かへる 東の国探訪記

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グラーベンを歩く

2015-11-06 22:13:08 | 旅行
エレベータは何事もなく動き、地上に降りることができた。
シュテファン寺院を出て、ケルントナー通りと直角に交わる広い道へと行く。
これがグラーベンである。
ケルントナー通りと同様に歩行者専用道路で、こちらの方が道幅は広い。
通りのあちこちに銅像や噴水がある。


昼過ぎなので、気温は日本よりも低い(27度くらい)が日差しは強い。
なるべく日陰を選んで歩く。


グラーベンの半ばあたりには、このような↓モニュメントがある。

てっぺんに金色のシュークリームがのっかっているようなこの物体は、
『ペスト記念柱(または三位一体記念柱)』という。
中世ヨーロッパで猛威をふるったペストは、墺国でも例外ではなく流行し、多数の死者が出た。
その終結を感謝するために建てられた(と、ガイドブックに書いてある)。
金色のシュークリームだなんて、不謹慎なことを思った自分を反省する。


食べ物のことを考えているのは、もう午後1時を過ぎているからである。
しかし、10時台にホットチョコレートを飲んでいるため、それほど空腹ではない。
そのまま写真を撮りつつ歩くことにする。


ケルントナー通りもそうだが、グラーベンもカフェやレストランが多い。
ここは、有名なデリカテッセンのユリウス・マインルである。

1階は高級品を扱うスーパー、2階はデリカテッセンで、イートインコーナーもある。
お金の心配があるのと、他に行きたい店があるので寄らなかったが、
今(2015年11月)寄らなかったことをとても後悔している。