100%シンガポールライフ (旅行と写真) Singapore life

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シンガポールで家を探す時

2008年01月29日 | ひとり言
シンガポールは他民族国家ですが、普段の生活ではあんまりそんなことを意識しませんが、HDB(公共住宅)のフラットを探す時はいつもシンガポールって他民族国家なんだと実感します。

フラットを探す時、まず新聞の賃貸欄に目を通すんです。

フラットの場所、部屋の数や大きさ、値段(書いていない場合も多い。電話で問いあわせる)などが書かれているわけですが、他にも面白いことが書かれています。

例えば、よく目にするのが Indian Owner (インド人のオーナー) 。

このように書かれている場合、インド人の大家さんはヒンズー教徒の場合が多いです。 

ものすごい強いにおい(決して良いにおいではありません。)の線香をたくので、たいていの場合そのにおいは部屋に染み付いています。

このお香のにおいが嫌い又は苦手なシンガポール人も多々います。

ですから、あらかじめ新聞で、自分がインド人であることを伝えているんです。



グレースの家の大家さんは中華系シンガポール人。

彼女が部屋を貸す時の第一条件が、「インド人じゃない人。」でした。はい。 

「インド人にはフラットを貸したくないの。」とはっきり言ってました。



グレースの家の近所にもヒンズー教徒のインド人がいるようで、線香のにおいがグレースの家の中にまで漂ってきます。

普段は、グレースがいない時間に線香をたいているのようで、あまり気がつかないのですが、変な時間帯にお香をたいている時があるの。

例えば、夜12時ごろに、「ぷ~~~ん」とにおってくるの。

あと10秒ぐらいで眠れそうだったのに。。。。。おんどれええええ。

または、朝早く線香をたいて、グレースを起こしたり。。。。

後30分は眠れたのに。。。。最後のラストスパートをどうしてくれるんだああ。


今まで「嫌なにおい」で睡眠を邪魔されたことがありませんので、ちょっと不機嫌。ほんとよ。

くさくって目が覚めたので、グレース、だんな様にこう言いました。

グレース:「だんな様。このにおいってどうにかならないの?文句いってよ。

だんな様:「文句言えるわけねええだろ。」

やっぱ無理か。お線香をたくのは宗教儀式の1部でありますから、誰も妨害することはできないのでしょうね。

グレース、このお香のにおい、一生かかっても好きになれそうにありません。

NHKの「お困りご近所」に応募してみようかしら。。。。。。



他には、Malay owner (マレー人のオーナー)という表現も時々目にします。

「マレー人=イスラム教徒=犬を飼ってはいけない」という掟があるため、犬を飼っているグレースはここの家を借りることができません。

さらには、

「マレー人に部屋を貸したい」
OR
「インド人に部屋を貸したい」などの文句もあります。

「どの人種でもOK」と書かれている場合もあります。

シンガポールって面白い。

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