犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

コペンハーゲン。

2021年12月29日 | おせわがかり日誌
 
 

そろそろ替え時だと思っていたら、オレコのハーネスが壊れた。

 



ころのにいたっては、いつのまにか背中のマーク『DOG』の『G』が消え、『DO』になっている。DOってなんじゃ。彼はなんでもよく汚す。だからよく洗う。それで消えてしまったのだろう。別にDOでも困らないが、この際だから、そろって新調することにした。

何かを買うとなると、いつも、あーだこーだ吟味吟味で、時間いっぱい悩んでしまう。




話はそれるが、こんちゃんは、うちにきたときから、気管虚脱や、脇の下の皮膚が弱く、本人もいやがるため、ほとんどのハーネスが合わなかった。老犬なので、オレコのように力づくで抜ける心配もなく、ずっとソフトハーネスを装着していた。

以前の生活で長いこと合わないものを使っていたのだろう。レントゲンで見たこんちゃんの気管は大部分がUの字にひしゃげてい、呼吸も危ぶまれていた。2匹もそうなっては困るので、気道の負担が少なく、頑丈で、そして、かわいいものを求めることとなり、そうすると、やっぱり同じメーカー(コペンハーゲン)にたどり着く。


で~~も~~~♪(※六角さんの痛風の歌『お父さんが嘘をついた』風に

 



オレコは10歳になって、若い頃に比べ、首や背中がしんどくなり、今のハーネスはまあまあ重く感じているようだ。これから数年、同じタイプのものを使うのは、ちょっと心配だなと危惧していたところ、あら都合よく、モデルチェンジしているじゃありませんか。


↑ これまで(これはこれでとてもよかった)のは、頑丈なつくりと、生地も二層になっていて、ランドセルを背負っているみたいだったが、

↑ 今度のは軽い。頑丈なつくりながら、接着部分を少なくし、あたりも柔らかい。

以前、親切丁寧迅速対応をしていただいたショップにピンクとブルーのを注文しようとすると、あいにくピンクが在庫切れだった。まあ、本来は何色でもいいのだが、リードやらマフラーやら、お洋服やらなどとの組み合わせもあって、できることならピンクが望ましい。在庫のあるところを探すと、仙台のお店ならあるということで、そちらにお願いすることに。幸い、即日発送扱いで、翌日には届くという。届くまでの間は、昔使っていたビヨルキスのハーネスでしのぐことにした。


ビヨルキスもデザインがかわいいし、軽くて装着しやすいのがよいのだけど、オレコに関しては、安全性の肝のひとつであるマジックテープ部分に、換毛期の毛が絡まって詰まり、接着が弱くなるのと、歩様動作の中で、首の固定部分に負担がかかり、たびたび『ぐえっ』となるので、向かないようだった。

本当はユリウスも試してみたかったのだけれど、二人ともそれぞれに外界に弱点が多々あり、それらのせいでパニックになると、予想外の動きでハーネス抜け(実際した)をして、ころなど失踪した過去がある。オレコはものの数秒、呼んだらすぐ踵を返して戻ってきたが、ころは子犬だったので、物陰に隠れ、捕獲に半日かかった。そんなこんなで、よその子には大丈夫でも、うちの犬たちには、向かないタイプのハーネスがほとんどなのだ。


競馬でも、馬は競馬に行くまでわからないという。絶対に勝つと言われた馬がゲートインでつまづくことがあれば、百戦錬磨の騎手を振り落とすこともある。
犬だって、散歩に行くまではわからない。普段躾の行き届いた犬が何かの拍子にかみついたり、あるいはかみつかれたりする。暴走自転車やバイク、反撃されない相手に危害を加えるつもりの危険な誰かにいつ遭遇しないとも限らない。一歩外に出れば、何が起こるか、わからないのだ。
うちの犬たちも普段は逃亡願望がないように見える。ことにころは、一度迷子を経験しているから、家族と離れるのが苦手だ。しかし、それでも、うちの子は絶対大丈夫なんてことは言えない。怖いものが現れたら、その場から全力で逃げようとする。それが生きものの本質だからだ。アクシデントは、いつだって起こりうる(二度と嫌)。


話がそれた。


そんなこんなで、新品がすぐに届いたので、ここ数日は、新しいハーネスで散歩している。オレコの全力『いやいやえん』が発動しても大丈夫だったし、



ころの、ぐいぐい歩行においても、まったく問題はなかった。



同時にボロボロだったリードも新調。新しい年を迎える準備は(犬たちは)万端だ。



肝心のにんげんの仕事納めがまだこれからなのだけれども(今年はぎりぎりまで仕事~)、今年も実感のないまま、あと数日で新年はやってくる。

よいお年を。