西山ファーム詐欺事件 「紹介料」スキーム構築し被害拡大か

2024-03-15 | 社会

西山ファーム詐欺事件 「紹介料」スキーム構築し被害拡大か

 

 岡山県赤磐市の観光農園経営会社「西山ファーム」(破産)による果物などの転売事業を巡る詐欺事件で、同社が知人らを勧誘した出資者に「紹介料」を支払う仕組みを作り、出資者を増やしていたことが14日、愛知県警への取材で判明した。県警はネズミ講式の取引によって被害が拡大したとみて実態解明を進めている。

 同社は果物などの海外転売事業に出資すれば配当金を上乗せして返金するとして、愛知の513人を中心に少なくとも31都道府県の930人から約133億円を集めたとみられる。愛知県警は13日、同社の経営トップでインドネシアに潜伏していた元代表取締役、山崎裕輔容疑者(43)を詐欺容疑で逮捕した。

 ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です


「詐欺は一切やってない」 西山ファーム元代表、2019年は関与否定

 

 愛知県警が詐欺容疑で逮捕状を取り、インドネシアで拘束された岡山県の観光農園経営会社「西山ファーム」の元代表取締役、山崎裕輔容疑者(43)は2019年5月、毎日新聞などの取材に投資詐欺事件への関与を否定していた。主な一問一答は次の通り。

 ――「クレジットカード決済するだけで金もうけができる」と言われ、金をだまし取られたと訴える出資者がいる。

 ◆詐欺は一切やっていない。もし被害があるなら、不良販売店や営業マンが西山ファームの名前を悪用してやったことだ。

 ――カード決済の副業ビジネスを始めたきっかけは。

 ◆岡山の農園で果物を売っていると、大勢の外国人観光客が果物を買い占めていった。海外では桃が高値で売買されており、安く仕入れた果物を海外で販売するビジネスを思いついた。ただ、資金が足りなかったので出資者に代わりに購入してもらうことにした。

 ――出資者は商品が届いていないと言っている。実際には商品は存在せず、クレジットカードを現金化していただけでは。

 ◆西山ファームに商品が届くようにしていた。事業が大きくなる間にいろいろな人が入ってきて、一部の人が現金化していた可能性はある。

 ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です


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