てんぱっていきまっしょい。

国内旅行をこよなく愛する人間の日記です。でも最近は出かけてないよねぇ。(現在コメントは事前承認制にしています。)

おもろいルーチンができている件について

2022年02月11日 | Weblog

週に1回、土曜日辺りに「餃子の王将」で

お昼ご飯をテイクアウト注文し、できあがりを待つ間に

付近のスーパーで、買い物をダッシュで済ませて

注文したテイクアウト品を受け取って帰宅。

スーパーにテナントで入っている魚屋さんで仕入れた生ワカメを

昼食後に茹でてから干す、というルーチンができつつある。

昼間の買い物で支度ができるので、寒くならないうちに干せるってイイネ。

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わくわくちんちん申込み(仮)

2022年02月08日 | Weblog

会社でいよいよ危機感が出て来たのか

「パートさんも、ワクチンの接種枠あるよ。」って言われました。

ギリギリ6か月過ぎる頃に予約ができるそうなので

本日申込み。

でも抽選なんだって、どうなるかな。

母上は既に3回目接種済(副反応なっしー)

さすがですな。

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月曜日だっちゅうのに

2022年02月07日 | Weblog

ここ数日、肩と首がめっちゃ痛かったので

月曜日だっちゅうのに、リラクゼーション施設に予約を入れました。

贅沢しちゃって、ゴメンナサイ。

施術中に血行が良くなりすぎて、鼻水が出てしまい

マスクをしているので息苦しくて、うつ伏せ状態が

悲しいかな地獄となってしまいました。ひぃぃぃ~。

気持ちが良いからいけないのかと、悲しい事を考えていたら

余計鼻が詰まってしまい、相乗効果?で大変大変。

できれば、早くマスクなしでリラックスできるようになって欲しいです。

 

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この家はあれですな

2022年02月06日 | Weblog

ドラマ「ミステリと言う勿れ」に登場した、犬堂愛珠の家の外観は

准教授・高槻彰良の推察 4話 に出てきた

映画の撮影に使われた洋館でしたと。

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雪ときどき晴れ

2022年02月06日 | Weblog
温暖なこの地域では、雪は年に1度積もるか積もらないか
昨年は一度、久しぶりに駅まで歩きました。

明日、駅まで1時間ちょっと歩くことになるかどうかは
朝5時台のゴミ出しの際に判断したいと思います。
寒みぃ~っ!
 
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しばらくは忙しくなりそうなので

2022年02月05日 | Weblog

しばらくは、乾燥ワカメづくりで忙しくなりそうなので

書き起こしは、気が向いたものを単発にしたいかなと思っています。

「ミステリと言う勿れ」については、録画したものを先ほどまとめて

2話と3話続けて拝見しました。

あれですな、瑛太さんの件については

「猫が気に入った人に、自分の獲物を見せる行為」に似ていたと思う次第。

昔、よっしーさんの家に集配に行っていたのですが

そこの家の子猫に、オラがやたら気に入られまして

集配する荷物のフタの上に、ネズミの頭を乗せられたことを思い出しましたです。(涙目)

※兄が前の奥さんと、同居していないうちの住所と電話番号を使って仕事を始め、仕事が嫌になった奥さんのために
オラを騙して仕事を押し付け、奥さんの実家の近くに何年も逃げちゃったからです。
また何か押し付けて逃げちゃうと困るので、関わらないように現在オラは外で働いてます。
昔は下の妹には優しかったのですが、オラにとっては元々人でなしの男だったので別にショックでもありません。

 

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わげもん~長崎通訳異聞~第4話:光さす海5

2022年02月05日 | わげもん~長崎通訳異聞~

長崎の港の沖に停泊する、神頭有右生(こうず ゆうせい)髙嶋政宏 の唐船に長崎奉行所の捕り方から火のついた矢が放たれる。
船には、神頭の仲間吉次(きちじ)サンディー海・伊嶋壮多(いじま そうた)永瀬廉・トリ(都麗)久保田紗友そして、長崎奉行所の交渉人として森山栄之助(もりやま えいのすけ)小池徹平 が乗船していた。

栄之助が交渉前に、交渉が失敗し船が狼藉を犯したときは、躊躇なく攻撃して欲しいと長崎奉行:井戸対馬守覚弘(いどつしまのかみさとひろ)石黒賢や長崎奉行所の船掛:白井達之進(しらい たつのしん)宮川一朗太に頼んでいたため、焦った白井と大通詞で蘭語通詞会所の長:杉原尚蔵(すぎはら しょうぞう)矢島健一 が、長崎奉行に攻撃を進言したのだった。

容赦なく矢を打ち込んでくる奉行所側に、驚く栄之助や壮多。
栄之助が船から顔を出し、この事態について聞くと役人から奉行からの手配だと言われ
船から飛び降りるように命令される。

トリや壮多は、神頭の説得を試みる。

先生、長崎に帰ろう。

出直しましょう、船出は諦めていません。
次は、光の射す沖へ・・・。

その言葉に、心を動かされる神頭。
神頭は闇の中、ずっと光を求めてうごめいていたのだ。

だが・・・

お前は、何も解ってない。

この閉ざされた国では、許可なく自由に旅立つことを許されてはいないのだ。

その時、焼け落ちた船の帆掛けが降ってくるのを見て
神頭はとっさに、壮多を栄之助のいる方へ突き飛ばす。

燃える船と運命を共にするつもりなのか、神頭は壺を抱えて舳先へと昇る。
壮多は神頭を連れ出そうとするが、炎に邪魔されて彼の元には近づけない。
そんな壮多を見て、神頭は

俺を憐れむな、罵れっ!

