鹿児島市芸術文化協会公式ブログ

 鹿児島市内外の芸術文化の情報の会員相互・内外の発信としてご活用ください。

公式ブログ開設して

2015年12月25日 07時59分00秒 | エッセイ

公式ブログ開設して     岩田壽秋

 2011年3月22日、試験的に初の試みとして公式ブログを開設して、はや4年半が経過しました。この間ほぼ毎日更新し、読者は一日平均120名がアクセスし、平均700ページが読まれています。220万件中上位7000位に常に位置し5000位以内に入る日も珍しくないほど皆様に愛読されています。ありがとうございます。

 本協会会員を優先的に紹介していますが、新人賞受賞者や重要イベントと判断する企画につきましては、小さい企画でも会員以外でも了解を得て掲載しています。

 イベントの実施日以前に紹介することを心がけ、盛会となるべくサポートしたと思っています。更に許されれば写真撮影を筆者が直接行い、生の雰囲気を捉えて感動を伝えられるよう画像を付けています。

 今年は国民文化祭で特に行事が多く、活発に県内が動いていることを肌で感じました。特に洋舞と演劇が活況を呈しているようでした。この盛り上がりが今後一気にしぼんでしまわないよう、会員からの積極的投稿も受付ています。今後に更に期待しているところです。


沖縄の現実:爆弾処理4000発

2014年06月03日 09時47分15秒 | エッセイ

沖縄の現実:爆弾処理4000発です。

沖縄に赴任してはや2か月です。この間にもっとも衝撃を受けたのはこの事実です。ショッピングセンターの現場敷地は173,000㎡で床面積は161,1176㎡です。

以前は米軍基地のゴルフ場がありました。ゴルフ場開発時の不発弾処理が4000発だったとのこと。単純計算して43㎡に1個の爆弾があったそうです。

これは戦時下に放置されたたままの弾薬庫があり、特に多い地域だったとのことですが、本工事が3月に着工してからも、56発が処理されています。先日長崎で不発弾処理がなされました。鹿児島でも時折この手のニュースが報道されます。

沖縄の現実をほんとに報道されていないと実感じます。

画像は沖縄らしい米軍消防署の横に鳥居がある風景と、現在の現場事務所からの敷地風景です。

そして午後からはこの天気です。

山下晴道氏のようなもっとすごい雲です。


鹿児島演劇協議会の仮屋園修太

2012年04月13日 11時37分44秒 | エッセイ
本日紹介しますのは、鹿児島演劇協議会の仮屋園修太の手記です。
本年度の鹿児島市春の新人賞の授賞式に出席してのエッセイを手記にされていましたので紹介します。

2月1日
第37回鹿児島市春の新人賞の授賞式&祝賀会に参加しました。
鹿児島一円の名だたる芸術家達が集結し、
授賞式&祝賀会が盛大に行われました。
私は、
鹿児島市芸術文化協会会員として参加。
音楽、
舞踊、
美術、
パフォーマー、
様々なジャンルの芸術家が一同に集まる。
同じ表現者として、
参考になる話をたくさん頂き、
刺激を頂きました。
鹿児島の芸術文化を盛り上げ、
後継者育成に尽力される、
先輩方に囲まれ、
貴重な時間を過ごすことができました。

私はなぜ、
演劇をしているのか。
よく考えるんです。

好きだから。

そうなんだけど、
なんかふわぁっとしてる気がする。
趣味だからとか、
好きだからとか、
多分、
いいんだと思う。
けど、
ずっと続けてきて、
なんか腑に落ちないというか、
それだけでいいのかって思えてきて。
考えて考えて、
4年前に出たひとつの思い。
この鹿児島で演劇を続けてきた責任。
鹿児島の芸術家としての責任。
先駆者が築き上げた良いものを、
自分達の世代で壊すわけにはいかない。

後継。

どんな形で鹿児島の芸術に貢献し、
自分の体験、
経験を後世に残すか。
ただひたすらに、
演劇だけしててもいいのかもしれない。
自分の好きなこと、
気の向くまま。
それぞれの考えがあって、
それぞれのやり方がある。

