特殊相対論、ホーキング放射、ダークマター、ブラックホールなど

・時間について特殊相対論からの考察
・プランクスケールの原始ブラックホールがダークマターの正体であるという主張
 

その2・「時間の遅れ」合成則

2022-09-27 02:22:44 | 日記

「時間の遅れ」合成則・相対論: https://archive.md/uxxkb :http://fsci.4rm.jp/modules/d3forum/index.php?post_id=27124 :の最後の文章が
『相対論においては「速度については足し算は通用しない」、「時間の遅れについては掛け算が通用しない」、まあそれだけの事であります。』
で終わっています。

そうしてこの宇宙はどうやらその様にできている、つまり
A:「速度には加算則が通用しない」。

そうしてその事の影響が時間の遅れに反映されて
B:「時間については乗算則が通用しない」
と、そういう事になっている様です。

ちなみにこの
B:「時間については乗算則が通用しない」
については、いままで誰も指摘していないように見えます。


さて数学の論理から言えば「掛け算は足し算の繰り返し」と見ることが出来、だあれもその事に疑いをもちません。

それがあたりまえ、常識である、と教えられてきたからです。

しかしながら実際の宇宙では速度については足し算は通用しません。

そうなると時間については掛け算が通用しなくなる。

なるほど、数学の論理としては「これはこれで成立している」様に見えます。


ちなみに「時間について掛け算が成立しなくなる」というのは、ある系が基準慣性系に対して相対速度をもつ事によってその系①の時計=時間は遅れる。

その遅れた時計で系①の中で運動している時計②の時間を観察すると、その時間は系①の中で静止している時計に対して遅れる。

そのとき通常の我々の常識では
基準慣性系から時計②を見た時は
「基準慣性系から見た時計②の時間の遅れ」
=「系①の時間の遅れ」*「系①から見た時計②の時間の遅れ」
が答えである、となるはずです。

つまり
「ある時計で所定の現象の時間を測定した。」

でもその時に使った時計が実は遅れていた事が判明した。

そうであれば正しい測定値は測定に使った「遅れていた時計の遅れ分」を掛け算で補正してやればよろしい、
と通常はそうやります。


しかしながら「相対速度をもつ事による時間の遅れ」の場合はそれが答えにはならず、そのような修正計算ではずれが生じてしまう。

つまり「時間については乗算則が成立していない」のであって、そのかわりにこの場合は「時間の遅れ合成則が成立している」という事になります。


さてそれで、以上の事はこの宇宙での時間の在り方の秘密について何かを語っている様に当方には見えるのでありました。

PS:相対論の事など 記事一覧


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