そう言って、壺に入った液体をまき散らし
その中に、火のついた矢をつまんで放り込んだ。
火の勢いは益々強くなり、栄之助とトリに引き留められる壮多。

神頭さん、神頭さんっ!

栄之助とトリから船から連れ出されるとき、壮多の懐から
父親の手帳を甲板の上に落としてしまう。
神頭は壮多たちが避難するのを見届けるように、船と一緒に炎に包まれていった。

夜が明けて

まだ燃えて煙のくすぶっている船底を、浜辺から眺める壮多とトリ。
長崎は、壮多からまた大切な人を奪ってしまった。

長崎に、くんちとよばれる祭りの季節がやってきた。

柳屋では、男衆が店先の掃除をしている。
遠くではシャギリの音が賑やかだ。
アヤカの子どもにとっては、はじめてのくんち。
女将のしず(紅壱子)をはじめ、女たちにとってすっかり子どもは人気者だ。
めんじょかね。と言われ随分と可愛がられている。

壮多は、神頭の部屋だった今は自分の部屋の前の廊下に腰かけ
外の祭りの喧騒に気づかないのか、ぼんやりと中庭を眺めていた

壮多・・・くんちの稽古ば見に行こうでん、初めてやろ。

少し離れた場所から、トリが声をかける。

しかし、壮多はまだそんな気分にはなれず
浜へ行ってくる、そう言って出かけて行った。

あれから何日かが過ぎ、浜辺から見る長崎の海には、神頭の船の気配はどこにも残ってない。
すると、壮多に近づいてくる栄之助。

お前んとこに行く途中やった。

そう言って、栄之助は布に包まれたものを壮多に手渡す。
それは、少々焦げたあとの残る壮多の父の手帳だった。

こ、これっ。

ところどころ焦げてしもうたばってん、水には浸こうとらん。
字もそう滲んではおらんばい。
こん身より先に舟に投げ入れたけん。

森山さんが、これを・・・。

壮多が手帳を開くと、
「己の言葉を捨てよ」という父の書き残した心得の後ろに
文字の書かれた紙が挟まれていたことに気づく壮多。

大田さんが、忠弥(ちゅうや)蟷螂襲 さんから預かっとったもんたい。

ヤンセン - 村雨辰剛に殺された出島の内通詞:忠弥は、亡くなる直前に大通詞:大田崇善(おおた そうぜん)本田博太郎
に会いに来ていた。
どうやらそのとき、預かったようだ。
栄之助と壮多が後ろを振り返ると、そこには大田崇善・清十郎(おおた せいじゅうろう)浅香航大 親子がいた。

忠弥さんが・・・。

周吾さん、お前ん父親の書き付けたい。
どうということはなか、ただの単語の覚書きたい。

4~5枚の紙には、少しずつ単語が書かれており
その中の一枚には、筆記体で

My dear son
 壮多

そう書かれていた。

My dear son

壮多が読み上げると

私の愛しき息子 そがん意味ばい。

そう言って栄之助が内容を和訳してくれた。
時を超えて、父の自分への温もりが伝わってくる言葉だった。

そこへ、トリが未章(みしょう)トラウデン都仁 と一緒に駆けつけてくる。
探していた父親は失っていたが、長崎の新しい仲間たちが
今は壮多を支えてくれることに安心する栄之助。

新しき言葉は、お前が記せばよか。(壮多、顔を上げる。)
じゃぁ。

そう言って、栄之助は立ち去って行く。
その背中に向かって、壮多は声をかける。

森山さん、俺、通詞になります。
・・・長崎で。

振り返り、その言葉を聞いた栄之助は

塾で待っとる。

そう言い残して、戻って行く。
壮多のもとには、トリ・未章・清十郎が駆け寄ってくる。
清十郎は今度こそ、壮多と共に学べることを喜んでいる。
トリや未章に、涙目になっていることをからかわれる清十郎。

トリ:泣いちょる。

未章:泣いちょるばいっ、やーぃ!

清十郎:泣いちょらんっ!

トリ&未章:泣きべそかぶり、泣きべそかぶり、泣きべそかぶりっ!

清十郎:やぐらしかっ!