私は、
それに納得がいかないのかな。
鹿児島高校演劇部に、
技術コーチとして技術指導に行くようになって4年。
いまだに、
子供たちにどう接すればいいのか、
演劇を指導する力が自分にあるのか、
演劇を志す若者のためにやれているか、
様々な迷いと、
苦労がある。
後継って難しい。
芸術文化協会の皆様に触れて、
改めて、
自分はなぜ演劇をしているのか、
考えることができました。




梶ヶ野亜生:ゴッタン先生甑島に行く

2012年03月09日 11時28分55秒 | エッセイ
 本日紹介しますのは、梶ヶ野亜生:ゴッタン先生甑島に行く。です。
 ゴッタンという民族楽器に惹かれて普及活動をされていることは、とても素晴らしいことと拝察しています。
以前から縁あって甑島にいかれているようですが、今回は梶ヶ野亜生のブログから引用いたしました。




スタジオ訪問:大久保重樹

2012年01月24日 07時12分18秒 | エッセイ
 本日紹介しますのは、ドラム奏者の大久保重樹の個人スタジオです。
 この日は昼間はレコーディングがあって夜間の編集作業中でした。スタッフの吉留さんと徹夜の作業だそうです。この業界はそういう夜間の作業が日常的で、でもとても快適な環境で仕事に没頭できそうです。
 まず200KGある防音ドアです。グレモン錠という音響スタジオ専用のドアと鍵です。
 そして機材のビンテージ物がでんと鎮座して、更に音響室と調整室の硝子の厚みが50ミリありこれは国内最大の船舶用の硝子です。
 あと壁は無響室仕様のサランネットで吸音していました。
 先日は長淵剛が来て東北チャリティ放送をこのスタジオから全国に発信したそうです。
 鹿児島の一角に小さな文化スポットがありました。
 Chimpanzee Studio
     〒891-0104 鹿児島市山田町125-9
        Phone&Fax: 099-265-2186
        営業時間: 不定休
             代表: 大久保重樹
             http://www.chimpanzeestudio.com/















国民文化祭開催準備:県文化協会理事&会員意見交換会:熊副・岩田

2012年01月19日 11時30分40秒 | エッセイ
 本日紹介します内容は、国民文化祭開催準備:県文化協会理事&会員意見交換会:熊副・岩田です。
 昨日は朝からTV・ラジオの報道で国民文化祭に関する内容が報道されていました。遅ればせながら県文化協会理事会ではで会員を交えて意見交換会を開催することとなりまして、活発な意見交換がなされました。
 掲載している画像は会議の模様と過去の国民文化祭の資料です。
 今後新年度に県主導で100人規模の準備委員会が設置されていきます。
 この中には議員、観光関係、製造業関係、など食文化、から焼酎文化までありとあらゆる文化が参入してきます。
 もちろん芸術の中核には美術・音楽・郷土芸能・伝統芸能・演劇など含まれます。
 さてその状況下で無視できない存在として県文化協会があるためには、最も重要な中身の討議が必要と思っていました。つまりこの国民文化祭で何をしたいのか?です。
 人類が2012年歴史を刻んできた中身がこの数年間でかつてないほどの大きな曲がり角を迎えようとしています。この重大な局面で30回という節目の4年後に鹿児島で開催する意味をもう一度考えたいのです。
 そこには文化の存在意義が絶対的な意味をもつと確信しているからです。
 更にその中で日本の占める位置はとても重要で、更に更に鹿児島に開催が回ってきたことは奇跡的な意味があるとさえ感じています。
 事の重大さを良く理解し、今後の人類のあるべき姿さえ考える機会にしたいです。
 県下の文化的重要人物が揃っている本会においては、その責務は国家的枠を超えるべき時節にあると思っています。
 いやこれからは地域が直接世界とつながる事になりつつあると。まさにそういう視点がこれからの視点でしょう。










