曇天なのが残念ですが、大倉山公園の梅林は見頃を迎えていました。紅梅に白梅、枝垂れ梅に緑萼梅など、梅の種類も豊富です。大倉山記念館も建築に興味がある人には必見です。1940年（昭和15年）に竣工した大倉精神文化研究所は、建築家長野宇平治の設計で、パラディオのVilla Rotundaをモデルにしていると教わりました。ファサードのギリシャ風のペディメントが印象的です。内部のディテールも面白いですよ。それにしても、太平洋戦争の前年に、鉄筋やコンクリートの資材がよく調達できたものだと感心しました。同年に予定されていた東京オリンピックは、たった100トンの鋼材が調達できなかったために中止になったのだという記事を読んだ記憶があります。
