2019年12月2日(月)
長老ヶ岳のコンターラインは、「鎌」の形になっています。
四天王寺で手を合わせて祈る先は、この鎌ヶ岳です。
四天王寺の設計の最大の意図は、鎌ヶ岳に人々が手を合わせて祈る配置でした。
又、 法隆寺五重塔の相輪には1.2mの4本の鎌が飾られていました。
そして法隆寺の八角堂の夢殿は、藤原鎌足公古廟から移し替えられた藤原鎌足の墓に手を合わせるようになっていました。
これら二つの寺院は、藤原鎌足を尊崇する設計となっています。
藤原鎌足は、「長老」であり、長老ヶ岳と鎌足の長男定恵と次男不比等の墓の三点は、正三角形の一部をなす36度54度90度の直角三角形を描きます。
そして移し替えられた藤原鎌足と定恵と不比等の三人の墓は、夜空に輝く夏の大三角形の角度の配置となっています。
これらのことが描ける配置を作るには、偶然ではありえず、時間をかけた大いなる強い意志が伝わってきます。