1月28日(土) 8:30
孤独のモーニング
ドトールコーヒー北千住
今月もあと4日。
亡き母が読んでいた本で、
曽野綾子さんの
「人間にとって成熟とは何か」(幻冬舎新書)」
を見つけた。
昨日から、読んでいて、今日
一度読み終わる。
2013年7月に第一刷発行なので、丁度10年前の本だが、いつ母が買ったものかは分からない。
当時はまだ母は買い物にもでかけられていたので、高井戸にあった書店で買ったものと推察される。
この本には、東日本大震災の地震後 「絆 」という言葉が流行った事に触れている。
「私は根性が曲がっているせいであろう、
改めて絆の大切さがわかった
という言葉を十代の青少年が言うならともかく、
いい年をした大人の口から聞くと白けた気もちになる。
人はもともと一人では生きられるものではないのだ。
私たちが今日ここまで生きて来られた重い現実の背後には、
長い年月にわたる数えきれないほどの人達の存在のおかげがあった。
私たちはその相手にいつもお礼を言っていたわけではない。
(中略)
大地震があったから、初めて人間は他人と常日頃から深い繋がりを持たねばならない、と自覚したとしたら、あまりにも幼いか、功利的だ。」
と断じている。
同じような事を20年以上前、私は
キリスト教の神父様から聞いた言葉がある。
「今日あなたがこうして生きていられるのは、
今まで数多くの人々の犠牲のおかげなのです。」
と。
この言葉を聞いた時、ドキっとした。
思い当たる事が沢山あったからだ。
私はクリスチャンではないが、
素晴らしい言葉もすぐ忘れてしまう。
この本を読んで思い出した。
今一度、噛み締めてみたい。
10:30から、よみうりカルチャー北千住でウクレレ少人数クラス
夕方、南砂町カルチャーセンターでギター個人レッスン。