Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
since 2006

亀田問題で思った事

2007-10-16 23:22:30 | 音楽への心構え
昨日、ひどいボクシング世界戦をやった亀田大毅とファミリーにJBCから厳しい処分が下されました。
この話題、皆さんの中で知らない人はいないでしょう。

僕はリアルタイムでテレビで見ていましたが、内藤選手が試合として成立させるために大変だったと思う。実力差は歴然。でもそれよりも頭にきたのはアナウンサーと解説者による実況でした。こんなにひどい実況は今まで聴いた事がありません。
まったく逆の事を言っている。

一番びっくりしたのは、内藤選手が額から出血した時のアナウンサーのうれしいそうな「あ~!!内藤選手が出血しました~!!」。本当に嬉々としていた。あまりにもうれしそうだったので、忘れられません。テレビで誰かも言ってましたが、僕も同じように途中から解説がえらく腹立たしくなって、音を消していました。
テレビ局の「印象操作」「情報操作」は最近ひどいのではないか?
僕自身、テレビ報道姿勢で「絶対おかしい!」と思っているのは、
テレビ朝日、TBS、そしてNHKです。

挑戦者が翌日の新聞紙面で書かれた言葉:「実力のともなわないパフォーマンス」。
これは今どきの日本のハワイアン界にも当てはめる事が出来るのでは。僕自身、後進の指導においては特に注意していきたいと思います。僕自身はギタリスト下積み時代(20才~23才のハウス・バンド時代)、ものすごいスパルタでしごかれました。これはすごかった。でも絶対やめなかった。
これについては、「僕のロックな話し」記事シリーズでまた書きます。
この経験で、間違いなく今の自分の「折れない心」が培われました。
これを今の若い世代にやってしまったら、まずすぐやめてしまうでしょう。

僕の指導法は個人個人の「いい部分」をのばしていく「コーチング」スタイル。
演奏の向上は人間性の向上と同時でなくてはいけません。最初に「礼節」ありき。
「挨拶」「人に感謝」「人に謝罪」が出来ない人は駄目です。

ハワイアンでは、フラの人達も含めて勘違いすると、いつの間にか「カリスマ」になっている。(笑) これが僕からすればチャンチャラおかしい。
それと生徒の数、ライブの年間の回数の多さの誇示、何の測定基準にもならない。
「レッスン」、例えば1回のレッスン500円で教えている先生もいれば、1回3000円で教えている先生もいる。無料で教えている人もいるかもしれない。
「ライブ」はやればいいってもんじゃない。
まして有名な誰かと同じ場所でやったから、といってレベルが一緒なんていえない。
要はそこで何が行われているかという中身でしょう。
ハワイアン界が曖昧にしているプロフェッショナルとアマチュアの真の違いをそろそろはっきりさせないといけませんね。

僕がその役(悪役?)をかってでます。

「プロ」的な活動しているにもかかわらず、困ると「いや~、私(達)はアマチュアだから」と逃げるハワイアン・プレイヤーが多い中、
僕の元でプロに育てるプレイヤーには演奏法、精神的な事も含め、徹底的に指導していきたいと思っています。(笑)


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6 コメント

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Unknown (Anella)
2007-10-17 02:07:14
師匠の礼節に対する徹底的なポリシーにはアネラも何度となく助けられ、守られて来ました。
師匠はハワイアン界の悪役?とおっしゃいますが、本当はそれって正義の味方なんですよね!
お金にものを言わせて実力以上の地位や名声を得ても、内容が偽物であっては詐欺ですよね。
それにメスを入れることが出来るのは今のハワイアン界に於いては師匠ただ一人だと思います。
単に有名になるよりも、本物になるコトのほうが何倍も難しく尊いコトなんだと思いました。
私も偽物にならないように心して努力していきたいと思います。
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Unknown (横浜ジョー)
2007-10-17 17:09:43
僕は師匠に悪役になって欲しくありません。
ハワイアンであれ、ロック・ブルースであれ、音楽や絵画、演劇、アートなものは、本来いいものだけが残ると純粋に思います。(思いたいです)そういう世の中じゃないことは、誰でもわかっていると思いますが。例えば宗教。僕は学生時代に邪宗門という小説を読んで以来教団を持つというスタイルをとらざるを得ない宗教については懐疑的です。今日のワイドショーでもやってましたが、いまだにおかしなことをする宗教団体があって、驚くことに信者もいるし、お金も儲けてる。やっぱりお金=力みたいなところあるじゃないですか。フラの世界でも同じことを耳にしたことがあります。なんでも金、お金を積めば経験や実力が無くても偉く(ハワイアンネームをもらえる)なれるって、同じ会社に勤めてた女の子が通っていたハラウの話を聞かせてくれたことがあります。その子は自分のハラウの発表会やパーティ・催し物のチケット(本当に結構なお値段です)をいつも抱えていて、気の毒だなぁとおもってました。
そういうやからを師匠は相手にしちゃいけないと思います。本音で言うと人に教えることも忘れて、音楽だけに集中して欲しいとさえ思います。僕はミュージシャンとしての鴻池 薫が一番好きだから。
話は変わります。仕事柄、「コーチング」について新任の部課長相手に年2回講師をしています。”小食”が終わったあかつきには、狸小路で「コーチング」をテーマに一杯やりましょう。おっといかん、まだまだ邪念がぬけきっていないぞ。(泣)
返信する
Unknown (おおが)
2007-10-17 20:26:57
全然話しは違うと思うのですが、私がハワイアンを好きになったきっかけに、「仕事の後、夕方みんなで庭で演奏する」というブルースにも似たその環境に何とも言えない憧れがありました。これは逆に私のようにプロからは遠いけれども一生楽しめるというスタイルです。これからもナヘナヘスタイルで先生のご指導のもといろんな曲を何卒宜しくお願いします。
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Unknown (kaorukohnoike)
2007-10-18 01:18:40
Anellaさん、どうも!

僕は今の日本ハワイアン界で「いいものはいい」「駄目なものは駄目」とはっきりもの申す役割を担わなければならないと思っておるんです。




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Unknown (kaorukohnoike)
2007-10-18 01:39:59
横浜ジョーさん、どうも!
僕ももちろん「悪役」になりたくありません。〈笑〉
でも僕の言動が自分の胸にグサっと刺さっちゃう人たちからは「悪役」扱いでしょうね。

フラの世界の話は、本当に信じられない話が多すぎますよね。
チケットの異常な値段は、もうやめにした方がいい。

そういえば大分前に、ある男のフラやっている奴がでっかく「Kumu Hula」って書いてある自分の名刺を僕に渡してきたのでひどくびっくりした事がある。
「お前、そりや~ありえないだろうよ!」
〈笑〉
ならば日本のフラを教える先生はひとり残らず「Kumu Hula」になっちゃう。
意味もわからずいったもん勝ち、やったもん勝ち、の世界なんて誰にも尊敬されないですよ。
それをキャリアとは言えない。
まあそれはともかく、
コーチングの話、たぬき小路でやりたいですね!
それにしても解禁日、いつにしようかな??

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Unknown (kaorukohnoike)
2007-10-18 01:50:06
おおがさん、どうも!
一生音楽を楽しめるスタイル!いい言葉ですね。僕もギャビー・パヒヌイ、ピーター・ムーン達が誰かの家の庭でジャムっている映像は大好きです。
日本国内では滅多にお目にかかれない光景です。
生活が音楽になっている、という感覚はプロ・アマ・普通の人 問わず素晴らしい事です。
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