毎年仕事納めの日には、どこか不完全燃焼のような割り切れない気持ちになります。何か重要なことを忘れているのではないか、やり残したことがあるのではないか、言い忘れたことがあるのではないかと疑心暗鬼になります。これは、仕事というものの「構造欠陥」なのでしょう。仕事には終わりはなく、それを便宜的に区切っているだけのことですから。多分、誰でも死ぬときには後悔を感じるのではないでしょうか?感じないとしたら、その人は余程働きすぎたか、余程の怠け者かのどちらかでしょう。
仕事納めの日に、残尿感のような後味の悪さを感じることは、自分が健全な証拠だと思います。もっと何かをしたかったという意欲と、これから何かをしたいという前向きな気持ちのある証拠なのですから。さあ、皆様もよいお年をお迎え下さいね。