鹿児島の宝:旧県立博物館:岩田壽秋

2011年12月26日 08時58分31秒 | エッセイ
 本日は隠れた鹿児島のお宝に目を向けてみます。
 画像は鹿児島市の照国神社前にあります旧県立博物館です。鹿児島市芸術文化協会とかごしまアートネットワークでは連名で保存活用に関する要望書を2005年に鹿児島県の文化財課に提出しています。
 先週その後の県の対応を確認したところ、現在は危険建築物ということで使用を禁止しているとのことでした。
 2005年以来ずっと予算要求はしてきていますが現在までのところ予算化はされていないとのことです。
 自分は1級建築士としまして若干の説明を申し上げれば、建築物として危険と判定されている理由は、石造建築だからです。
 本建築物の石造構造は現在の耐震性能からして十分な耐力を有する補強をしていないので危険と判断されるのです。
 石造建築とは一般的には石材を積み上げて壁を作り、屋根は木造で作っています。
 本建造物を使用に耐えるように補強するには、まず基礎を作りなおして免震構造とする必要があります。旧県庁舎の建物を移設して保存していますが、その際に芸文協で見学会を実施して、レールの上を建物が動いていくのを見せていただきました。
 更に石材同士を接着材の樹脂で固めることが必要です。それは大口の鶴田ダムの湖底の旧発電所遺構の補強工事で実施いたしました。特にこの工事は湖底の水位が毎年上昇し耐水性能も有する樹脂にて補強してあります。
 この2件の工事は二つとも自分が日建設計鹿児島支社に在籍中に実施設計と監理業務を請けた工事なので、よく熟知しています。
 そういうわけでこれらの耐震性能を補強する工事で億を超えるお金が必要ですので、そう簡単に工面ができないところと拝察いたします。
 文化財ですから国の補助金も出ますが半分は自治体の負担ですので、よっぽど何かほかの補助金と組み合わせなければ自治体の負担がとても大きいというのが現状です。

 ちなみに前庭は鹿児島市の公園化の管理する公園ですので、外観だけは自由に見ることができます。










国民文化祭誘致決定:熊副穣ブログより

2011年12月17日 10時41分05秒 | エッセイ
 国民文化祭が4年後に鹿児島県で開催されることが決まりました。これは鹿児島にとって大変なことです。3年前から鹿児島県文化協会が誘致を目指して運動をはじめたのですが県議団の活動もあり今回実現に至りました。今後、鹿児島県内の文化協会や文化団体は国民文化祭に向けて活動することになります。経済会やあらゆる分野が成功にむけて動きだします。鹿児島の文化力が試されます。頑張りましょう。アップ記事は南日本新聞12月15日の報道です。以上熊副穣氏のブログより。


鹿児島市の「春の新人賞」が決まりました

2011年12月15日 14時22分00秒 | エッセイ
鹿児島市の「春の新人賞」が決まりました。表彰式と祝賀会は24年2月1日に鹿児島市内のホテル「鹿児島東急イン」で開催されます。受賞者は1年以内に発表会を開催することになっています。12月9日には鹿児島市長・教育長を訪問しお祝いと激励を受け鹿児島の文化芸術について懇談しました。(新聞記事には表彰式は2月3日となっていますが、その後1日に変更になりました)以上、熊副穣氏のブログより。




鹿児島市芸術文化協会40周年記念事業

2011年11月25日 07時03分39秒 | エッセイ
 鹿児島市芸術文化協会は来年で40周年を迎えます。
過去40年間の歴史を顧みて記念祝賀会を計画しています。詳細な日程は計画中ですが、過去の会報を見ればその歴史の重さを感じます。
 また会報も新年号を編集中で今度でちょうど100号になります。
 他にイベントとして市民文化ホールで舞台部門のステージを計画しています。
 あと展示部では鹿児島市立美術館で記念展示会を計画しています。いずれも規模・出品者は現在計画中です。
 
 また現在の活動を考えると会員内部での相互の情報交換や交流はある程度実現していますが、会員から外に向かっては芸術家派遣プロジェクトや新人賞の表彰など行っていますが、一般市民からの意見・交流の場は全く皆無の状況です。
 
 芸術文化の主役は市民です。市民の関心なくしては芸術文化はありえません。
この観点から何らかの手法、窓口が無いか検討しています。
 何らかのお知恵をお持ちの方はこのブログに書き込み頂ければ幸いです。