笑い出す若者たちを、遠巻きに見て微笑む崇善。
気にかけていた息子の成長が、素直に嬉しいらしい。

森山の私塾で

己の言葉を捨てよ。

通訳はいつでも
古きものにとらわれることなく
新しきことばと出会えるものであれ

ラナルド・マクドナルド(木村昴)との別れの言葉のとおり
大通詞杉原尚蔵の息子、稽古通詞:杉原敬生(すぎはらけいしょう)重岡漠 ら若き通詞見習いたちが
熱心に栄之助の英語塾に通っている。

壮多。

はい、和解いたします。

勿論、壮多の隣には清十郎も一緒だ。

don't be afraid.

恐れるな 己の言葉を持て

 

夕暮れたどこかの浜辺

海沿いの街道を旅人たちが通り過ぎる。
その浜に引き上げられた小舟。
顔に手拭いを巻いた男が、寝転んでいた。
起き上がったその男が、包帯か目隠しのように巻いた手拭いを外すと
それはなんと、顔の一部に火傷を負った神頭であった。
そう、この町では皆に認められなければ死んだことにはならない。
彼自身が言った言葉は、その後の彼にどのような行動を与えるのだろうか。

In the beginning was the word

エンディング

お疲れ様でした。
以前、スペシャルトークで高嶋さんが内田Pさんに神頭の名前についてちらっと言っていたのですが
神頭有右生(こうず ゆうせい)は、漂流後に名乗った名前で
もしかしたら、漁師の頃の神頭有右生(こうず ゆうせい)は、別の名前だったのかも知れません。
聖書を和解するにあたり God *** said(と言っていた) からモジっていたのかな。と考えられます。

くんちはシャギリの音だけだったけど、出てきましたね。
また純粋にお祭りを楽しむときが、いつか来て欲しいです。
本来なら出島もこのドラマで盛り上がっていた筈だもんね。

では、皆さま?おつきあいありがとうございました。

イムンア エナ ポーキィ

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良心的と言うベッキーですか

2022年02月04日 | Weblog

ずっと不思議だった謎が明快になりました。(棒読み)

以前から地元のスーパーでは、生で売られていたアサリが「熊本県産」で

売れ残っていた日の翌日、なぜか生では売り場になかったはずの

「中国産」の茹でたむき身なって、販売されることがしばしばあったのです。

いやいや、中国産のアサリなんて売り場になかったじゃん。

おまえ、誰やねん。

そんな感じでした。

まぁ、なんとなく・・・なんとなくはおかしいと思いますよね。

随分前に書いたけど、貿易自由化の先にある問題は、産地偽装です。

判ってて外国産買えばいいんですよ。

 

 

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気になる天気

2022年02月04日 | Weblog

北京では、プーさんの雨が降るかどうかだ。

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わげもん~長崎通訳異聞~第4話:光さす海4

2022年02月04日 | わげもん~長崎通訳異聞~

長崎の港の沖に停泊する唐船。
その船に乗る神頭有右生(こうず ゆうせい)髙嶋政宏 から、立ち退きの条件に水と食料を要求された長崎奉行:井戸対馬守覚弘(いどつしまのかみさとひろ)石黒賢 は、神頭が交渉人に指名した森山栄之助(もりやま えいのすけ)小池徹平 に交渉を任せ、いざという時は砲撃も辞さないで欲しいという栄之助の進言を受け入れることにした。

夕暮れが迫る頃、神頭の仲間である吉次(きちじ)サンディー海 が、船内に降りてくる。
神頭と伊嶋壮多(いじま そうた)永瀬廉 に
知り合いだというもんが、2人に会いたかと。

そう知らせに来たのだ。

放して!
中国語で聞こえてくる女性の声、それはトリ(都麗)久保田紗友 だった。
唐人屋敷の人間と一緒に来たらしい。
壮多がどうしてここに来たのか尋ねると、「自分だって船くらい漕げる」と思いつめた様子で話す。
壮多にしがみつき
なして、なしていきなりおらんことになったと。
そう言って、涙声で壮多の胸を叩く。
その様子を眺める神頭、自分の好きな長崎(人)もまだ残っていると感じる。

すまん、どうするつもりだ。こんなとこまで来て。

解らん、夢中やったけ、ようわからん。
ばってん、もう置き去りとはいやばい。
うちも行くっ!

壮多、その言葉に驚く。
ダメだという壮多と押し問答になるトリ。
すると唐人屋敷の男が、

また船が来た、今度は奉行所の使いだ。

そう言って、奉行所手配の船が近づいていることを知らせる。

お奉行所の船。

その言葉に、神頭は自分への交渉に奉行所が動き出したことを察する。

栄之助が交渉人として、奉行所手配の小舟に乗ってやってくる。
吉次の案内で、栄之助が船内に入って来た。
蝋燭の明かりの元、テーブルを挟んで栄之助と壮多が座り、奥には挑むような顔の神頭がいた。

