タバコ吸ってたらあかんやん…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

今日も多くの患者さんといろんな話をしました

そして業務も終了…
私服に着替え 病院から出ようとしたところ(まだ病院の敷地内)

寒い風をあおりながら 【タバコ】吸っている患者さんを見つけた…

糖尿病も持病にもってる睡眠時無呼吸症候群の患者さんなんです

【今晩は…〓〓さん】
【こんばんは…】

【無呼吸の機器、調子はどうですか？】
【あんまり使えてないねん…】
【なんでですか？】
【加湿器つけましたよね…】
【ほんの一時は良かったんやけど…】
【5時間くらいは使えてるんですか？】
【いやいや…5時間どころか2時間も使えてへんわ】【すぐに喉が渇くから咳き込み始まるねん】
(タバコ吸いながら言うなよ…本当)

【えっ？】
【10人に1人は脱落されるんですけど…】
【見事に仲間入りしていますね】

【使う使わないは本人次第なんですけど、無呼吸からくる酸欠→血栓症はこわいですよ】

(それよりタバコなんとかならんかな…タバコ)

【わかってるんやけどな…】
(わかってるんならまずタバコやめて欲しいわ)

(本当に病気のことわかってへんやん…この人)

【加湿器着けてるからあとできることは圧力下げて使うしかないんです】
【…】
【もう少し様子見ますわ…】

(病院の敷地ギリギリのとこまで出てタバコ吸っているこの人…病気を治す決意あるんだろうか)

単にニコチン中毒か
単に頭悪いのか

こっちまでテンション下がりそうだ…

病気治す努力して欲しい…

ふと感じたエピソードです

胸毛は本当にやりにくい…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

1日の中で何度か心電図を記録する機会がある

今日の話は胸毛がすごくて心電図業務がやりにくい患者さんがいることである…

今の時代(時代っていい方大袈裟かも) 胸に電極シールをはり クリップで挟む形で心電図を記録する機器が多いかもしれない
旧式タイプは 胸に伝導良くするクリームを塗り、 金属製の吸盤を下記のように決まっている場所に着ける

Ｖ1 赤 第4肋間
Ｖ2 黄 第4肋間
Ｖ3 緑 Ｖ23の中間
Ｖ4 茶 第5肋間
Ｖ5 黒 前腋窩
Ｖ6 紫 中腋窩
(と胸部は着ける位置は決まっている)

今の機器なら胸部に電極シールをはり、クリップを挟む…

だけど…
このめちゃくちゃ胸毛ある男性患者さん

シールを着けるが すぐに外れる

仕方なくすべて吸盤に変更するが 時間がたつと 吸盤が外れてくる

30秒あれば心電図業務は終わる…

でも でも でも…
もうすぐ記録が終わるって時に 6個のうちのどれかが必ず 外れる

本当にあと数秒で終わるのに…

別にこの患者さんが悪いわけではない

悪い人でもない…

でも本当にやりずらい

たった数秒の心電図業務で こんな気持ちになるのに…

24時間装着のホルター心電図など論外…論外 論外
患者さんの中には いろいろやりにくい人はいる

〓動作が遅い
〓高度な難聴
〓理解力に欠ける
〓ボディスーツ着用
〓体が重い
〓服を重ね着
〓足首に高度な浮腫み

など 速やかに心電図業務がはかどらない人がいる
誰しも業務は速やかにはかどる方がいいに決まってる

そんな時…よくこの言葉を頭によぎらせる

【神様が与えた試練】
【私をわざと怒らそうとされている】って

そう考えると 本当に気持ちが楽であり 患者さんにあたることもなく

行動は速やかになる

焦ったり 怒ったり は患者さんには関係ないし…

そんなこと考えるエピソードでした

立ち上がり気をつけて…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

今日も理学療法士の先生方と入院患者さんのリハビリをする

たくさんの高齢の方々を見ていると共通して言えることがある

【車椅子から立ち上がり、急に歩き出そう】とされる

そうするから つまずきそうになる…

【慌てなくていいですよ】
【すみません】
【慌ててるつもりはないんだけど…】
【せっかちな性格やから歩き出そうとしてしまう】
【せっかちなんですか？】
【昔はそんなことなかったんですけどね】
【年をとるたびにせっかちになったように思います】
【体が思うように動かないから】
【それが自分自身でわかってるから速やかに歩き出そうとする】んですね
【体に余裕がない】
(私もいずれ同じようになるだろう…そして同じように感じるんだろうな)

