淡路島5人殺害 平野達彦被告 1審の死刑破棄 無期懲役判決…大阪高裁 2020/1/27 村山浩昭裁判長

2020-01-27 | 死刑/重刑/生命犯

淡路島5人刺殺、1審の死刑破棄し無期懲役判決…大阪高裁

2020/1/27(月) 10:20配信 読売新聞オンライン

 兵庫県洲本市(淡路島)で2015年3月、2家族男女5人を刺殺したとして殺人罪などに問われた平野達彦被告(45)の控訴審判決で、大阪高裁(村山浩昭裁判長)は27日、求刑通り死刑とした1審・神戸地裁判決を破棄し、無期懲役を言い渡した。
 1審判決によると、平野被告は15年3月9日午前4時頃、同じ集落に住む平野毅さん(当時82歳)方で、毅さんと妻の恒子さん(同79歳)をサバイバルナイフで多数回刺して殺害。約3時間後、近くの平野浩之さん(同62歳)方で、浩之さんと母の静子さん(同84歳)、妻の方子(まさこ)さん(同59歳)も刺殺した。
 争点は刑事責任能力の有無と程度。被告は15年9月に起訴され、この前後に実施された2度の精神鑑定で、いずれも向精神薬を長期間服用したことによる「薬剤性精神病」と診断された。
 弁護側は1審で、被告は事件時、無罪となる心神喪失か、刑が減軽される心神耗弱状態だったと主張した。
 これに対し、17年3月の1審判決は、2度の鑑定結果を基に「殺害動機には薬剤性精神病による妄想の影響があった」とした一方、被害者が寝ていた時間帯を選んで殺害に及ぶなど計画性が認められることなどから完全責任能力を認めた。
 控訴審では、高裁が18年9月、職権で3度目となる精神鑑定の実施を決定。被告は「妄想性障害」と診断され、弁護側は「妄想が犯行に大きく影響した」として改めて無罪を主張した。
最終更新:1/27(月) 10:22 読売新聞オンライン

 ◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です


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