森山さん、俺は長崎を出ます。
アナタにはそれを告げようと思って・・・。

たったそいだけのこと、なしてこげん大事にせんといけんとか。

こうでもしなければ、この町はまた全て無かったことにする。
俺のことも、父のことも・・・。

長崎ば恨んどるとか。
お前の父親ば亡かもんにした。

ずっと思ってた、なんで俺はこの町に来たんだろう。
異国の船と、異国の言葉と、嗅いだことのない匂い。
よそ者が入ってはいけない島、路地。
でも、俺はここで神頭さんに会った。
トリや未章(みしょう)トラウデン都仁 や 清十郎(おおた せいじゅうろう)浅香航大 にも会った。
同じことで怒ったり笑ったり、助けに来てくれる仲間に会った。
そのときふと思ったんです。
あぁ、きっと父も同じものを見ていたんだろうなぁ。(壮多はにかむように微笑む)
そのときやっと、この町に来て良かったと。
俺は確かにこの町にいた、父もここで生きた。
だからここから船出がしたいんです

改めて言う、速やかにここを去れ。
船ば明け渡せ。

明け渡すぅ~?
先生(神頭、ロウソクの灯でパイプに火をつける)これ、俺の船なんですよ。

知っとる、こん船はマカオでお前が住んどった船たい。

マカオ?

こん船が家?

昔、マカオで聖書ば和解した男がおった。(栄之助、神頭の座る部屋に進み出る。)
男は、日本からの漂流民やった。
神頭さん、アンタのことたい。(神頭、渋い顔をする。)

先生が、漂流民?

神頭さんは渡さないっ。

ならんっ!
こん男は、長崎の内情ば広め日本ばかく乱させようという反逆者たいっ。

この人は、船乗りだっ!
流された海の上でなにもかも失くして、それでも生きようとした。
森山さん、日本に大砲は向けない。異国にこの国の内情は売らない。
俺がこの人にそんなことはさせない。
だから、ただ沖へ。ただ遠くへ漕ぎ出そうとするこの船に、水と食べ物を与えてくれませんか。

そげん港はこの日本の何処にもなかっ。
もう一度言う、奉行所は・・・

国や奉行に言ってるんじゃないっ、森山栄之助・・・俺はアナタに言ってるんだ。

その頃、奉行所では

長崎奉行所の船掛:白井達之進(しらい たつのしん)宮川一朗太 から、対馬守に「神頭の船に火薬が持ち込まれそうだった。」という一方が入る。
白井が一刻も早く手を打つべきだと対馬守に進言するが、奉行は栄之助に任せたのだからまだ攻撃するべきではないという。
だが、このままでは町が危うくなると言う白井に、大通詞で蘭語通詞会所の長:杉原尚蔵(すぎはら しょうぞう)矢島健一 が森山は元より覚悟の上なので、配慮は無用であると白井に強く同調する。(だから、おまいう?)

船内では

おいはこん町で生まれて育った。
お前のような、こん男のような悲しみも痛みも、おいにはなか。
やけん、オマエの傷はおいにはよう解らん。
ばってん・・・
おいはもっと、オマエと話がしたか。
違う生まれ・違う言葉・違う目の色、通詞ていうのは違うもんをひとつひとつ繋いでいくのが生業たい。
おいはもっと、オマエと語りたか。
おいのことが、こん町のことが憎かなら尚更、刀や鉄砲ばで向き合うとやなか。
言葉で近づきたかっ。
おいは通詞やけん。

帰れ、船出す。
水も食い物も要らねえ。
おめえ(壮多)も降りろっ!
俺は施しが欲しいんじゃねぇ、ぶんどりたいんだよっ!

神頭はいきがって見せ、壮多に肩でぶつかって行く。部屋中のものを蹴散らして、荒んでみせる。

オメエらに解るかぁ~、海の上を漂うってことがどういうことかよぉぉ~っ、んぁぁぁ~っ!
嵐ん中、帆柱切り倒して己の手で行き先絶つんだよっ!
仲間を失くし、望みを失くし、涙を失くし、心を失くす。
このとき、船に向かって火のついた矢が放たれていた。
物と交換され、船底で言葉覚えて・・・下等な言葉でっ。(膝まづいて物乞いの仕草をする。)
食い物くれ、水が飲みてぇ、小便さしてくれぇ、売らないでくれぇ、殺さないでくれぇ~この通りだぁあぁ。
(そう言って土下座する神頭、止めて欲しいとトリは泣き出す。)

言葉で近づくだとぉ、お前らに俺の言葉が解るのかぁ、俺の下等な言葉が通じんのかよっ、んぁぁぁっ!

生きるための言葉が、下等な筈ないっ!

何だとぉ。

生きようとしたアナタが、卑しい筈ない。
食べ物をくれ、水をくれ、小便がしたい、殺さないでくれ。
全部、全部生きるために大切な言葉じゃないかっ!