とりあえず
【車椅子から立ち上がったら、その場で３秒くらいゆっくり数える】

…そして歩き出す

【あっ、つまずきなく落ち着いて歩き出せました】
【なんか不思議ですね】 【焦ってたのかしら】
【たぶん、そうだと思います】
【大切なのは…こけないこと】
【転倒しないこと】
【怪我しないこと】
【病気しないこと】
だと思います

【そうね…】
【焦っても仕方ないね】
【こけないように一つ一つの動作をきっちりやっていきますね】
【はい、それがいいと思います】

頑張ってください
高齢になってからの転倒は 骨折も含め 大変だから…

【こけないように】
そんな話をしていたリハビリ室でした

好きで病気になる人はいない…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

今日も 1日の中で 多くの人と出逢う…

もちろん、場所が病院なだけに 何かしらの病気にかかっておられる人たち…治療を受けておられる人たち…

〓生活習慣の歪みから病気になられている人

〓遺伝(家系)から病気になられている人

〓何かしらの事故から(外傷)ある日突然はじまった病気の人

〓職業がら 針刺し事故から病気になられている人
人によって与えられた状況は違う

本当にさまざまですね…
その人が悪いわけではない…悪いかもしれない

今、頭を過る病気…
【糖尿病】

元々遺伝的要素の高い【1型糖尿病】

生活習慣からくる【2型糖尿病】がある。

患者さんは【1型糖尿病】の人なんですが…若い女性 全然太っていない

外見 糖尿病とはとても思えない人である

他覚的に見ても本当に可哀想としか言えない

【病気】っていったいなんなんだろう…

よく考えるのが
【本人に与えられた試練】やけど それを乗り越えたとき どんな能力が備わるんだろう…

いつも考える
そんなエピソードでした

もう退院しはるん？

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

今の時期 辞めていく同僚、同期…がいる

長年一緒に働いてきた同僚(同期)がやめるとき なんだか特別な気持ちになる…

〓仲がよいでもない
〓多く話したでもない
〓競いあったわけでもない

通勤途中でよく会う【見知らぬ人】と似ている
〓名前も知らない
〓どこで働いてるかも知らない
〓いくつくらいかも知らない

けど毎日偶然見ているだけの人…
不思議な感覚…

同僚もいざ、辞めていくとなると不思議な気持ちになる

しかし、辞めるときは 大抵 退職者の【一身上の都合】によることが多い

【出逢い】もあれば 【別れ】もある

別れは 本当に不思議な気持ちになる

患者さんたちの間にも 同じことが起こっている

同じ日に入院してきた→偶然同じ部屋の隣のベッドになった…

ほぼ同僚(同期)と似ている…

そこから世間話が進んだり…病気の話になったり…

病気が違うと
検査も違うし リハビリ内容も違ってくるだろう

けど何かしら親しみがある


そして、どちらかが先に退院となると…

【えっ？奥さん、もう退院できるようになったん？】
【うらやましいですね】 【私はまだ退院って言われてないよ…】

別に競争してるわけではない…

なんか患者さんの間にも同期やら 先輩やら 後輩やらありそうだ

とくに同一日に入院してきたこと…

【特別な何か】があるんだろうな…

先に退院されると 自分だけ なんか置き去りにされたような感覚に陥るのかもしれない

とくに女性患者さんたちの間には そんな気持ちがあるように思う

ふと、そんな気がしました

退院できるようになった患者さん…

お元気で…
再入院せんでいいように頑張ってくださいね

乾燥しすぎると、皮膚割れしますよ…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

入院中の男性患者…
診断名は
【急性心筋梗塞】です

ベルト上を歩きながら不整脈の確認しています

【〓〓さん、調子はいいですか？】
(あえて悪いかは聞かず)
【あまりよくないです】 【夜間はよく寝れてますか？】
【夜は度々目が覚めますねぇ…】
【トイレ(尿)ですか？】 【いえ、トイレではないんです】
【では目が覚める原因は何ですか？】
【体が痒いんですよ】

