2014年11月8日(土)
人生は思わぬところから思わぬ展開になるようです。
建築を30年やっていた私の頭の中に、人の不自由な身体をなんとか改善するお手伝いをしようなど考えてもみませんでした。
確かに建築をやっているころには、シックハウス(化学物質過敏症)を建築士の立場から住まい造りをどのようにすれば・・、改善できるかは考えましたが、人の身体そのものまで関わるとは思いもしませんでした。
それが、スタップサロン鍼灸院を開設してそろそろ半年が来ようとしています。
中国は上海に行った時、「腕が上がらない私の腕、なんとかなりませんか」と言われて、「やったことはありませんが、やってみましょうか」
と言うことで、私が持っていた器具をかざすとほどなくして、「あれ~~っ」と言われて腕が自由に動き出しました。
長年小指が曲ったまま動かなかった女性の小指がいとも簡単に動くようになったりした話を、スタップサロン鍼灸院の田中先生に話すと、
「ぜひとも私にそれを使わせてください」と言うことになり、最近先生はその新兵器を使って施術を行われています。
そして奇跡的なことも多々起きるので、「もっと症例を増やしたい」と言うことで、私の知り合いのデイサービスセンターへと行って、おじいちゃんおばあちゃん達に会ってみました。
その大勢の方達の中に、脳梗塞で左半身麻痺で車イスの女性の方が居られ、田中先生が丁寧に新兵器を操りながら施術を試みました。
結果、今まで自分の意思で動かなかった手が、5本の指が自分の意思で動き出しました。 感動でした。
長年動かなかった手が自由に動くことがあるその事実を目の当たりにすると、同じ思いで居られる方々には「希望を捨てないで!」とお伝えしたいですね。