その時、船に向かって大砲の音が鳴り響き、船上から上がる火の手で
船内は煙が立ち込めてくるのだった。

甲板に上がる神頭に、吉次はこの船が囲まれていることを告げる。
船にはもう、あちこちに火のついた矢が刺さっており、危険な状態となっていた。

本日はここまで

第4話の4になって、やっと吉次に台詞がついてきました。
結構流ちょうに喋るし(ぇ、吹替かもよ
アクションも様になってましたね。

次回は松本いよいよラストです。

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今日もうつらうつら

2022年02月03日 | Weblog
有休休暇が消えてしまうので、未消化を防ぐためもあり
本日はお休みをいただきました。
 
朝、5時過ぎにゴミ出しをしたあと
めざましテレビをつけて、うつらうつら。
伊野尾くん、おかえりなさい。
でもその後の記憶がありません。
今日はその後、いろいろとやることがありまくり
お休みだから、お花買ってお墓掃除の帰りに母上と昼食をとることになりました。


デニーズのワンプレートランチ。
黒ニンニクのソースと長ネギが美味しゅうございました。
(すまん、酵素で軟らかくした肉は、肉の味が無いから否定派なんで。)
外食って、なんでお腹がず~っといっぱいなんだろー。
夕方から和尚に変身し、かめちち月命日の読経をあげて予定は終了。
恵方巻で晩御飯を済ませて、
「わげもん」も先ほどなんとか入力を終了しました。
目まぐるしいわ、本日。
さて、お風呂の掃除(乾燥)が終わるので、そろそろ休みたいと思います。
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わげもん~長崎通訳異聞~第4話:光さす海3

2022年02月03日 | わげもん~長崎通訳異聞~

夜更けに、長崎で代々の長崎奉行に仕える家老:周田親政(すだ ちかまさ)武田鉄矢 が、供の侍を従えて戻ろうとしたところへ、出島の内通詞:忠弥(ちゅうや)蟷螂襲 殺しの疑いが晴れた 伊嶋壮多(いじま そうた)永瀬廉 が現れる。

昨夜まで牢に居た者です。伊嶋壮多と言います。

ほぉ~、主が。いやいや話は聞いておる。殺しの疑いが晴れて良かったのぉ。
是非一度会うてみたいと思っておったが、探す手間が省けた。

そう言って、周田が護衛の侍に合図を送る。
侍たちが壮多の両肩を抑え、地面に跪かせる。

俺はただ、父を探しにやってきただけです。
なのに長崎は父の死を俺に隠し、人殺しの罪を被せ、
それを晴らせば命まで奪おうとする。

若造、おまえ知っとぉや。
こん町におる侍は皆他所もんたい。
江戸・薩摩・佐賀・福岡んぁぁ、刀ばぶら下げとる他所もんに勝手ばさせんためには
じげもんはじげもんでな、戦道具ば握らんばならん。

戦道具?

交易の金(胸の前でお金の仕草をする周田)
異国の内情。

それを守る為に・・・。

ぉば陥れようとするもんはな、ぉがこの手で始末ばつくっ!

そう言って、押さえつけられた壮多に向かい、周田は刀を抜く。

すると、周田の後ろにいた侍たち・壮多を押さえつけていた侍たちを蹴散らして
神頭有右生(こうず ゆうせい)髙嶋政宏 が現れた。

神頭さん?

そろそろかと思ってな、迎えに来たぜぇ。

上段から刀を振り下ろす周田を、軽く避けた神頭。
周田の後ろに回り込み、やすやすと取り上げた刀を周田の喉元に突き付ける。

ひぇっへっへっ!

俺は今、夢ば見とっとやろかっ。

お久しぶりでぇぇぇぇす。

ただん抜け荷ん差配だと思うちょったが、オマエ一体何者かっ!

そこへ同心:滝口修二郎(たきぐち しゅうじろう)平山祐介 が取り方を引き連れてやってきた。

遅か、遅かぞ。
早うこいつらば、ひっ捕らえんかっ!

ところが、滝口から出た言葉は違っていた。

周田様、どうかご神妙に。

周田は、自分が長崎奉行:井戸対馬守覚弘(いどつしまのかみさとひろ)石黒賢 に目をつけられ、滝口が自分を見張っていたことに気づく。

そこに居るのは神頭かぁ。
滝口は、周田の後ろにいた神頭を見つける。
神頭は周田の尻を蹴って捕り方たちの前に倒し、壮多・吉次(きちじ)サンディー海 と一緒に暗闇に駆け出して行った。
(もはや、お尻を蹴りだして逃げるの術が得意技。)

逃げ去る神頭たちに向かい、捕り方に抑えられた周田が叫んだ。
神頭、おまっ殺して行けぇ~っ!

暗闇に紛れ、沖に停泊する唐船に近づく

船上にいる見張りの目を盗んで、吉次と神頭が船に乗り込む。
あっという間に、刀を抜いた見張りを倒す二人。
それを縄梯子から見ていた壮多が、船に上がってくる。

長崎の町には半鐘の音が鳴り響き
柳屋でその音に不安を搔き立てられるトリ(都麗)久保田紗友 がいた。
戸の向こうで近付いてくる足音に、壮多が帰って来たかと思ったのだが
やってきたのは、女医のえま- 浦浜アリサ だった。

