カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

震災により、ピアノを練習したくても出来ないお子さん達

2011年04月22日 | 日々のこと・・・
さいたま市のN先生からメールを頂きました。
上手くまとめられませんので、一部抜粋させて頂きます。


私の知り合いが、原発事故で避難区域になっている福島県浪江町から鴻巣の団地に避難して来ています。
お嬢さんが中学三年生でピアノを頑張っていて、夏休みに行われるコンクールの全国大会にも出場予定です。
ですが、自宅では諸事情から、先日中古の電子ピアノを購入し練習を始めたところです。
お母様はピアノで練習させてあげたいと、公民館など公共施設に掛け合ったところ個人貸しはしていないとのことで断られ途方にくれ、私に力を貸してくれないかとおっしゃってきました。

あまり金銭的負担をかけずに、ピアノの練習ができる場を提供する何かよい案がおありではないでしょうか?公民館などの公共施設を借りられたら一番よいらしいのですが。何かよい手だてがありましたらご連絡頂きたくお願い致します。

彼女だけの問題ではなく、多くのお子さんがピアノが弾きたくても弾けない状況にある現状をどうにかできればと思ってのお願いのようです。
お家を失った方も勿論ですが、お家にピアノはあるのに、原発で帰りたくても帰れない。ピアノが弾きたくても弾けない避難民の方達に、ピアノを弾けるようにしてあげる手立てはないものでしょうか


その方からN先生に送られたメールの一部です。


鴻巣市、さいたま市浦和区などの公民館に相談にいった時、公民館などの施設はサークル用で個人的なのはご遠慮くださいとのことでした。
行政で無理がない範囲で、空いている時間でいいのです。各県、各市町村に相談にいった方へピアノ室の貸し出しを事情を組んで欲しいのです。無料でなくても、いいのです。
団体が行政にお願いしないと動かない気がします。
ホール、楽器店だけが、ピアノがあるわけではありません。学校、公民館などの公共施設。音楽の源は近くにあります。その利用の枠を拡げて欲しいのです。
審査員の先生方の多くは行政とのつながりを持つ方も多いと思います。
ピティナから国へ、先生方から地元行政や教育委員会へお声かけ頂けないでしょうか?
コンクールを目指している子たちの邪魔にならないように、公共施設の利用が大切です。

そんな声を多くの方に伝えていただけませんか?

長い期間ピアノにさわらないとピアノをあきらめる事が当たり前になります。
心のケアの為にも、贅沢やワガママではなく、夢を見る力を失わない為にも、ピアノにさわらないと行けないと思います。

力を貸して下さい。みんなを救って下さい。よろしくお願いいたします。

ピアノを触りたい子は全国各地にいることを伝えたいのです。
また、習いたい。と言える子はなかなかいません。
親は職を失い、団地やアパートにはいり、または親戚宅に身を寄せたり、避難所生活の講師や生徒。

ピアノなんて贅沢…

でも、こんな時だからこそ、夢見ること、音楽の喜びを失って欲しくないと思います。

学校、公共施設などでピアノに触れてる環境の枠を拡げて欲しいと願います




このような内容の物を自分の言葉でまとめるのは大変に難しく
又、誤解があってもいけませんので
許可を頂いた上で、その一部を掲載させて頂きました。

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ピアノの教師として胸を痛めました。
今、私が直接出来る事は残念ながらありませんが
せめて、このような方がいらっしゃる事を知って頂きたく
ブログに書かせて頂きました。
コメント (2)
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「笑顔を運んでくれる小麦人形」

2011年04月22日 | 「レッスン日記」
木曜日の午後、レッスン中の私の耳に、聞こえてきました
あの鳴き声は・・・
まさしく、年中のちーちゃん
泣いて来るのは久しぶりです

お教室に来る車の中で眠ってしまったそうです
無理やり起こされ超不機嫌
玄関から動こうとしません

そんなお姉ちゃんなど眼中なく
いつも通り涼しげな顔でサッサと先に入ってきたのは
1歳の妹のみーちゃん

そのミーちゃんは、すかさず「あるもの」を見つけました
それを手にして、未だお姉ちゃんがぐずってる玄関へ・・・

妹の手の中にある「あるもの」を目にした姉は
妹の所に突進
(靴をぬぐのも忘れてた

そして、妹の手からそれを貰い受け(・・・というか奪い取り?
満面の笑みを
その変わり身の早さ・・・

そんなにもちーちゃんを変えた「あるもの」とは
こちら「小麦人形」



上尾の「中野音楽教室」の昌子先生に頂きました

草加のしょうこ先生のお宅にもあります



1歳のミーちゃんは、このお人形さんと「アップップー」をしてました。
メチャクチャ可愛かったです


そして、その後来た、高学年のお姉さんさん達からも
受けた・受けた・超受けました

・・・で、こんな風にして遊んでました



黄色君の毛糸の髪の毛が無いのは
ちーちゃんが興奮のあまり取ってしまったからです
後で付けて置きます。

ちーちゃんのママも、そんなに喜ぶのなら作ってみます
と言って、一生懸命見てました。

みんなの笑顔最高でした。
私も笑いっぱなしのレッスンタイムを過ごせました。


昌子先生、「幸せな時間」を本当にありがとうございました。
生徒さん達、本当に大喜びでした

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ほんのちょっとした事でこんなに喜んでくれる子供達・・・
本当にかわいいですね



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