鎌倉の報国寺の先に、旧華頂宮邸があります。1929年に竣工した旧華頂宮邸は、ハーフティンバーの木造3階建の洋館で、普段は庭園のみが一般公開されています。4月10日と11日の土日は建物内部の一般公開なので、訪問してみました。玄関で靴を脱いで上がると、寄木の床材が重厚で、時代を感じさせてくれます。1階と2階にある大理石のマントルピースは瀟洒で、内部にはスチーム暖房の設備があります。室内からは、広いフ . . . 本文を読む
大学で新入生に教員紹介がありました。どの先生も有意義なことをお話しして下さいますが、私は新入生に読書を勧めました。大学では勉強が大変ですが、教養を身に付けるためには漫画ではなく、活字を読んでほしいと言いました。時間がなかったので、詳しい話はしませんでしたが、文庫本で小説を読むのもいいし、新書で知識を得るのもいいと思います。
私は文系だからとか理系だからと決めつけないで、自由に読書をすればいい . . . 本文を読む
願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃 西行法師
西行法師のように、満開の桜の下で最期を迎えたいという感性は、理解できるような気がします。散り始めた桜もまた、この世のものとは思えないくらい美しいのです。今日はよく晴れていましたが、風は冷たくて身震いするほどでした。桜の花も、ふるえるほどの絢爛豪華な美を誇っていました。
久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則
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チェーホフの「桜の園」のように、桜の樹が切り倒されてしまうといけないので、いまのうちに満開の桜を昼休みに観賞します。キャンパスの桜は、いまが盛りです。満開の桜は青空の下で、高貴なピンク色を誇っています。桜の樹皮は暗い色をしているので、淡いピンク色とのコントラストが見事です。
すぐに散ってしまうのでしょうが、束の間の絢爛豪華な花を楽しむのは、至福の心地です。昼休みのひととき、散歩がてらに花見が . . . 本文を読む
平日は仕事に追われ、人間関係で疲れ果て、ストレスが溜まることが多いことと思います。ストレスを緩和するためには、何よりも外出して、よく歩き、紫外線対策をした上で日光を浴び、美しいものを眺め、美味しいものを食べることです。気の合う友人や家族とお喋りをして、お酒が飲める人はアルコールを適度に呑み、よく眠るとストレスは相当緩和されます。
そんなことは、わかっていると言われるかも知れませんが、このすべ . . . 本文を読む