お産の帰りにそこで、浜ん向かう捕り方たちと行き会うて・・・。

捕り方が浜へ向かうことを知り、そこに壮多がいるかもしれないと思うトリ。

夜が明け、長崎奉行所では

対馬守の前に、オランダ語と英語の通詞:森山栄之助(もりやま えいのすけ)小池徹平 と
大通詞で蘭語通詞会所の長:杉原尚蔵(すぎはら しょうぞう)矢島健一 が訪ねてきていた。
長崎奉行所の船掛:白井達之進(しらい たつのしん)宮川一朗太 が控えている。

沖の船から、神頭と名乗る男が
当地を立ち去ることと引き換えに、水と食べ物をよこせと言ってまいった。
神頭は、周田の抜け荷に加担せる者。
そのような勝手、無論呑む訳にはゆかぬ。

はっ。

交渉を申し出たところ、神頭は主(栄之助)を名指してきた。
何故神頭がそなたを名指すのかは、我らにも解らぬ。

名指ししたのは、神頭ではないかも知れませぬ。
謹んでそのお役、お引き受けいたします。

船の中を歩き回る壮多

板張りの部屋に書かれた、聖書の英文を見つける壮多。

In the beginning ・・・

In the beginning was the word 
神頭が後ろからその言葉を読み上げる。

どういう意味ですか?

どういう意味だと思う。
簡素なベッドに転がる神頭。
ずぅ~っと考えてきた。
この船で何度も何度も口にしながら、ずぅ~っと。
(壮多に)海の上出んのは、初めてかい?

沖まで出るのは。

海はすげぇぞぉ~、思ってもみなかった自分が
腹の底から掘り出すときがある。(神頭起き上がる)
荒れた海に舳先が乗りあがると、天に船が突き刺さる。
危ねぇ、やられるっ。
でも怯えとは裏腹に
(胸を叩く)ここは何度でも叫ぶんだぁ
よぉ~し来いっ、上等だぁ
(ベッドの上で立ち上がり、両手でかかって来いの仕草をする。)
高く、もっと高く超えてやるっ。

嬉しそうな顔をする神頭に、壮多も微笑み
船に乗ってたんですね。
と言うが、徐々に神頭の表情が曇り始める。

昔のことだ。(ベッドの上に座り込む)
ある朝、船出して嵐に遭った。
何日も流された、でも生きたかった。
生きて帰りたかった。
神頭は、捕鯨船から日本にただ一人やってきて帰国まで長崎に置かれ、森山栄之助らに英語を教えたアメリカ人:ラナルド・マクドナルド(木村昴) や 漂着したアメリカ船ラゴダ号の、乗組員のひとり:カイ(カリマ剛ケアリイオカラニ) と同じ 漂流した日本人だったのだ。
辿り着いた異国の浜から、いくつも海を渡った。
寒かった・暑かった、鉄砲に怯え・病に臥し
ようやく、ようやく日本に連れてってくれるアメリカの商船に乗り込むことができた。
同じように異国に流れ着いた日本人も一緒だった。(日本が近づき光る海の向こうに陸地が見える。)
五年ぶりに島影が見えたときは、震えたねぇ。
皆でひとつひとつ指さしながら、知ってる景色の名前を言い合った。
あの岬、あの山、あの浜、向かってくる。
もうすぐあの港が俺たちを・・・。(神頭、梁からつるされた網を叩く。)
向けられたのは大砲(おおづつ)だった。

対馬守に願い出る栄之助

ただひとつ、お願いがございます。

白井が、栄之助に対して発言を控えるよう注意する。
だが、それを許す対馬守。

もし交渉が立ち行かず、万が一船が長崎に対し狼藉に及ぼうと致しましたら、容赦なく峻厳なご裁断をくだされませ。

その言葉に驚く対馬守だった。

故郷に大砲で追われた神頭

打つな、同じ国の人間が乗ってるんだ。
俺たちは日本のモンだ、俺たちを撃つなぁぁぁ。
姿を消す前、「信じるというのは、厄介なものだ。」と壮多に言った神頭。
「それが壊れたとき、自分(の信条)を根こそぎ持って行かれる。」
彼はこのとき、自分の生きて帰りたいという気持ちを、信じていた母国に砕かれてしまったのであった。

言葉を続ける栄之助

交渉とは、通詞にとっての「立ち合い」でございます。
これが成らねば通詞の名折れ、あまつさえ長崎はならず者に屈したと罵られ
誇りば失いましょう。
どうか、ご遠慮のう。

栄之助の覚悟に、自分の言葉を詰まらされる白井。
勝手なことを申すな。
そう言って、栄之助の言葉を押し留めようとするのが精いっぱいだ。

信じるものを奪われた神頭

砕かれた、全て。
あのとき。

悲しい顔をする壮多を見て

語りすぎた。
そう言って、話を止めるのだった。

いいえ、いいえ。
首を振る壮多。

栄之助の申し出に

杉原尚蔵までもが栄之助の意見に同調し、困った顔の白井。(←おまいう)
対馬守は、全てを栄之助に任せると許しを出した。

本日は、ここまで

じげもん、出ましたね。
地元のモノ(物・者)を表す言葉です。
そして、この第4話結構忙しいです。
えぇ、ワカメ干してて忙しかったんで(コラコラ
ちょっと自転車操業的になっております。
日付変わって、当日ですが間に合って良かったわ。

 

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なんすか、それ。

2022年02月03日 | Weblog

来週だと、ちょっとなぁと思って寄ってみた。

なんだよ、そのレジの行列。

横目で見ながら、駆け足で見学。

いつもの宇治園を覗いてみたのだが

どうもな~ってことで、今回は別のお店を攻めた。

右上から下に
千紀園 宇治茶三種の生チョコ(自分)
千紀園 抹茶生チョコ(お薄茶) ×2(友チョコ)
実は、ここは東急ハンズ(カインズw)
売り場が紛らわしいわっ!

