鎌倉由紀子のブログ

現代社会はストレス社会ですが、心がなごむ、ストレス緩和に役立つ記事を掲載したいと思います。

目黒不動尊を訪ねて

2016-12-31 11:32:41 | 日記
 先日NHKテレビの「ブラタモリ」で目黒を紹介していました。面白そうなので、大掃除の合間に足を運んでみることにしました。目黒線に乗車して目黒駅で下車します。西口広場から行人坂(ぎょうにんざか)を歩きます。「ブラタモリ」でも出てきたように、ものすごい急坂です。登りの車が排気ガスをまき散らしながら、喘ぐように走っていきます。行人坂の途中に大圓寺があります。江戸時代の八百屋お七に縁のあるお寺で、大黒天を祀っています。

 行人坂を下りきると、結婚式場として有名な目黒雅叙園があります。入口にある楓は鮮やかな紅葉を見せています。地形を生かして建てられた、百段階段で有名な旧館は、太宰治の「佳日」やアニメの「千と千尋の神隠し」の舞台になったようです。すぐ先に、目黒川に架かる太鼓橋があります。一直線に伸びた目黒川の先には、中目黒の超高層ビルが遠望できます。目黒川に沿って植えられている桜の樹は、花見の季節になると大変な人出を呼びます。

 更に直進すると、山手通りに達します。横断歩道を渡って、弓なりに曲がった道を歩くと、海福寺、五百羅漢寺の先に瀧泉寺の長い塀が見えます。塀に沿って住宅街の人通りの少ない道を進むと、立派な山門のところに出ます。この先に目黒不動尊があるのです。急な石段を登ると、本堂があります。本堂の内陣でお参りをします。参拝客には信仰心の篤い方が多く、山門のところで往きと帰りに深々と礼をする姿が見受けられます。境内には、水掛不動もあり、柄杓で石像に水を掛けて御利益を祈ります。山門付近では、初詣客を当て込んで、露店が潤美をしていました。年末は静かですが、大晦日の夜から賑やかになるのでしょう。

 商店街を抜けてかむろ坂を目黒方面へ歩き、右に入って駅前商店街を通ると、目黒線の不動前駅に達します。「不動前」ですが、目黒不動からは、10分以上あります。しかし、歩いている間に、江戸時代の情緒から抜け出して、現代へ戻ってくることができます。さあ、現実が待っています。大掃除をしなくては!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。