(体に何かしら薬を塗っておられる様子)
(心電図の電極シールが度々剥がれる)

【心電図がノイズ混じりですね…】
【体に薬塗ってはるんで仕方ないですよ】
【すみません…】
【薬塗らなかったら皮膚は元々カサカサなんですか？】
【そうですね…昔っからカサカサでしたね】

【本当に心電図シール剥がれてすみません】
【いえ、そんなことより気になることがありますが…】
【皮膚が乾燥しすぎるとカサカサになって割れてきます…そんな皮膚割れから感染…】
【その方がよほど怖い】
【アカギレみたいに割れたりしないように気をつけてくださいね】
【ありがとうございます】

【薬塗るにも全身って大変ですね】
【指先とか小さい範囲ならいいですけど】
【全身塗るのに時間もかかるしすぐに薬無くなるし…】
【入院中、シャワーはされてるんですか？】
【いえ、シャワーはしていません】
【なんでですか？】
【毎日シャワー後薬塗ってはるなら…次のシャワーでほとんど流れてしまうだろうし】
【そう思ったので…】
【…】

人によって いろんな病気にかかり いろんな悩みを持っている

その病気なら 生活上 何が大変なのか どんなところに注意して生活すればいいのか…

ふと考えさせられたエピソードでした

さわらんといて…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

今日も理学療法士の先生方と入院患者さんのリハビリに励む…

〓〓病棟まで足を運び、〓68号室に向かう
【〓〓さん、おはようございます】
(閉めてあるカーテンを開けながら挨拶をする)

仰向け寝の姿勢で目線はこちらに向いている
【おはようございます】 【リハビリ行きましょうか…】
(急に顔をそむける)
【どこかしんどいんですか？】
【腰痛くてしんどいんやけど…】
【…】
【体動かしながら腰の痛みほぐしませんか？】
【ベッドで寝てる方が何ぼ　か　ましや…】
【それ言ったら終わりじゃないですか】
【…】
【はい、車椅子持ってきたから移乗しますよ】
(支えようと両脇に手を入れた…)
【さわらんといて…】
【すみません…】
【私、できることは自分でやりたいんです】
【あっ、それはいいことですね】
(少し笑みを浮かべながら)
【こんな高齢者可愛くないでしょう】
(気強い高齢者可愛くないですけど)
【そんなことないですよ】

いくつになっても 介助なしに 自分でやりたい…

介助する側の人からすると 時間かかるけど ありがたい 話かもしれない…
そんな気持ちになったエピソードでした

血圧下がってるんやけど…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

先日、【心不全】のお話をしに近くのコミュニティセンターに行ったときのエピソード…

話が終わり質問の時間…【血圧下がってるんやけど…病気って考えた方がええんか？】

【すみません、質問の意図が分かりにくいんですけど】

【以前の血圧は？】
【140台くらいかな…】
【今の血圧は？】
【120台くらいかな…】

【もう一度聞きますが、何を心配されてるんですか？】
【いや、今まで140台くらいやった血圧が120台くらいに下がってるから病気かなって思ったんですわ】
【お答えしにくい質問ですね】
【…】

【というのも…双方の血圧値が正常範囲内ですし、なぜ下がったのかがわかる情報がありません】
【何かしら血液の流れが良くなるようなイベントか、血管が拡張するようなイベントか、循環する水分量が減るようなイベントがあったなら血圧も少し下がるだろう…】
(しかも元気に話できているから病気に見えない)

例えば
【心臓カテーテル】…
【血さらさら】…
【血圧降下剤】…
【測定条件の違い】…
【左右の上肢】…
【活動低下】…
【血管内水分量低下】…【以前が高かったけど今は改善傾向】…など

