東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

「病機」「内湿」「内燥」等等〜前期末テストのための東洋医学概論のまとめ〜

2016-08-02 06:26:35 | 日記
「病機」
病の生長化収蔵の構造。病因、病位、病性の把握と臓腑・生理物質の相互関係から、その伝変と波及の法則性の理解が必要である。

「内湿」
痰湿が生じ、浮腫、下痢などの起こる病態。水液の過多や停滞が原因であり、長期化すると湿熱となる。

「内燥」
陰液不足で組織が潤いを失くし、皮膚、口、目の乾燥や乾いた咳嗽などが起こる病態。陰液の過度の流出や陰液の熱による損傷が原因。熱証の程度は強く無い。

「十二経脈病証」
十二経脈および関係する臓腑の機能が失調することにより生じる病証。

「是動病」
経絡走行上 の病。例えば、手の太陰肺経の是動病は、その経絡の走行上である、上肢前面外側の痛み、手掌の熱り等。

「所生病」
(経絡の経気の異常によって生じる)経絡に関連する病。例えば、手の太陰肺経の所生病は咳嗽、喘息、息切れ等。

以上、教科書である『新版 東洋医学概論』(医道の日本社)と東洋医学概論担当教員の解説によるまとめ。
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