きれいなきれい〈田添公基・田添明美のブログ〉

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大家さんと僕(矢部太郎)/映画【人生フルーツ】          田添明美

2018年04月22日 15時34分08秒 | 「いたずら」田添明美

新刊本と著者の紹介をするTV「ゴロウ・デラックス」という番組を、毎週見ているのですが、取り上げられる本を買った事がありませんでした。

この本は、4月の初め、紹介された日に、発注しました。

著者は、芸人、初めて描いた漫画です。

 

1番気に入ったのは、ラストです。

6コマを書きます。

(じゃあまだ お二階に居てくださるのね)

(はい・・

 また来年も こうして一緒に 桜見たいですね)

(間)

(矢部さん)

(梅よ)

 

 

 

2年前から足の調子が悪いので、Jコムに加入している私は、1日1本の映画を横たわり見ては、忘却する前に題名を書き取り、面白かったものは、保護しました。

驚く事に、日本映画が殆ど残されません。

【人生フルーツ】は、ただ1作(これは、本当にいい作品だ)と思った実話です。

91才の元建築家の旦那さんと、87才の奥さんの、ユニークな日々が、描かれています。

 

ナレーターは、樹木希林。

記憶力ゼロの頭に残っている言葉、2つ。

(ゆっくり こつこつと)

 

食後無口な旦那さんが(おいしかった)と言う。

(一瞬の間)

(そうでしたか。

 そう言って頂けると本望ですわ)早口に奥さんが、きれいな言葉で応える。

 

この映画をボケるか、寝たきりになる前に、(一緒に見よう)と夫を3度誘いましたが、(嫌だ)ときっぱり3度拒否されました。

(死ね)と思う。

 

今年、2箇所に群生している鈴蘭が、きれいに咲きました。


(付記)6月8日

「大家さんと僕」は、「第22回手塚治虫文化賞」「短編賞」を受賞。

本職の漫画家以外の作画の作品受賞は、初。

第2期の続編は、「週間新潮」で新連載開始。