きれいなきれい〈田添公基・田添明美のブログ〉

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歩      田添明美

2021年03月21日 11時36分28秒 | 「いたずら」田添明美

(待った?
(それほどは
といってその人は歩きだした

春の曇天の空の下を
その人は
右肩をやゝ下げ
下駄の音をさせ
花びらのふりしきる
木々の間を
振り返ることもなく
しきりに空を見上げ
まぶしそうに
またたきながら
うつむいては
遠方を見やり
しゃがむように
草花に見入り
伸びるように
歩を進めた
触るように
進んでいくのだ
触るたび
揺れていた

(崖が続くね
落ちそうでふみとどまり
歩いていた

(君
 抜けられるか
(そう?

抜けようとしなくとも
抜けるのは
意外ととほくないかもしれないと
歩いていた


          R3.3.20


続・マクロ撮影練習

2021年03月21日 10時53分06秒 | 写真画像

AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G と Kenko AC CLOSE-UP No.5 の組み合わせで,

マクロ撮影の練習。上記のレンズを装着したニコンD5600を三脚で固定し,

アイパッドミニをNicon SnapBridhe のアプリで連携させて,大きな画面で

チェックしながらの撮影。シャッターもアイパッドで押しました。

ライトは昔購入した,虫メガネ付きリングライトからレンズと蓋を取り外したもの(^o^;)。

 

3つの対象を設定を変えながら撮影してみました。砂時計はシャッター速度を,

落ちる砂粒が判るように,1/2500にしました。

シャガは雨の中,雨粒をこぼさないように,庭で一輪だけ積んできました。

セミの抜け殻は去年の夏に拾ったのを,造花の束にくっつけていたものです。

抜け殻の眼にリングライトが写っているのは笑えました。

また肉眼では,前脚にこんなに土がついていることに気づきませんでした。

 

リングライトだけだと,今ひとつきれいな画面は得られないことが

よく分かりました。

 

何かテーマがあっての,マクロ撮影の組み写真が思い浮かぶといいなぁ。

 

 

 


流れる      田添明美

2021年03月20日 09時45分48秒 | 「いたずら」田添明美

抱(だ)く
抱(いだ)く
抱(かか)える

さらさら
水の流れるおとがする

なにもかもなつかしくおもえる頃
しが近い

だくことも
いだくことも
かかえることも送り申し、
ふっさりと睡る幸せ
放せば熱い
放てばさぶい
あの、岸辺に
(また、会いましょう
(待っているから
といったひとたちがいるだろう

包むということは
包まれるということだ
抱えたから抱えられ
抱えられたから抱えて
すべらかに
  ほら
もうじき

自由になる
なつかしく流れたのだ
滞らぬ
還らぬ
清冽な水が流れる
放たれた水が
穹から落ち
抱(いだ)くように
岸辺と岸辺
を結ぶ
虹が立つ


     H20.9.29


石神井公園-03/20

2021年03月20日 09時41分16秒 | 写真画像

今朝は曇り空。

石神井公園のボート池ではヤナギとユキヤナギの花が重なり合ってました。

三宝寺池の方のサクラ並木の場所には,お花見でシートを敷いたり,宴会は禁止の

立て看板がりました。マスクをして歩きながらのお花見はいいようです。

池のサクラも見頃です。明日は雨だけど,それも絵になりそう。

最後は我が家のハナモモ。

昨日,このハナモモの枝をとって,マクロ撮影した画像も添えます。

マクロ撮影は照明の工夫が必要ですね。左からのライトもあればよかった。

 

 

                            

 

 

                            

 

                     


ニコンのファインダー用のDR-6とDG-2

2021年03月19日 10時12分41秒 | 写真画像
NHKの植物写真家の特集番組で,こういうのがあるのを知って,
一眼レフのD5600のファインダーに装着する,ニコンの角窓用
変倍アングルファインダー DR-6とDG-2をヤフオクで落札しました。
 
DR-6の方は,ファインダーの画面が1倍と2倍の切り替えが出来て,
地面低くや見上げる撮影が楽になりました。
特に,画面が2倍になるところが気に入ってます。
その2倍時,天地はいいけど,少し左右の端がカットされますけどね。
 
ただ,この商品の到着時にはプリズムに白カビが生えていたので,
分解してレンズクリーナーで拭き取り,正常に戻しました。
レンズに比べると,構造が単純なので,分解は楽でした。
これは送料込みで6千円でしたが,カビがなければもっと高かったかも。
 
DG-2はファインダー画面の大きさはそのままで,中心部だけが
2倍になるので,撮影時にはそれを上に跳ね上げます。
ピント合わせや確認用ですね。
 
DR-6の2倍の大きさの画面を知ってしまうと,
これにはがっかり(−o−)。
こちらは送料込みで2千円だったので,まぁいいか……。
この撮影はアイパッドで。上がDR-6で下に置いてあるのがDG-2。
 
                    
 
それぞれ装着した時の見え方です。
              
               
 

あいさつ       田添明美

2021年03月18日 15時52分54秒 | 「いたずら」田添明美

向こうがわの 
対岸で手を振っている人がいる

こちらからも手を振る
あれは
亡くなった人だ

岸はふたつ
川はひとつ
で流れている

(また会えるだろう?
(会おうとすれば
声がぶつかる

ひとつ
ふたつ
みっつ
よっつ
と、

空のたかみに
ぶつかった声々が
昇っていく


         R3.3.18


春の中で      田添明美

2021年03月16日 09時25分32秒 | 「いたずら」田添明美

昨日、午後3時。
自室で(ああ、楽しい一生だった)と呟いた。
そんな事を考えた事がなかったので
驚いた。
死ぬのかと思った。

この「みそっかす」は、小学校低学年で読み
20才の時神田で見つけ、手に入れたもの。

この頃、過去の自分探しをしている。
犀星の娘、朝子。露伴の孫、玉も読んだ。

斎藤茂吉を読んでいない事に気付き
茂吉の歌集と、高校で読んだ北杜夫の「楡家の人びと」を注文した。
楽しみに待つ。

春の中で
舵を切る。

 

 


中里富士の朝登山

2021年03月15日 09時44分22秒 | 写真画像

今朝は6時半に,大泉八坂神社の中里富士の登山をしてきました。

ちゃんと1合目から頂上まで,休憩なしで一気に!

文政5年(1822年)の石碑などが随所にありました。

ジクザグの登山道の角ごとに1合目,2合目とあり,

すぐに頂上に。北側の見晴らしは……間近に住宅街。

頂上には「剣が峰」の石碑もあり,ちょっと笑った。

登るのはまだよかったが,降りる時,道がすごく狭いので

怖い思いをしました。何年かぶりの登山でした。