神泉小学校ブログ

学校の様子を伝えます。

第1学期終業式

2021-07-21 08:43:27 | 神泉の自慢の授業

 7月20日(火)は第1学期の終業式でした。子供たちは体育館に静かに入場し、式が始まるまで整然と待っていました。こういうところにも、普段の指導がしっかり入っていると感じました。教頭の開式の言葉で終業式が始まりました。

 

 

校歌斉唱の後、「1学期をふり返って」を題に、各学年代表の児童が作文を読み上げました。具体的によく書いてあり、子供たちが「分かった、できた」という裏には家庭や地域、教職員の姿が垣間見れました。

 

 

 

 

その後、校長先生からのお話がありました。今回は3年前に来校したパラリンピック槍投げの山﨑選手についてのお話しでした。山崎選手は今回のパラリンピック東京大会でも日本代表に選ばれたそうです。山崎選手は生まれつき手首から先がない状態で生まれてきたそうです。でも、手首がないから皆と同じことはできないと悲観的にはならず、どうやったら皆と同じことができるのかをいつも考えていたそうです。そして、何かで自分は世界一になることを心に決めて努力してきたそうです。その時にいつも目標にしていたことは「今日は昨日の自分よりも強くなっている」「今日が史上最強の自分」であるようにしてきたことでした。その結果、今回のパラリンピックの代表を射止めることができました。夏休みにはぜひ、テレビでオリンピック、パラリンピックを見て、選手を応援してほしい、というものでした。

 

 

 新型コロナウィルス感染症もデルタ株は感染力が強く、今までは大丈夫であった小学生や中学生にも感染しているニュースをよく聞きます。でも、今までのように手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンス等を行うことが感染防止の基本であることは間違いありません。今年は去年よりも長い夏休みになります。どこかに出かけたり、人と会ったりする機会も多くなると思います。その時には、「新しい生活様式」を徹底し感染防止に取り組み、制限がある中ですが良い思い出を作ってもらいたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様、1学期間大変お世話になりました。2学期もまたご協力をお願いいたします。

 


シトラスリボンプロジェクト

2021-07-19 17:19:11 | 神泉の自慢の授業

 7月19日(月)の朝自習の時間に地域のシトラスリボンプロジェクトの方々にお話をしていただきました。このプロジェクトは新型コロナウィルスによる差別や偏見をなくし、「ただいま」「おかえり」を言い合える優しい町づくりのために愛媛県から始まったものです。具体的にはこのシトラスリボンを作り、これを家に持ち帰り、家族にその主旨を話してもらうことが目的です。

8人の方々が指導に来てくださいました。

 

 

作り方を具体的に中心メンバーのAさんが説明してくださいました。

    

 

リボンの3つの輪は「地域」「家庭」「学校」を表しています。

 

 

各々の机に指導者が入り、子供たちや職員にリボンのつくり方を教えてくださいました。

  

 

 

ストラップをつけてきれいな作品が出来上がりました。

 

最後に児童会長が代表でお礼の言葉を述べました。

 

 

 新型コロナウィルスが流行して早1年と6か月。だんだんその正体が分かってきたとはいえ、まだ対症薬や完全な予防策は見つかっていません。先が見えない不安が誰の心の中にも芽生えていて、その不安が原因で心無い人たちがコロナウィルスに感染した人たちにひどい言葉を発したり、偏った見方で差別してしまうのではないかと思います。新型コロナウィルスの怖い所は、体だけでなく心も病気にしてしまうことです。先年度、本校校長が6月の全校朝会で「新型コロナウィルスのためにいやな思いをする子が一人もでないようにすること」という話をしました。シトラスリボンプロジェクトの意義はまさにこのことにつながっていると思います。プロジェクトチームの方々本当にありがとうございました。今回の事で子供たちは改めて、コロナウィルスに感染した人たちへの対応を学んだと思います。また、機会があれば、ご指導ください。            

 


6年生ジャガイモ掘り

2021-07-16 17:09:30 | 神泉の自慢の授業

 7月12日(月)に6年生が実験で使ったジャガイモを掘り出しました。一回草取りをしたのですが、ここのところの長雨で一気に草が生え、茎の位置が分からなくなってしまいました。それでも、実験した当時のイメージで、見当ををつけて掘り出しました。一つ見つけると、その位置からまっすぐに植えてあることが分かっていたので、次々と掘り出しました。

 

草をかき分け、かき分け、掘り出していきます。

 

 

宝の山(ジャガイモが集まっている場所)を見つけました。

 

協力して一気に掘り起こしていきます。

 

 

大収穫でした。満面の笑顔でポーズです。帰りに、お土産として新ジャガをたくさん持ち帰りました。

 

