東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

「難経六十八難」(増補📝)〜五行穴の分かりやすい?解説〜

2017-12-13 08:07:33 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
五行穴の主治について、「難経六十八難」がもっとも理解しやすく解説されている、と思える。

五行穴(井滎兪経合)の主治について、模試等で再々出題されている。覚えるべきは「井〜身下満、滎〜身熱、兪〜体重節痛、経〜喘咳寒熱、合〜逆気而泄」のみである、と思っていたのであるが、今回の校内実力試験を受けて、それだけでは不足というか、もう少し理解を深める必要性を感じた。具体的な問題は以下である。

問題49 次の症例で主訴を改善するために、五行穴を用いて施術する場合、適切なのはどれか。
「24歳の女性。主訴は上腹部の膨満感と張痛。曖気、悪心、食欲不振、便秘がみられる。」
1、厲兌
2、陥谷
3、隠白
4、内庭


この問題は簡単には、脾胃の、で、曖気、便秘から脾でなくて胃の経穴を選ぶもので、その時に「井滎兪経合」のどの五行穴を選ぶか、で、「井〜身下満、滎〜身熱、兪〜体重節痛、経〜喘咳寒熱、合〜逆気而泄」という主治から考えて、上腹部の膨満感ということから、胃経の井穴=厲兌を選ぶ、らしい。

それだけのことだが、丸暗記の苦手な自身には......で、再度教科書を見返して、それでもしっくりこないので、その原点?である「難経六十八難」にあたってみると、そこには、なんとも分かりやすい五行穴(井滎兪経合)の解説があった。

原点にあたった方が分かりやすい、のであれば解説書や教科書と学校での解説は何の為の、であるのか......と。
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