12月15日(水)に第2回学校保健委員会がありました。今回は埼玉北部ヤクルト販売管理栄養士 竹内智津子先生から「おなか元気教室~早寝・早起き・朝ごはん・朝うんち~」をテーマに講演をしていただきました。
最初は消化管の中の小腸・大腸についてお話ししていただきました。腸の長さは小腸が約6m、大腸が約1.5mくらいであることを話されました。
腸には様々な細菌が住んでおり、数は約100兆個、地球2周半の長さにもなるということでした。
そして、腸は免疫力を高めるという大事な役目があるそうです。腸の中にいる菌には良い細菌と悪い細菌がいて、バランスを保ちながら生きているそうです。そのバランスが崩れると病気になるそうです。
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人間の体は病原体からの攻撃を守る仕組みを備えています。その中心になるのが腸です。第1のバリアとして腸内細菌が、第2のバリアとして腸の粘膜が、第3のバリアとして腸の免疫組織が体を守っているのです。
しかし、そのバリアは腸のバランスが崩れると、簡単に崩れてしまうそうです。そのバランスを保つためには「早寝・早起き・朝ごはん・朝うんち」、決まった時間に決まった行動をする生活習慣を身につけることだそうです。
ちなみに良いうんちは下のようなもの。茶色に近い黄色でバナナ状のものだそうです。
次のようなウンチは腸のバランスが崩れているそうです。
≪水分が多いもの≫
≪水分が少ないもの≫
「早寝、早起き、朝ごはん、朝うんち」は一つでもバランスが崩れるとすべてが崩れてしまいます。それだけ関連性があるとのことです。逆に、最初に1つのことがしっかりでき、一つのサイクルが回れば、良い生活習慣を築くことができるのではないかと思います。「食べること、寝ること、出すこと」の人間の生理的な活動を当たり前にできる生活習慣を心がけることが健康の秘訣だと感じました。