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由比ヶ浜に佇むと、稲光の後に雷鳴が響いてきました。そろそろ引き上げた方がよさそうです。小坪の逗子マリーナは雨に霞んでいます。水平線は茫洋として、海と空との区別が付きません。薄暗い空は、墨を流したかのように、白と灰色と黒が混じり合っています。
雨の鎌倉は、観光客が比較的少なくて、歩きやすいです。ただ、光量不足なので、いい写真は撮れないかも知れません。長谷の光則寺への道すがら、白百合やランタナや芙蓉の花を撮影しました。光則寺の門前の建物の前には時計草が不思議な形状の花を咲かせています。時計草の一種の「クダモノトケイソウ」の実がパッション・フルーツです。光則寺の境内には、誰もいません。静謐な境内で、大きな蓮の花に見とれています。観光客の喧噪が聞こえない鎌倉もあるのですね。