鎌倉由紀子のブログ

現代社会はストレス社会ですが、心がなごむ、ストレス緩和に役立つ記事を掲載したいと思います。

ベルギーの記憶から ブリュージュにて

2016-09-07 22:19:26 | 日記
ブリュージュは、ゲントからインターシティで30分ほどのところにある古都です。水路が張り巡らされているので、水の都と言ってもいいでしょう。駅から古い街並みを歩くと、20分ほどで救世主大聖堂に達します。少し進むと、「Chocolate Line」というショコラティエがあります。美味しそうなチョコレートが店内に陳列されています。買い物をすると、パープルの手提げ袋に入れてくれます。

 ブルク広場には、バロック様式の絢爛な市庁舎があります。人物の頭を模った彫像がファサードから突き出しています。バロックらしいダイナミズムのある人物像です。市庁舎の建物に設けられた通路を通ると、水路に架かる橋を渡ることになります。巨大なコンクリート・ミキサー車が方向転換をしています。屋根付きの市場があり、繊維製品を販売しています。市場の前では、長髪の中年男性が手動で織物を織っています。

 メムリンク美術館は、目立たないところにあるので、探すのに苦労しました。ハンス・メムリンクの肖像画や祭壇画が展示されています。痩せ細った身体を見ると、ルーベンスの描く豊満な身体とは対照的だと感じます。何世紀かのうちに、フランドル地方は豊かになったのでしょうか?

 ここにも、ベギン会修道院があります。美しい木立に囲まれた白亜の住居には、ベネディクト派の修道女がひっそりと暮らしているようです。静かに散策をさせて頂きますが、あまりにも美しいので、一眼レフのシャッターをバシバシと切る誘惑には対抗できません。

 駅に戻ると、キャンプ帰りの小学生を待つ両親が大勢立っています。夏は始まったばかりなのでしょう。ヨーロッパの夏は、限りない快楽を包含しているようです。


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