患者さまからいただいた感謝のことば(臨床検査技師)

臨床検査技師として理学療法士の先生方と業務する中で、患者さまと会話しています。そんな患者さまのつぶやきを話します。

採血の交代

2013-06-30 17:51:44 | 病気
こんばんは。
との菌です。(*^_^*)


急性心筋梗塞で先日まで入院、日中のリハビリで携わっていた患者さまが退院。

本日 採血場にこられました。61歳男性

採血【とりにくいよ。】
頑張って気合い入れ 一回で終わりました。

【あっ、良かった。先生採血うまいなぁ…】
【有り難うございます。】

【入院中、最悪やったから…一発で終わるなんてありがたい。】

【どうしたんですか?】
【たぶん、新人の看護師さんやったんだろう…まだ若かったから】

【うまく入れれなくて】
【すみません…すみませんって】

【早く他の看護師さんに変わればいいのに】
【なかなか変わらなくて…】

【点滴で3回ですよ。】
【あきらめたのか、4回目でようやくベテラン看護師さん風な人が来て】
【一発やで、さっ。って点滴のルート作ってあっちに行きはった】

【実際、採血とか点滴とかって…うまくなるんやろうか?】
いえ【やっぱり、うまい人は初めっからうまいんですよ。】
私、との菌はそう思います

【ある程度はうまくなると思いますが、実習の採血練習からうまい人はうまいですよ】

結論…最初は よくわからない状況から 初めるのですが
それでも なんとなく器用にできてる人はできてる。と私は思います
なんとなく…

基本的に持ち合わせている質みたいなものあるんだろうって思います。
なんでも 生まれ持ったもの 違いますよね…

///【私の先生より】///
【なんとなくできてる…その感覚は前世からの能力引き継ぎである】
生まれ持って 能力をいただいているから
【なんとなくわかる】
プラスアルファの努力があって 華開く…

だそうです。

教えることの難しさ

2013-06-30 07:27:35 | 病気
おはようございます。との菌です。(*^_^*)


先日、朝の採血をしていた時にお会いした患者さまの話です。
79歳女性


患者さまは 糖尿病疑い。
日頃の食事制限や適度な運動はできてますか?

運動なら 頭も体も動かしてますよ…

はて?頭も?

なにか勉強されてるんですか…

はい 塾の先生をしてます。って返事でした。

なんの塾かは聞かなかったんですが…

インプット【自身の勉強】をされている方は 結構おられます。

仕事から離れて1人の時間に何を考え何を積み重ねていくか。
日々の積み重ね…大切なことだと思います。

そして・・・
継続するアウトプット【指導、説明、教育】
・・・されている高齢者の方は まだまだ少ないと思います。

私、との菌も病院の医療講演担当者の1人。

睡眠
夜間頻尿
タバコと肺疾患
脳梗塞
と医療講演をしにいきますが

人に伝える
人に教える 話す

やっぱり何か情報が欲しくて講演を聞きにこられている。

日常生活を少しでも改善できたら…

理解していただくことは 難しいことだと思います
【人に教えるためには、教え方を勉強しないといけない】
【伝わってなければ意味がないです】講演中に寝ている方もおられる。【楽しく、わかりやすく】本当に難しい。ニーズにあった解答も必要です。

やっぱり 日々の勉強が必要ですね

今の時代、情報は飛びかっている。人によって必要な情報は違う

ニーズにあった解答ができるように 前向きに勉強したいと思う今日この頃。

不安症の方へ

2013-06-29 15:14:44 | 病気
こんにちは。との菌です。(*^_^*)

【先日の話です】
今日も理学療法士さんとともに
入院患者さまの運動リハビリの仕事に携わっていました。

中高齢の女性患者さまで 診断名は
発作性心房細動と 肥大型心筋症でした。【心臓系の病気です】

運動リハビリ中に
【私、病気ですけど運動して大丈夫なんですか】
【悪くならないですか】
【悪くなったら困るからもう止めて…】など

…多弁に話される

〓〓さんは、気弱いですか?の問いに

【いいえ、私気強いですよ】

【どこが強いんですか?】


私、心電図や酸素飽和度見ながらリハビリしてるから心配しなくて大丈夫。

…状態変化あれば、トレッドミル止めますから
…と伝えても聞く耳もたず感じでした。


【不安や心配】ってまだ起こっていない事象に対する気持ちの持ち方で
良い思考ではありませんし。


その気持ちが強いと身体の変調きたすから、やめてくださいね。

考えすぎないで。リラックス…リラックス。した方が良いですよ。と伝えました


【追加…私の先生より】
>勉強するというのは良いですが病気ばかり気にしていると、
常に身体の調子が悪いということになってしまう。

健康を維持するためにも、自分が病気かもしれないとくよくよ心配するのをやめましょう。
健康の維持という点では、ならないように予防…した方がはるかに良いのです。
なぜなら「人は自分が考えている通りになる」からです。


