カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「2011年、課題曲セミナー」

2011年04月16日 | 「PTNA」関係
2011年のコンペ課題曲セミナーに行って来ました。
講師は「黒田亜樹先生」
ミラノ在住で、ピアニストとしても活躍されていらっしゃる先生です

イタリアからいらした、という事で
先ず
今回の震災にかんして、ヨーロッパ人はどのように思ってるか、という話をして下さいました。

あちらの方々からすると、日本は・・・東京は、本当に大変な状況になってる、と思われてるそうです。
勿論、非常事態である事は事実ですが・・・

ですから、セミナーの為に日本に向かうなんて言語道断、と思われたそうですが
海外からそのように思われてる日本で今セミナーを行う事は非常に価値があることで
自分は、東京でちゃんとやれた事を帰国して伝えたい
そんな意味でも、今回のセミナーは自分にとって、とても重いものです。
とお話しされました。

そして、その通り、非常に「熱い」セミナーになりました


「課題曲セミナー」とは、文字通り
課題曲を一曲ずつ演奏しながらポイント等をお話ししてくださるセミナーなのですが

今回、特に印象に残ったのは
「私だったらこのように弾きます」
という言葉が幾度か出てきた事です。

つまり
「こう弾いたらコンペで通過します」
という模範演奏、というよりも
「黒田亜樹というピアニストは、この曲をこう弾きたい」
という演奏でした。
ですから、一種コンサートのような感動的なセミナーになりました


そういえば、昨年の「秋山徹也先生」の「課題曲セミナー」もそうでした。
「こうゆう風に弾いたらコンペに通らないかも・・・」
とおっしゃりながら弾いてらっしゃいました。

その後の昼食の席でも
「・・・だから、僕の生徒さん達はコンペであまり良い結果を出せないんです」
ともおっしゃってました。


お二人の先生に共通してる点は
「課題曲セミナー」であっても
「決して、コピーのような演奏を求めはいない」という部分です。


模範演奏のCDそっくりに弾ける
それはそれで、その子に「力」がある事に違いませんが
ピアノを習う、弾く目的はそうではないですよね
子供達の、個性を感性を生かせる指導
その一つの「方法」としての「コンペ」参加


「課題曲」セミナーの内容が以前と随分変わってきてるように感じます。
それは、コンペのあり方にも通じるものです。
とても良い「流れ」を感じました


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今日は「コナン」の初日です
なんとしてでも観に行きたい

コメント (2)
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