左上から下に
モンロワール 抹茶生チョコ ×2(兄とすけさん)
ルタオ ロイヤルモンターニュ(紅茶風味)(自分)
アールグレイって書いてあった気がするが、サイト見たらダージリンって書いてあった。

自分と書いておいたけど、たぶん会社で他の子と味見大会かな。
幼少期の影響で、もともとチョコがそんなに好きじゃない。

あと、抹茶減ったな。
緑色っつーとピスタチオなのよ。
皆さん、そんなにお好きでした?
ムキになって抹茶のチョコ買っちまったよ。
すけさんのチョコは妹が食べたいだろうし。
それにしても混んでたな。ちょっとなぁ。

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ペンギン様にもらいもん

2022年02月03日 | Weblog
ペンギン様が、お昼休みに寄ってくれた。
 


アルフィーみやげ。
時節柄、物販は行われておらずグッズは通販で購入したらしい。
元々、うちのリーダーエリザべえすとペンギン様は、アルフィー繋がりらしい。
オラは成人過ぎてからペンギン様と知り合ったので、その辺の経緯は曖昧。
坊々ちゃんからだったかリーダーからだったのか、あんまり覚えてないし

お巡りさんでもないんで、いちいち証明なんぞいらんしな。
理論的でありながら、身体を張ったネタを提供してくださる武闘派として

エリザべえすと愉快な仲間たちでは、頭角を現している。(ぃゃ、ディスってないから

どうやら、二次は圧迫感満々の面接だったらしい。
ま、あの人数状況ならそうでしょうね。
お疲れ様ですた。
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わげもん~長崎通訳異聞~第4話:光さす海2

2022年02月02日 | わげもん~長崎通訳異聞~

オランダ語と英語の通詞:森山栄之助(もりやま えいのすけ)小池徹平 は、私邸で自作の英語の教本を見ている。
それは、Gのページで、彼が見ているのはgod 神袛 の単語である。
栄之助は、沖に停泊している唐船に書かれた英語のことが気になっていた。
通詞の名門に生まれ、幼い頃からオランダ通詞会所に出入りしてきた男:野田立之助(のだりゅうのすけ)浜田信也 が船の中で言った言葉、

聖書を和解しとる日本人が、かの地におったげな。

そして、置屋「柳屋」に居候の男:神頭有右生(こうず ゆうせい)髙嶋政宏 に初めて会ったときに彼に交わした言葉
英語んほが、得手ですか。英語の癖が強か。

見聞きしたもんが、いろいろ混じっております。

漂着したアメリカ船ラゴダ号の、乗組員のひとり:カイ(カリマ剛ケアリイオカラニ) が別の男::吉次(きちじ)サンディー海 と入替っていたことを知り柳屋に駆け付け、 神頭と話したとき
漂流民の数ば、揃えてくれと頼んだとは誰か。誰かっ!

そのとき森山の家に、蘭語通詞会所の者が「同心:滝口修二郎(たきぐち しゅうじろう)平山祐介から、至急和解して欲しいと頼まれた。」と駆け込んでくる。

出島にある、オランダ商館へやってきた栄之助。
使用人のティティに、2階の部屋に案内される。

そこには、滝口の他に

通詞の見習生:大田清十郎(おおた せいじゅうろう)浅香航大
大通詞で清十郎の父:大田崇善(おおた そうぜん)本田博太郎
芸妓見習いの少女:トリ(都麗)久保田紗友

オランダ人医師:モーニッケ
オランダ商館の勝手方:ヤンセン - 村雨辰剛
他にオランダ商館の人物2名

そして、主にヤンセンの用を務める内通詞:忠弥(ちゅうや)蟷螂襲を殺したと罪を着せられた伊嶋壮多(いじま そうた)永瀬廉がいた。

奉行所の牢屋にいた筈の壮多が、この場にいたことに驚く栄之助。
壮多が清十郎親子を後見人に、滝口を訪ねて来たらしい。
コイツ、とんでもねぇもん持ち込んで来たぞ。

そのとんでもない物とは、神頭から受け取った抜け荷の荷捌きに関する覚書だった。

砂糖・薬・細工物、積荷控えにない抜け荷の覚書です。

なんち。

壮多は、その覚書をあるヤンセンに突き付けた。

あなたの名前がここにあります。

うち聞いたと、モーニッケ先生とアンタが話しとるとば、
忠弥さんが抜け荷の手引きばしとるて。

彼女は聞いた
あなたと先生との話を
忠弥が抜荷に関わっていると

お前 オランダ語がわかるのか!
思わず立ち上がるヤンセン。

滝口が栄之助の腕を引っ張り、モーニッケ医師に和解してもらう
先生、あの子の言っとることは本当ですか?
(彼女の証言は正しいか?)