ただし、私ら医療従事者は
いろんな携わる病気に一度 なったら患者さまの気持ちがわかって良いと
・・・いつも感じています

そのときも 平常心保てるなら
その患者さま自身の弱さなのでしょう

また知識ある人が病気になる。
知識のない人が病気になる。
・・・もまた違うのでしょう…

との菌 は 考えさせられた出来事でした。

先生、こんにちは

2013-06-29 07:25:12 | 病気
おはようございます。との菌です。(*^_^*)


先日 書店で本を探していたところ…の話です。

声をかけてくる女性が1人。わりと高齢の女性

【先生、こんにちは。】…

【先日はお世話になりました】…

さて…問題である。
確実に見た事がある女性…

患者? 職員?
患者の家族?

なんの検査で携わったか
患者を検査してて待ってる家族だったか?

しかし、【すみません、どこでお会いしたんでしょうか

なかなか言えない言葉ですよ。
相手にしたら 失礼にあたるかもしれない。
口調から 確実に話をした感じがある。

医療人なら そんな経験はないでしょうか?

携わった患者さまですら その時は 病院着 今は私服。
髪型もきちんとされている。化粧もきちんとされている。


一生懸命 会話から 誰だったか 探る。

困った。わからない…

結局 最後まで 何で携わったか わからなかった。

でも 最低でも 失礼にならないように 努めないと…
人間関係は大切です。



結論…手術前 入院でいくつかの検査をした患者さまの娘さんでした。
   しかも、院内に委託で入っている清掃業者の職員さんでした。
   後日、制服で清掃されていて、あいさつされて 初めて気づきました。

何故 私なの?

2013-06-28 23:25:17 | 病気
こんばんは。
との菌です(*^_^*)


90歳 女性の話です。

その患者さまと最初に会ったのは 8年前です。

リハビリ業務で 数日間 一緒に廊下の歩行動作のリハビリをさせていただきました。

【チーム医療の一貫で】
90歳ではありますが 頭はしっかりされていて…
話し方や雰囲気が なんとも魅力のある方でした。

私も 出来る限り優しくお声かけし
お話を聞き 対応させていただきました。

年をとると、話相手がおらんから【
寂しさ感じるんよ】…との事でした。


【お宅、声のかけ方が優しいね。話をしててとても感じが良い】
と言われ嬉しさを感じました。

その患者さまが 再び 心電図でお会いし検査として携わりました。
もちろん名前を呼びました。

そして数ヶ月後に入院されてこられました。
私は 患者さまに会ったら すぐに○○さん お久しぶりですって名前を呼びました。

○○さんは びっくりされ…

【私の名前知ってるんですか?】って…
職員だから カルテ見て 名前を知ってるんではなく
本当に 名前を知ってて呼びました。

外見はやつれて少し痩せられてましたが…


【何故、私なの?】って…
こんなに患者さまの数多くおられる中で 【何故に私なの?】
患者さまからは対応する職員とは1対1だから覚えている。…でも職員からは、多の中の一人です。
覚えていなくて当たり前の世界…患者さまが若齢か高齢かでも受けとめかたは違う。


高齢の私の名前を覚えていてくれた事が嬉しかった…すごく感激したと 私に言ってくださいました。

その数日あとで…他の職員に名前を呼ばれ…またびっくりしたと。
入院している病棟ではない直接関係しない職員からだから余計に…

そんな特徴のある顔でもなし
そんな特徴のある病気でもなし
そんな特徴のある名前でもなし。

私もこの女性の立場なら やっぱり嬉しい…

良い意味で感動します。
本当に多くの患者さまの中から
【何故、私なのか…】

こんな話をされ…名前を呼んだ私まで
なんかすごく良い事をしたような感動をもらいました…

ありがとうございます。
[私、との菌からみたら…雰囲気が良かった人だから覚えていたんですけどね]

その患者さまからみたら そんな事を意識されていないわけです。

結論…人はどんな事に対して喜びを感じるのか を改めて感じた出来事でした