犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

小豆島3日目~高松(山田家)~淡路島へゴー。 解説 #こんちゃんの旅 

2016年01月13日 | 犬旅・おでかけ


26日の18時ごろに埼玉をたち、圏央道~新東名をひた走りつつ、
途中でたびたび休憩(ドッグランのあるSAでね)しながら、27日の朝4時30分ごろに岡山入り。
岡山の日生(ひなた)港から、小豆島の大部(おおべ)港へ(1h)は船の旅である。
朝7時30分の船に乗りたくてきたのだが、優秀で、思ったより、早くついてしまった。
眠れないし、起きてるのも暇だし。6時前になってやっと港に人が現れる。
あ、去年のおじさんじゃないの。おひさしブリンカー。
去年は夜8時ごろに出て、始発(でいいの?)ギリギリに来て、
おまけで乗っけてもらったんだけど、そのときにお世話になったおじさん。
わしらのために事務所を開けてくれて、ストーブをつけてくれた。
車中の人が交代であったまったりトイレに行ったり。
犬たちはじっと待っていた。

そのうち時間が来てチケットを買い、船に乗り込む。わたしが犬たちと残り、人らはみな船室へ移動。
わたしは去年、行きも帰りも景色を見たし、昨夜全く寝ていないので、どうしようもなく眠いので、汽笛が聞こえたなと思った瞬間に寝落ち。
オレコは二度目なのでまあまあ落ち着いているが、最初犬たちはドキドキしていたようだったけれども、すぐあとで寝たようだった。
ついてからは昨日までの写真にあるとおりの行動だったのであるが、景色にあるとおり、なにもかもが美しい島なので、
犬たちもとても楽しんだ様子だし、こんちゃんは特に、リフレッシュできたのではないかと思う。



2部屋あったので、私とこんが和室、それ以外は洋室に分けてやすみ、こんちゃんが疲れないように配慮したのもよかった。
こんちゃんは気が若くなって、最終日の朝、バルコニーで遊びながら、しばらく中庭を眺めていたそうで、次に足元をながめて、
右へ左へ、うろうろしていたと思ったら、かなりの高さを「ええーい!」と飛び下りてしまい、中庭を自由にお散歩、
柵を見つめながら「どうしたらおそと出られるかなあ?」と首をかしげているところに私がかけつけ「こーんちゃーん!」と叫ぶと、
「あ!おかーさんじゃー!」と、にこにこ駆け寄ってくるのだから、かわいいもんじゃ。
普段なら飛び降りないような高さだったと思うのじゃが、この旅で気分が若返っちゃったのじゃろうかのう。



帰りは予約せずに気の向くままに行動し、いちばん近くの草壁港からと思っていたら、
時間的にあわないので、少し離れた土庄港から高松を目指した。高松からの船旅も私が車に残り、あとの人たちは船室へ。
夫がつよく「車に残る」といって譲ってくれようとしたのだったが、こんちゃんのためには私が残るのがいいと思っていたので、いいや結構と固辞。
おとうさんだと大きなくしゃみが出たかもしれないし、それだとこんちゃんが抗議ションしたかもしれないからこれでいいのだ。
航海中、こんちゃんをはじめ犬たちはぐっすり眠った。オレコだけ、ときどき、となりにとまった警備会社の車の中にいる人たちを警戒していたけれど。
怖いこわいおかあさんが「いけません」のひとにらみで、オレコは弱気の目になり、しぶしぶながら、吠えるのをあきらめる。
しぶしぶでも、吠えないことが大事だ。



高松に降り立つと、目的は「山田家」。
どうでしょう藩士のみなさんはご存じ、伝説のうどんを食べに来たのである。
想像していたより大きなお店で、すばらしいシステムで、待たされることなく座り、待たされることなく、食べた。
おいしかった。
近所のさぬきうどん店は(このあたりのお店で修業したようなのだけど)そこそこ繁盛しているが、
山田家と比べると、厳しいようだが、まだまだ関東のうどんである。
ヒョードル(店の主人が似ていると夫がいう)は初心を忘れてるな、気合入れんといかんね、など、ぶつぶつ夫と話しながら店を出た。



それから車を走らせ、淡路島へ。
走りながら目に飛び込んでくるのは、風力エネルギー&太陽光エネルギーの施設。
阪神淡路大震災で被災を経験し、そのあとの東日本震災で原発の事故を目の当たりにしたことが大きく影響しているのではないだろうか。
以前の生活を取り戻したかのように見える関東地方よりむしろ、こちらのほうが当事者意識が強いのかもしれないなあ、とぼんやり思う。

鳴門海峡では渦を確認できず。
なんとなく、福田和子(15年逃亡⇒時効11時間前逮捕⇒無期懲役⇒獄中結婚⇒病死)を思い出しながら、橋を渡る。




淡路島の宿は犬ウェルカム体制(人間だけでは泊まれない)。
小さいがドッグランもあり、一番についた私たちは貸切で遊んだ。
にこにこ元気よくかけっこしていたオレコだったが、大きな白い犬が現れてから、すっかりおとなしくなった。
この宿の子でハッピーちゃんという男の子。おとなしくてフレンドリーでとてもかわいかった(写真はない)。
遊ぼうよと誘ってくれたのだが、あいにくオレコも老犬もしり込みしてしまったので、部屋に連れ帰る。



人間はお風呂を呼ばれて、犬たちは食事をした。
ちなみに夕ご飯はお食事どころだが、犬同伴で食べられる(犬メニューはない)。
もちろんほかの部屋のみなさんも連れてきていた。
オレコがもっとも大きいサイズで、あとはもっぱら小型犬。
うちも全員連れてきたが、フレンドリーなのは太郎ちゃんのみ。
特にオレコは危険なので、お父さんにまかせ、わたしはこんちゃん担当。
おとなしくしているから油断して淡路牛のしゃぶしゃぶにくらいついていたら、
シャリシャリ音がして振り向くと、白菜のお漬物に手を出していたようだった。
・・・先にごはんを食べさせたのに。老犬め。
ちなみにオレコも太郎ちゃんもテーブルの上のものには手を出さず。
こんちゃんにとって、初めての、いけないことだった。(おうちではしないのにねえ)



ほかの犬の気配が気になり、オレコのオレソックが24時間体制になってしまった。
ベットでオレコを抱きかかえながら寝て、飛び出していこうとするのを、しっかり抱き留めていた。
こんは眠くて仕方ないし、ひとりならいい子で寝られるのに、オレコがうるさくて眠れない。
もちろん飼い主も力を抜いた途端にオレコが砲弾のように飛び出して、時に吠えようとするので、
それを防ぐためには、力を入れて抱きかかえなくてはいけなくて、翌朝は思い切り寝不足であった。
(それもあって翌日こんちゃんは、車の中で、天使のように眠っていたのだった。明日の画像をお楽しみにね☆)

いよいよあすは、帰玉の日である。