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謎の老犬大暴れ、まとめ。【#こんちゃんプレイバック】

2018年11月22日 | 健康・フード・病気・治療・腎不全

夏のような秋があっという間に終わり、突然に冬型低気圧がやってきて、異変をきたしている老犬のみなさんに、かつて同じように異変をきたした、こんちゃんのお話を。



はじめは痴呆の症状かと思ったのだけれど、いつもというわけではなくて、何かの条件がそのきっかけになっているようだった。



その条件というのは、おおまかに3つ。

①低気圧(あるいは急激な気圧の上昇や下降)
②新月
③満月



①②③のいずれか、あるいは複数の条件が重なるなどで、決まって、体調を崩し、ひどい時は暴れたりしたものだった。
人の場合であっても、出産が多くなったり、ご老人が体調を崩して倒れたり、というような現象が起こるらしから、当たり前と言えば当たり前。
探してみたら、過去のブログにそのときのことが詳しく書いてあった。


『絶叫雄叫びエンドレス、家中を走り回ってあちこちにぶつかり、放尿&脱糞撒き散らし。
困ったことに、これが明け方に起きてしまい、ご近所問題に発展してはいけないので、抱きかかえて、外へ飛び出しました。
唸りながら、いつもの4倍速くらいで走るように歩き、2時間歩き続けて少々疲れたところで、戻ってきたけれど、徘徊は止まず、興奮冷めやらず。
ものを倒したり、ぶつかったり、はさまったりを繰り返し、時折、抱き留めてよしよしすると、暴れて離れていき、また徘徊し、の繰り返し。
それがお昼過ぎまで続いたもんで寝ずの番でしたが、たまたま週末だったから、夕方少し仮眠ができたのでした。
まあでもこういうことが、これまでも何回かありまして、これからもきっとあるのだろうなと思うと、やっぱり不安がよぎります。』


 続きはこちら↓

 こんちゃんオオカミになる(オレコ痩せる)。ほかに腎臓ケアフードと痴呆サプリの話



かかりつけの先生に相談すると、痴呆の行動というよりは、おそらく脳が何らかの刺激を受けているのではないか、という。
脳圧に影響があって、その違和感が耐えがたいもので、でもこんちゃんは自分の体に異変が起こっていると理解できているわけではないから、とにかくこの気持ちの悪い現象をどうにかしたい、どこか安全なところに逃げなければ、と、本能的に動いているのではないか。




先にも触れているけれど、パニックになって大小漏らすだけならまだしも、あばれて体を傷つけたり、転んで倒れたところを助けようとした人をかんだりしてしまうので、なんとかしなくてはならない。
脳圧を安定させるために、降圧剤を使うという手もあったけれど、そのために脳の検査などをするのも当時のこんちゃんには負担で無理だったし、ほかに複数の治療(薬)をしていることもあって、これ以上の投薬治療は持病の悪化につながる可能性が高く、諦めることにした。



だが、長時間暴れるというのは、心臓にも悪いし、延々泣き叫ぶのは、つぶれた気道をさらに細くしてしまう。



しかし発作はいつ起こるかわからないし、この次はどの程度ひどいかわからない。
普段はサプリだけにして、困ったときに、安定させる薬(鎮静剤に近いものだが副作用<諸症状>のリスクもある)だけ4錠もらうことにした。
(そしてそれは、そのあと1度だけ使うことになる。)



スケジュール表は新月と満月のイラスト入り。
1ヶ月前からそのイラストを蛍光ペンでマーキング、冷蔵庫に貼る、家族の予定を書き込むカレンダーにも、同じようにマーキングした。



毎日、気圧アプリをチェックし、低気圧が来るときは、前日に通知が届くように設定、しっかり準備ができるようにしていた。
これがとても役に立った。



だから当時の犬日誌には、その日の(朝・昼・夜の)気圧や、新月(満月)、あるいはもうすぐ新月(満月)などと書いてある。



今の犬日誌は、オレコところすけだけなので、気象状況はおおまかで、晴れ・くもり・雨などのお天気情報だけ。



この半年は、●●hpsと書くことも、いつが満月でいつが新月、と書くこともすっかりなくなった。
わずかに『散歩中にお月様がまんまるでキレイだった』という感想が書かれる程度である。