフシモドキ。4月から9月頃まで、時間を掛けて成長していく。