確かに話した。

我慢できない、失礼する。
そう言って、この場を逃れようとするヤンセン。

待てぇっ!

大田崇善が大声でそれを制止し、清十郎は無言で立ち上がる。
壮多は、皆に優しかったという忠弥が自分にかけた言葉を思い出していた。
これ以上、長崎におっても為にならん。
はよう、江戸に帰らんね。

忠弥さんを殺したのはあなただ。
そう言って、ヤンセンを指さした。

・・・・そのとおりだ。

やっぱり、わいかぁぁぁぁぁ。
そう言って、泣きそうになりながらヤンセンの胸ぐらを掴む清十郎。
異国人ば傷つけてはいかん。
という制止も聞かず、鬼の形相でヤンセンを殴りつけた。
これ以上はと、栄之助が清十郎を制止する。
清十郎、止めんか。
でもやんわり止めていない気がする崇善。

いつもは羊のように大人しい、外国語が話せずオドオドしている
彼が馬鹿にしていた日本人に殴られ、呆然とするヤンセン。

チュウヤが「手を引きたい」と言い出した。
抜荷の秘密を知る者を、生かしてはおけなかった。

ヤンセンが、忠弥をショベルで殴り殺した理由を話す。

出島を出る清十郎、彼に寄り添う壮多とトリ。
壮多はそっと清十郎の肩に手を添えるが、それをそっと外し歩き出す清十郎。
彼もまた、自分にとって大事な人を長崎に殺されたのかもしれない。
栄之助も遠巻きにそれを見守る。

どげんつもりか。
歩き出す壮多を呼び止める栄之助、つかつかと壮多の前にに歩み出る。

あん書き付けば、何処で手に入れた。
あん書き付けは、神頭が持っとったもんやろ。(トリ、心配そうに壮多を見る。)
牢からお前ば引っ張り出したとも神頭か。
神頭となんば企んどる。
神頭の使いっ走りばさせるために、おいはお前になんもかんも話したわけではなかっ。

使いっ走りなんかじゃないっ!

思うことがあっとなら、おいに向かって言え。

これは、俺が己で決めたことだ。

そう言って、壮多は出島を去って行く。
栄之助に一礼をして、壮多の後を追いかけるトリ。

長崎奉行所にて

江戸から赴任している長崎奉行。井戸対馬守覚弘(いどつしまのかみさとひろ)石黒賢 が 長崎で代々の長崎奉行に仕える家老:周田親政(すだ ちかまさ)武田鉄矢 と 長崎奉行所の船掛:白井達之進(しらい たつのしん)宮川一朗太 を相手に談議をしていた。

周田:船でございますか。

対馬守:そうだ。沖に無人の唐船が留まっておる。それが面妖での、大勢の者の気配だけがあり中には誰の姿もないと。

白井:恐れながら、抜け荷と関わりのある船ではないかと。

周田:いやいやいや、抜け荷にも唐船にも心当たりはございません。御懸念でありますれば、それとのう探りましょうぞ。
苦々しい顔つきの白井をよそに、対馬守にそう答える。

対馬守:頼む。

周田:はい。(答えた後、白井を睨みつける。)

対馬守は、その様子をじっと見ているのだった。

夕方になり、柳屋へ帰る壮多とトリ

置屋・柳屋を束ねる女将。壮多を住まわせ、仕事を世話してくれていた:しず(紅壱子) や仲間の女たちが二人を出迎える。
トリと壮多の友人、オランダ人を父に持つ青年:未章(みしょう)トラウデン都仁 も出てきた。
言葉には出さないが、信じて待っていてくれた未章に頷いて見せる。

かつて神頭の部屋であったが、今は壮多の部屋となった奥の座敷に戻って来る。
座卓に置いた父の手帳を見つめる壮多。
それを懐に入れ出て行こうとすると、トリが呼びかける。

何処に行くと。

トリ、有難う。
俺をずっと案じてくれて。

そう言って部屋の行燈を手に取り、灯りを吹き消す壮多。
出て行こうとする壮多の袖を、トリは思わず両手で掴んでしまう。

トリのその手をそっと両手で包む壮多だった。

本日は、ここまで

面妖(めんよう)、なんでしょう。
由美かおるさんが、お風呂に入る前にしか聞いたことのない単語ですが
小泉進次郎的に言うと、セクシーw(ぃゃ

(「めいよ(名誉)」の変化した「めいよう」がさらに変化したもの。「面妖」はあて字)

1 〔名〕 (形動) (多く「めんような」の形で連体修飾に用いる) まれなこと。奇怪なこと。不思議なこと。また、そのさま。めいよ。めいよう。めんよ。
2 〔副〕 どういうわけか。奇妙に。不思議に。

だそうです。

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