 神泉小の学校園は素晴らしい財産です。この農園は学校ファームとして、地域の方から借りています。そして毎回、地域の方に畑の耕しや、肥料をまきをしていただいています。子供たちはその畑で、キュウリ、トマト、トウモロコシ、サツマイモ、ジャガイモ等を思いきり育てています。神泉小はこのような所でも、地域との連携がしっかりとれている学校です。「子供たちは地域の宝である。」脈々と続く地域の方々のこの考えが子供たちの豊かな心情を育ててくださっていると思っています。大変ありがとうございます。


7月の全校朝会

2021-07-15 17:49:56 | 神泉の自慢の授業

 7月9日(金)に全校朝会がありました。7月は校長先生から「戦争」についての話をしていただいています。今回は「ひろしまのピカ」という絵本の読み聞かせをしていただいた後、お話を聞きました。あらすじは、「8月6日、7歳のみいちゃんが家族団らんで朝食を食べている時に原爆を受けました。家が崩壊し、下敷きになったお父さんをお母さんが助け出し、命からがら宮島まで逃げてきました。しかし、その後、お父さんはなくなり、7歳のみいちゃんは原爆症のため身長が全然伸びなくなってしまいました。8月6日は広島の川中が灯篭流しで溢れます。その光景は原爆の時に流れていった人のように見えると年齢を重ねたが、身長が7歳のままのみいちゃんは思うのです。そして、『原爆は人が落とさなければ落ちては来ない。』とつぶやくのです。」というものです。

 

 

日本が76年前に戦争を起こしました。①自分の国を世界に認めさせたい。②相手の国を支配したいというだけで。戦争は地獄です。それは人を汚い手を使って、殺そうとするからです。外国人も日本人もたくさんこの戦争で死にました。

 

 

 アメリカは戦争を終わらせるために原爆を落としたと原爆投下の正当性を主張しています。また、日本の中でもこの前の戦争は正しかったという人がいます。本当にそうでしょうか。と校長先生は子供たちに投げかけます。

 

大切な事は事実を自分の力で調べて判断する力をつけること。そのためには文章を理解する国語の力、分からないことを調べられる社会の力、論理的に物事を考えられる算数の力、そして科学的根拠で物事を考えられる理科の力が必要です。だから、これらの勉強をするのです。この力がつけば何が正しいか判断でき、戦争のない平和な世界を作る礎になると校長先生は話されていました。

 

 

 教師でさえ、実際の戦争は経験していません。戦争を知っている世代もどんどん少なくなってきています。そのなかで、戦争の悲惨さ、平和の尊さを説いていくのは難しい時代になってきています。しかし、戦争を起こす心情のもとは相手を憎んだり、さげすんだり、差別心をもつことです。そのことは悪いことであると判断できる力があり、加えて、相手を思いやる心情があれば戦争は起こらないと思います。様々な勉強をして、正しい判断ができる力をつけること、それが平和な世界を築くもとであると今回の話で子供たちは理解できたのではないかと思っています。


林間学校②

2021-07-13 17:37:52 | 神泉の自慢の授業

 林間学校②はキャンドルファイアーからです。今回は、人数と気温の関係から講堂で行いました。サプライズは予定をしてなかった大勢の先生方が来てくれたことです。ろうそくの光が幻想的で体育館や屋外ではまた味わえない荘厳な雰囲気を味わえました。

 

司会の合図で火の神と火の子が入場してきました。火の神から「友情」「団結」「前進」の3つの火をいただきました。

 

 

      

ダンスやゲームで盛り上がりました。

 

 

最後はろうそくの火を見つめました。心が洗われていくようでした。

 

 

次の日は6時起床です。朝のつどいを講堂で行いました。目を覚ますためにラジオ体操をしっかり行いました。

 

 

朝食です。感染症対策をしっかりとり、無言で配膳、食事をしました。

 

 

最初の活動の前に部屋や廊下、階段を掃除しました。「来た時よりも美しく」を実践しました。

 

 

2日目の最初の活動は散策です。最後は少し雨に降られてしまいました。

 

 

 

そして、最後の活動の「焼き板」を行いました。火おこしからやりました。最初はうまくいきませんでしたが、最後は上手になりました。焼いた板の焦げた部分をたわしでこすると鮮やかな木目が出てきました。それを表札に加工しました。

 

 

 

林間最後のフィナーレは退所のつどいです。2日間お世話になったげんきプラザのGさんにお礼を言い、記念写真を撮りました。

 

       

 

 埼玉県では第3期教育行政重点施策の中で「豊かな心の育成」を柱の一つに掲げています。その手立てとして様々な体験活動を通して心の育成を行うことが明記されています。今回の林間学校では様々な体験活動が組まれていたことと団体生活での宿泊体験を行うことで子供たちの成長を促すことができたと思っています。同時に、子供達が忘れてはいけないのは、コロナ禍の中でもこの宿泊学習を行うために、保護者をはじめ関連施設の方々や教職員が様々な努力をしてくれたことです。そのことに対して子供たちが感謝の気持ちを持てたとすれば今回の林間学校が意義ある行事になると思っております。保護者の皆様、関連施設の皆様ありがとうございました。