犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

すこしずつ

2014年12月31日 | おせわがかり日誌


はじめてきたひ

リビングにおじいわんを入れたら

こたつの上にあったおやつ

おじいわんがすんすんしたとたんに

おれこが悲鳴を上げた




おれこはとてもいいこで

いろいろがまんする

食卓の上にあるものを

おやつといえども

すんすんするのは、

おれこにとって

いけないことだ

自分も我慢してるのに

おじいわんはすんすんした

ずるい!

そういう意味の悲鳴だったらしい

犬博士の夫曰く




おじいわんはおっとりしてる

おれこは超神経質

ふたりとも人に捨てられて

裏切られて

自分なりの生き方を

しているだけなんだよねえ

おじいわんは はんなり

おれこは 一生懸命




おれこはだから

なかなか受け入れない

近づいたかなと思うと

歯茎をみせて唸り

いつでも飛びかかるぞ!

の姿勢

おれこが本気出せば

おじいわん死んでしまう




タイミング悪く

自宅の改修工事でベランダに人が出入りしたり

あちこちからドリル音や

金属音がするため

おれこの精神状態はいま最悪




散歩のときに通りがかった

自分が勝てると思う相手には

野太い声で吠えながら

飛びかかろうとする

あきらかに八つ当たり

こんな子じゃなかった

内気なだけで粗暴じゃなかった


そんな時期に

おじいわんはやってきた




自由に行き来していた部屋の一つを奪われ

お父さんおかあさんを独り占めできないさみしさ

毎年年末年始のミグノンの保護犬短期ステイに

協力したいけど無理だねと諦めていたのは

おれこの犬見知りかつ、強烈な焼きもちストレスを

おもんぱかってきたからだ



でもね



ほら

すこしずつ

これはおれこにも

良いチャンスなのかな

良い年になりますように

まずはオレコを信じることから