患者さまからいただいた感謝のことば(臨床検査技師)

臨床検査技師として理学療法士の先生方と業務する中で、患者さまと会話しています。そんな患者さまのつぶやきを話します。

リハビリしても治らんし…

2014-06-16 05:42:44 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

理学療法士の先生方と入院患者さまのリハビリをこなす毎日…

【〓〓さん、今日のリハビリどうでしたか?】
【もう嫌や…】
【…】
【何かあったんですか?】
【…】(声が小さくはっきりしない)

【リハビリしても治らんし…】と聞こえた
(悲観的になってる…)

【リハビリしても劇的な改善ってないかもしれないけど このまま安静ばかりでは全身の筋肉や筋力は低下するばかりですよ】

【わかってるわ…】
(脳梗塞の後遺症…麻痺でかなりへこんでおられる様子)

脳梗塞の後遺症に対しては 本当に【言葉】をかけにくい…本人にしたらプラスの要素は見つからないだろう

麻痺した方を改善させようとか、良肢位を有効に使おうとか…前向きな考えには至らないだろう

(心のダメージは計り知れない)

リハビリで少しでも改善…みんなで手助け 助けあって とか少し周りを見る余裕はないだろう

人が病気を受け入れるステップ…

今の現状で落ち込み
今の現状を受け入れ
残された機能で何ができるのか 試行錯誤…
今出来る限りの工夫…

人は皆さん平等に病気になる…

落ち込みもするだろう…
いかに早く立ち直りができるか…
(落ち込んでばかりいられない)

そんなことを考えさせられたエピソードでした