一概にどちらの数値が本来の正しい数値なのか…分かりにくい

【今までの数値から今回測った数値が下がってるから病気…】

そんな心配事…きりがないような…

〓そんなことまで気にしていたらだめ…
という考え方。

〓以外と 背景に何かしらの病気(原因)が隠れているという考え方。

本当に難しい
一般の人(素人)からすると 少しのことでも気になるんだろう

とりあえず、お答えしたのは…

【血圧の数値だけで判断できる病気などありません】

【不安なら病院で検査を…】

【自覚症状はないんですか】
【自覚症状はないですね】

【そうですか…】
【引き続き血圧の測定を続け、何かおかしいと思ったら病院にきて診察受けてください】

【どんな質問でも最後は…病院で診察受けてくださいやな】

【当たり前ですよ】

【医療講演は症状の考え方をお話ししたり情報の提供の場なんです】

【無料で…】しかも
【診察の代わり】って考えるのは 間違いですよ

この頃 講演の場を少し勘違いされている人いてるような感じがする そんなエピソードでした

情報提供はしますが
診察の代わりと勘違いして 病院にいかないのは 間違いであり ナンセンスです

医療講演の場で的確な情報を得たり

こんな症状の時は…この診療科にいくべきって考え方などを学んでほしいなって思います

あれ？部屋にいませんけど…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は朝の病棟心電図担当…

【看護師さん…〓73号室の部屋の患者さんに心電図依頼あるんですけど　お部屋にもいないし ネームプレートに名前ないんですけど】
【あっ、その人…昨日から観察室に移ってますよ】
(人は入院中、必ず改善方向に向かうとは限らない)
【何かあったんですか？】
【昨晩、ＶＴ(心室頻拍)起こったので…】
【そうだったんですね】
ＶＴ：心室頻拍
心室性の不整脈の連発が30秒以上持続するもの(ＳＶＴ)と30秒以下の持続のもの(ＮＳＶＴ)に分類される…

もちろん持続が30秒以上のものが処置を要する不整脈であり要注意であるが 以下のものも今後 再発の可能性もあるだろう…

【〓〓さん…心電図しますね】
【昨晩は大変でしたね】 【あっ、私ほとんど覚えてないんだよ】(かすれ声で話をしてくださった)

もちろん不整脈でお亡くなりになられる患者さんもいるので 今後 余談を許さないだろう…(観察室に入るってそういうことなんだろう)

ついこの前まで元気だった患者さんも急変ってあると思う

患者さん１人１人と その時その時の【出逢い】を大切に接していきたいと感じたエピソードでした(元気に退院ってなるのが理想だけど)

まず塩分からですよ…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は夜勤あけで 近くのコミュニティセンターに医療講演(病気の話)をしに行きました

話の内容は…
【水飲み過ぎてませんか？心不全～日常生活のポイント】でした

地域の方々 17名の参加 本当に感謝です

普通に健康に欠かせない水…

〓美容に欠かせない水… 〓便通の改善にも欠かせない水…
〓体の中の老廃物(デトックス)の排泄に欠かせない水…
〓脳梗塞や心筋梗塞を患った方(血栓症)には 水は欠かせない…
〓毎日の服薬にも水は欠かせない…
〓喉の渇きをなくす 潤すための水…

水はいたるところで 必要なものですね

【今日の話の中でナトリウムと水の関係がよくわかりませんでした】
【教えてください】
【はい】
【すみませんが、あなたの生活上塩辛いもの、味の濃いものを好んで食べてますか？】
【はい、結構お塩入ってるかもしれないですね】【…】

【まず塩の成分は塩化ナトリウムなんですね】
【体の中でナトリウムの濃度が高くなる(高ナトリウム血症)と、症状は口渇なんです】
【つぎに人がやることは水を飲むこと…】
【水分摂りすぎたら血管内の循環量が上がるんで、体の反応としては血圧が上がります】
【あっ、だから血圧が高いのか…】
【そしたら、まず控えるのは塩分からですか？】 【そうですね、毎日の生活習慣の中で食事→薄味にする】
【心不全になりたくないから→できる限り薄味で　ご飯たべようと思います】
【病気っていろんなところから発生するし繋がりあるから、少しずつ頑張って原因を改善させていってください】
【はい、頑張ります】

参加された方々…ありがとうございました

皆さん、質問ありがとうございました

いろいろお話ししましたが、自分にあった、情報持ってかえってください
そんなやり取りしていたエピソードでした